このブログを閲覧してくださっている方から、メールなどでも質問をいただくことがあるのだ、というお話はしましたが、最近多いのは、練習内容や練習メニューなどについての質問です。
普段、どんなメニューをしているのか、と。
サークルでされている方や自分のお子さんがジュニアチームに入っていらっしゃる方などのようです。
まず、我がチーム、学校の環境から説明します。
新入部員の数は年によって異なります。
10人以上入ったかと思えば、次の年は5人とか(笑)。
平均するとだいたい5,6人になる、というところでしょうか。
ですので、4月~春季総体まではだいたい15人から多いときで20人未満。
3年生が引退すると、12、3人ぐらいになり、多いときでも15人未満、というぐあいです。
コートは2面。
男子テニス部が非常に人数が多いため、外部のコートを借りているため、普段は2面とも女子が使えます。
3年生がいる間は2面をフルに使いますが、3年生が引退すると1面でのメニューが多くなり、ラリーや試合形式のときには2面とも使う、というかんじ。
ですので、1コート十数名でメニューをこなすことが多くなります。
ただ、やはり1コート15人ぐらいになるとちょっと多いですね。
12,3人が限界のような気がします。
基本的に球出しは2列で入ります。
ですので、ボールかごが2つ。
大きなかごで、72個入りの段ボール1つ分が入りますから、最大で150球ぐらい。
実際には、使えないボールを捨てていると5,60球×2カゴというかんじです。
ただ、テニスクラブなどだと、コーチが1人しかおらず、球出しが1カ所ということが多いので大変かも知れませんが、僕の場合は1カ所から2方向に球出しをする、ということになります。
簡単なメニューであれば、生徒どうしで球出しをすることが多いです。
全員が一度に「練習プレイヤー」側に入ることはあまりありません。
練習プレイヤー側と球出し・球拾い側に分かれるのですが、これが難しい。
球出し・球拾いの時間が長いと気持ちがだらけてしまいますし、テニススクールなどだと「お金を払っているのに打つ回数が少ない」ということにもなりかねません。
本来は「お互い様」なのですがね(笑)。
素振りだけで金を取るような悪徳業者は、世の中にはわずかだと思いますし、やはりある程度、ボールに触れる練習をする必要があるでしょう。
練習プレイヤー側と球出し・球拾い側に分けるのに、メンバーを2等分する必要は全くありません。
うちは人数が少ないときは2つに分けますが、多いときには3つに分けます。
右列にAグループ、左列にBグループ、球出し・球拾いをCグループ、というふうに入り、それをローテーションしていきます。
球出しの球数そのものは同じでも、球拾いの時間が1/3になるだけで、すごく打っている気になれるのでおすすめです(笑)。
また、順番を決める方法もあります。
たとえばメンバーが13人だと、どうしても割れないですよね?
そのときには1~13までの順番を決め、
A列;1,2,3,4、
B列;5,6,7,8、
球出し・球拾い9,10,11,12,13、
というふうに入ります。
これをローテーションしていくのです。
つまり、2回目は、
A列;5,6,7,8
B列;9,10,11,12,
球出し・球拾い;13,1,2,3,4
となり、3回目は
A列;9,10,11,12
B列;13,1,2,3
球出し・球拾い;4,5,6,7,8
というふうに。
そうすると、13回目で、
A列;10,11,12,13
B列;1,2,3,4
球出し・球拾い;5,6,7,8,9
となり、これで一巡したことになるわけです。
これは、手出しの球出しなどで、1回のメニューが1,2分以内に終わり、次々とローテーションできるようなメニューの場合に適しています。
また、上のような場合、13人中8人が常に打っていることになりますから、1人1人が打つ順番も8/13でやってくることになり、これも約2/3になりますから、結構打てている感覚になります。
打つ人数が多くなればなるほど1回にかかる時間が長くなり、逆に少なければ次々と回る反面、打つ「回数」は少なくなる、ということになるので、チームの雰囲気を見ながら決めると良いと思います。
【次回へ続く】