参考「文献」とは違うのですが、部活動指導をする者として、ご紹介したい映画が1つ。
 
「コーチ・カーター」です。
 
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 アメリカで起こった実話を基にしたお話。
 
 カルフォルニア州のリッチモンド高校。
 
 昨年4勝しかできなかったバスケットボールチームに、コーチが就任します。
 
 彼の名前は、ケン・カーター。
 
 リッチモンド高校の卒業生で、高校時代の得点、アシストなどの記録を持ち、全米代表の経歴も持つケン・カーターは、就任早々、選手たちに「契約書」を渡し、本人そして保護者の署名を求めます。
 
「成績は平均2.3以上をとる」
「授業を欠席しない」
「試合の際にはネクタイを着用して会場に来る」
 
 とうていバスケットボールとは関係ないような内容に戸惑う選手たち。
 
 一部の有力選手はそれを不服としてチームを去ってしまいますが、カーターは気にしません。
 
 厳しい練習に反発しながらも、勝利を重ねていくうちにチームとしてまとまっていく選手たち。
 
 一方、選手たちにしっかりと学業をさせたいカーターと、選手たちにはバスケだけをさせておけば良いと思っている学校や保護者との間には埋められない隔たりが。
 
 さらに勝利を重ねていくにつれて、選手たち自身も自分たちを律せられなくなっていき。。。
 
 という話。
 
 WOWOWで見て、感動し、さっそくアマゾンでDVDを勝ってしまいました(笑)
 
 これが実話、っていうのがおもしろいですね。
 
 B級映画だったら、勉強をさせたいorバスケ部を潰したい学校側 対 破天荒なバスケットコーチ、みたいな構図にするんでしょうが(笑)。
 
 主人公とかに、
 
「コートには、学校なんかじゃ教えてくれないことがある!」
 
 とかなんとか叫ばせちゃったりしてね(笑)。
 
 もしくは、チームが連戦連勝して、優勝するところで終わったり、とか。
 
 どちらでもないのが良い
 
 元バスケ部の監督をしていた僕としては、リッチモンド高がやっていた数々のフォーメーションがどんなものなのかも知りたいところです(笑)。
 
 部活動の指導者が、みんな、カーターのような考えを持っていたら、日本の高校部活動はすごく良いものになるんじゃないかなぁ。
 
 今度、うちのクラスや部活の生徒には見せようと思うんですが、それよりもぜひ、保護者にも、そして部活動の指導者にも見てほしい。
 
 まあ、ただ、僕にはカーターの真似はできませんよ?
 
 カーターみたいに「チームを常勝チームに作り替える」っていうことができるから、説得力があるのであって(笑)。
 
 僕なんかがやったら、ただの負け惜しみですからね。。。
 
 ただ、僕が普段から生徒たちに言っていることと共通点がある映画なので、見せやすいですが、そうでない部顧問や保護者の方はご注意ください。
 
 これが普段、部活動や課外活動を優先させて学業をないがしろにさせている顧問や保護者だったら、全く説得力ありませんから(笑)。
 
 こういうスポーツ映画もいいなぁ、って思える映画でした。