お伊勢参りの街道を歩いてみると 鳳凰が飛んでいる!!! | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 大阪の玉造稲荷神社から伊勢神宮に通じる街道があります。江戸時代にお伊勢参りに使われた伊勢本街道です。今でも大晦日になると奈良から歩いて伊勢神宮の向かう人たちがいます。泊まりながらの旅で、徒歩で内宮まで着いたときの感動はひとしおでしょう。

 

 奈良県境から三重に入ると仁柿を通る街道に毎年、わらアートができます。新型コロナウイルスが流行したときにはアマビエが登場しました。今年は鳳凰です。空を圧倒するように飛んでいます。

 

 本街道からは少し離れて、茶倉駅に行きました。丘からの眺めはなかなかのものです。も色づいて紅葉真っ盛りです。

 

 烏岳も色づいて山肌がパッチワークとなりました。夕日に照らされると赤がより強くなります。

 

 茶倉駅の二階からはリバーサイド茶倉が見えます。バンガローで泊まることもできます。三本のケヤキの大樹が赤く色づき始めました。真っ赤になるともっと綺麗なのですが。川面は凪いで葉を落とした細枝が映っています。向こうの集落にはアメダスがあり、夏になると日本の最高気温をたたき出します。盆地ではないのですが、櫛田川が蛇行しておりまるで盆地のような地形になっていて夏は暑く冬は寒いです。

 

 稜線には富士見ヶ原があり、冬の風の強いよく晴れた夜明けには富士山を見ます。250km離れた富士山は雪をかぶり、意外に大きく見えます。

 

 茶倉駅は小さな駅なのですが、小高い丘にあり、朝になると一面が朝霧で覆われます。朝霧の高さによっては茶倉駅の下には朝霧ができると雲の上の道の駅になります。ここからは街灯が少ないので展望台からは星が美しく見えます。道の駅というと地元産のマルシェや食堂、温浴施設があり多くの人が訪れるのですが、ここはちょっとした地元の市場とカフェがあるだけ。その分、自然は雄大です。