毎年、京都の北野天満宮にお参りし、その年の3年生のために、合格お守りをもらってくるようになったのは、以前、バスケットボール部の顧問をやっていたときからの習慣です。
バスケットボールなど、体育の授業でしかやったことのなかった僕に、まともな指導ができるはずもなく。
でも、熱心な彼女たちをどうしても勝たせてあげたくて、練習はかなりやっていました。
にもかかわらず、負けばかりが続いたのは、確実に監督である僕のせいでした(笑)。
3年生になって引退し、これまで部活動で勉強時間を削るだけ削り、それなのに勝たせてあげられなかった罪滅ぼしから、お守りを買うようになったのです。
それからかれこれ、何年になることやら(笑)。
多いときには、3年生だけで10人以上になる学年もありますから、京都まで行って、しかもお守りを手に入れるとなると、かなりの出費なのですが……(笑)。
で、いつも、それと一緒に必勝祈願をすることが多くなるのです。
夏の大会に向けて、良い時期でもありますしね。
で、今年も、先日の必勝祈願東京ツアーに続いて、行って参りました。
ただ、天気の良い京都は、かなり久しぶり。
京都駅に降り立ったとたん……暑い!!!!!(笑)。
さすが京都、むせ返るような湿度。
駅構内から一歩でも外に出ると、ホント耐えられません。
日差しを避けるように、駅前のバス乗り場に急ぎます。
まずは「B2」バス停から、101系統のバスに乗り、千本今出川まで。
そこから徒歩で500mほど戻り、智恵光院通というところを北に入ったところになるのが「首途八幡宮」です。
時間が合えば、203系統というやつで「今出川大宮」や「今出川浄福寺」というところで降りた方が距離的には近いですね。
ここは、源義経がはじめて奥州に旅立つときに祈願に訪れた、とされる場所です。
そこで旅立ちや旅行安全の神様として信仰を集めているらしく、と同時に、その後、奥州から戻った源義経が活躍したことから、戦勝祈願としての御利益もある、とのことでした。
今回は、後にも出てくる源義経と絡む場所、ということで寄らせていただきました。
非常にこぢんまりとした神社なのですが、なんというか……独特の雰囲気があるというか。
境内がそれほどひらけていなかったのも、そう感じる原因かも知れませんが。
参道の上にはトンボが飛んでおりまして。
トンボは古来より「勝ち虫」と呼ばれ、後退をして飛ばない習性から、戦国時代にも鎧兜の図柄として好んで使われていました。
これは縁起が良い!!! と、勝手に解釈(笑)。
気分を良くして、バスに乗り直します。
近くの「今出川浄福寺」から、203系統に乗って、北野天満宮まではすぐです。
北野天満宮は、毎年毎年来ているのですが、これだけ日差しの強いときに来たのははじめてです。
暑いのなんのって(笑)。
一の鳥居から本殿までが非常に長いので、このときすでに汗だくになってしまいました。
まあ、いつ来ても修学旅行生が多いですな。
さすがに午前中だったので、全体的に人は少なかったですが、行ったことのある方はお分かりだと思いますが、本殿に行く前に、自販機とかが置いてある休憩所のようなところがあるのですが、そこはもう、満杯(笑)。
本当はそこで一休みするつもりだったのですが、その人混みに行くとなおさら暑いだろう、って思えるほどでした(笑)。
汗だくのカラダを休めるまもなく、本殿にお参りをして、無事、合格守も手に入れることができました。
【次回へ続く】