うーん。
 
 もう寝ようかと思っていたので、さんざん、迷ったんですが。。。。なんか気持ち悪いので、書いてしまいますね。
 
 まーーーーた、Yahoo!知恵袋のことです(笑)。
 
 もう、ほんとに、何度もすみません。
 
 面目ない。
 
 これもまた、科学的な間違いについて。
 
 今回の質問は「ストリングスの打感の劣化について教えてください」
 
 
 内容としては、
 
7週間前に張ったストリングスが、明らかに弾力性がなくなって、ボールが重くなった。
 
ナイロンやポリの劣化について教えて欲しい」
 
 というものでした。
 
 これまた、BA(ベストアンサー)に選ばれたのは、Tさんの回答。
 
 その回答としては、ストリングスを張った時期を逆算し、
 
「ストリングが伸びて弾きが悪くなったのにプラスして、気温低下でボールの飛びが悪くなったので、ハッキリした変化として感じられたのだと推測される」
 
 というものでした。
 
 これにまた、例の人からの追加コメントが(笑)。
 
「外気温が低くても、テニスボールは数回打つと断熱圧縮でボール内の温度は上がります」
 
 というものでした。
 
 さあ、もう、物理と化学を高校の時にがっつり勉強した方は、何がおかしいか分かりますよね(笑)。
 
「断熱圧縮」とは、外部との熱の出し入れ無しに気体を圧縮することを言い、このとき、気体の温度が上昇するんです。
 
 これそのものは、物理の熱力学で良く習います。
 
 ただ、ボールは、圧縮した後、反発で膨張するんですよ?(笑)
 
 実験でピストンを押し続けるのとはわけがちがうんだから。
 
 しかも、断熱圧縮が「理論上の話」であることは、物理をちゃんと習っている人なら誰もが知っている。
 
 なぜなら、テニスのボールのゴム素材が熱を吸収するわけで、その時点で「断熱」ではないんです。
 
 世間一般に言う「断熱」は、「外部との熱のやりとりがない」っていう程度にしか使いませんから、完全にそれと勘違いしている。
 
「断熱圧縮」って用語を使わずに「ボールを打ち続けると、ボールの温度は上がるものだ」ってシンプルに言えば、いろんな要因を含んだ説明になるから「間違い」じゃなくなるのに(笑)。
 
「断熱圧縮」っていう、言葉を使ってしまったせいで、かえって、自分の物理学を知らないことを暴露してしまっているっていう(笑)。
 
 ネットか何かで、そういう言葉を知ったのでしょうが、どうしてちゃんと勉強せずに使っちゃったんでしょうか。。。。。。
 
 さ、僕も間違えるの怖いから、一度、熱力学勉強しよっかな。
 
 まずは、ボイルシャルルの法則、覚え直さなきゃ。
 
 でも、物理嫌いなんだよなぁ(笑)。