テニスの練習で良く行われるのが「チャンピオンゲーム」です。
バドミントンや卓球でも行っているとお聞きします。
いわゆる「勝ち残り戦」ですね。
このチャンピオンゲーム、シングルスでもダブルスでもどちらでもできるのですが、シングルスでは1コートにつき多数いると効率よく回らなくなってしまいます。
チャレンジャー側の待ち時間が長くなり、手持ち無沙汰になってしまうのです。
そこでうちのチームでは、1人の「チャンピオン」に1人ずつチャレンジするのではなく、チャンピオン「グループ」にチャレンジする、という形式に変えます。
たとえば7人の場合、チャンピオン3名、チャレンジー4名というふうに分けた上で、次々と試合を行うのです。
チャンピオンがA、B、Cの3人、チャレンジーが(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)だとすると、
最初に「A vs (ア)」「B vs (イ)」「C vs (ウ)」となり、チャンピオンが一回りしたら「A vs (エ)」「B vs (ア)」「C vs (イ)」……というふうにズレながらローテーションしていくことになります。
その際「B vs (ア)」で、チャレンジャー(ア)が勝ったら、Bと(ア)が交替して、(ア)がチャンピオングループに、Bがチャレンジャーグループの最後尾にそれぞれ並ぶ、という感じです。
これだとかなり待ち時間の短縮になり、9人ぐらいまでならそれほど暇にならず進行できます。
大切なのは、チャンピオンとチャレンジャーで同じ顔合わせが繰り返しにならないように人数わけをすること。
9人なら4人・5人、8人なら3人・5人、7人なら3人・4人、という感じです。
ただ、6人のときだけ、上手くあてはまりません。
3人・3人で分けても2人・4人で分けても、同じ相手との対戦を繰り返すだけになるからです。
1人・5人では、普通のチャンピオンゲームと変わりませんしね(笑)。
この場合、3人・3人で分けておいて、チャンピオンは勝ったら連続2回まで戦って、2回連続で勝てたら次のチャンピオンと交代、というルールにすると、少しずつズレる可能性が出てきますし、これは8人などの偶数の時にも使えます。
また、サーブは必ずチャレンジャーが打つ、とか、チャンピオンがサーブなんだけど1本しかダメ、またスコアを必ずチャンピオンからの15-40でスタート、というふうなハンディキャップを付けると回転率が上がります。
ただ、1コートに10人以上の場合、シングルスでのチャンピオンゲームはそぐわない、と思ってください。
1ポイントで交代、というルールにしても、待ち時間が長くなってしまいますから。
うちのチームでは、このチャンピオンゲームを学年混ぜて行いますから、結構盛り上がります。
チャンピオンが1年生ばかりで、2年生が全員チャレンジャー側に行く、っていう下克上起こったり(笑)。
グループなどでチャンピオンゲームをするときなどに、ぜひお試しください。