ドイツ語スラング 24 | Das Blog - ドイツ語翻訳&日独生活

ドイツ語スラング 24

47. Aquaholiker【アクアホーリケr】

 意外と多い、こんな方。
 ドイツだけじゃなく、日本でも多い。
 最近、という訳じゃないのだけども、暫く前から増えてきている人を指す。
 アルコール中毒ならAlkoholをベースに、Alkoholiker。
 仕事中毒ならWorkをベースにWorkaholiker。
 そしてAqua・・・つまり水。

 水中毒。
 
 お酒やジュースじゃなく、兎に角四六時中水を飲んでいる人。
 一日nリットル飲むと新陳代謝が・・・
 というスタイルは否定しないけども、それが行き過ぎるとAquaholiker。
 レストランでもどこへでも自前で「作った」水を持っていくとなおよし。
 自分で色々健康的な物、石、風水、ピラミッドパワー等を使っていると
 更にランクアップ。
 たまに水の素晴らしさを人に勧めまくるAquaholikerもいて、
 そこまでくるとただの厄介者。


例文:

A: Bernd ist ein echter Aquaholiker.
B: Ja, irgendwann wird er ertrinken.

(A:ベヤントは真の水中毒だわ。B:だな。いつか溺れるだろ・・・)

 適当にholikerとつけると、なんとなく中毒なんだなーという雰囲気は出せる。
 例えばVideoholikerとか、Musikoholikerとか。

 意味はわかるけど、ビデオとか音楽だったら正直なところ、 
 ~süchtigとかつけるのが妥当。


48. Klugscheißer【Kルーgシャイサー】

 インテリジェントという意味のklug。
 賢い。聡明。頭がよい。
 Scheißerは言わなくてもそろそろわかると思うけども、
 Scheiße、クソから来ている。
 オブラートに包まずに分かりやすく言えば「クソ野郎」。
 賢いクソ野郎という直訳でどういう意味になるかと言うと、
 知ったかぶり。

 人よりも自分の方が知っていると思い込み、それを隠すこと無く。
 全身全霊を持って人に知らせたがる人。
 知識をほらほら、と自慢げに説明。
 脈絡なく知っている雑学を大量に説く。
 最近有名になった日本語・・・というか名称では、
 「おしゃべりクソ野郎」が非常に近い。

 能ある鷹は爪を隠すと言うけども、
 隠さないとKlugscheißer。

例文:
 
A: Bernd ist so ein Klugscheißer. Er weiß einfach alles viel besser!
B: Lass ihn doch.

(A:ベヤントってマジ知ったか。あいつ何でも人より知ってるって。B:ほっとけよ)


類義語:

Schlauberger 【シュラウベrガー】
Besserwisser 【ベッサ-ヴィッサー】
Alleswisser 【アッレスヴィッサー】
Schlaumeier 【シュラウマイヤー】
Wichtigtuer 【ヴィchティgトゥーアー】

 等々。
 バンクーバーオリンピックで技名として使われそうな響きが多々。

 「三回転ルッツ、シュラウマイヤーで来ましたね」

 とか。
 
 「ベッサーヴィッサーの後、テンエイティ、
 アッレスヴィッサーのコンビネーションが出ました。
 この後シュラウベルガーがついていたら加点となったのですが・・・」

 等々の可能性は無限大。
 基本的にこれらの単語は全て皮肉として使われる。
 近年wikipediaの知名度とアクセスの簡単さのお影によって、
 知ったかぶりな人は結構バレる。
 海外関係だと間違った事が結構多いので注意。
 論文とかでWikipediaを使うと泣く事も多々。
 
 にわか知識を詰め込みすぎると、
 いざ知ったかぶりになろうとしても
 「ほら、あの、あれ・・・なんだっけ、あそこの・・・あいつ」
 とか訳がわからなくなる可能性もあり。
 知識の披露は適材適所。


ここのスラングを皆に話しまくって
レッツKlugscheißer!

Danke für eure Unterstützung!

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