まず、以前から、Yahoo!知恵袋内でちょっとしたいざこざが続いているようだ、というお話をさせていただいておりました。
実は僕もそれにちょっと巻き込まれた、というか火の粉が降りかかってきてしまったことがあるんですが(笑)。
で、火の粉を振り払うついでに、気になって、過去の質問・回答をいろいろ調べてみると、出るわ出るわ、笑ってしまうような間違いが(笑)。
これも何度も言いますが「テニス理論」そのものは十人十色ですので、現象に対する視点の置き方や表現の仕方によって、人それぞれ。
もちろん、それにも大きな間違いが潜んでいて、「体感」と「現象」とのギャップを埋められない人は確かにいるんですが、それはもうしょうがない。
ただ、ラケットやガットの性質については、材料工学や物理学が現に存在しているので明らかな「間違い」がわかりやすいんです。
実は、こんな質問がありました。
「ウイルソンSix.One BLX 95 (US spec)について教えてください」。
およその内容は、
「あるラケットを購入しようと思っているのだが、今使っているラケットのスウィングウェイトに近づけるために、鉛テープの重りをつければいいのだろうか」
というもの。
その回答でBA(ベストアンサー)に選ばれたのは、Tさんの回答でした。
およその内容は、
・スウィングウェイトには、もともとどのラケットにもある程度ばらつきがあること・スウィングウェイトに鉛をつけて同じにするのはなかなか難しいこと・取り回し重量(つまり振ったときに感じる「重さ」)は、スウィングウェイトを選択の根拠に選ぶべきであること
などです。
実際にはもっと詳しく説明されているんですが、今回関係する部分はこれだけ。
さあ、ここで、問題発生です。
この回答がされたのは2011年9月28日。
その1年3ヶ月以上も後になって、「追加コメント」なるものがされてしまいます。
その内容は、
「スイングウエイトというスペックは、重さとバランスで十分に代用できます」「(前略)スイングウエイトは、今現在もバランス値と同義ですので、無用な知識を広めている印象」
というもの。
これを読んで、リアルでびっくり(笑)。
今時、こんなことを言ってる人がいるのか、と。
はっきり言います。
全くの間違いです。
これはひどすぎる。
ここで「スウィング・ウェイト」を知らない方に説明をする必要がありますので、次回。
【次回へ続く】