それでは、ストレート・ラリーでの味方後衛のポジショニングも含めて、考えていきます。
まずは、相手ボールがコーナーからの場合。
まず、味方前衛Ａの立ち位置は前回に紹介したとおり、「エンドラインからコート1/3分内側のサイドライン上」とボールとを結んだ仮想ラインに、ぎりぎり1歩で届くところ、に立ちます。
味方後衛ａは、それによって生じたオープンスペースを守るため、その中央ライン上にポジショニングすることになります。
このとき、以前にお知らせしたクロス・ラリーとは少し違うことがあります。
それは相手前衛Ｂが邪魔になって生じる「実質的なデッドゾーン」がないことです。
これがストレート・ラリーの特徴でもあります。
パートナーである相手前衛Ｂが的確なポジションを取っていれば、相手後衛ｂが視界に入って邪魔になる、ということがありません。
そのせいで、戦術が分かってないプレイヤーは、安易にサイド・チェンジをしてしまうんですが。。。詳細は後日。
実は「実質的なデッドゾーン」そのものは、別のところに生じてくるんですが、それは次回から、ということになります。
ストレート・ラリーの場合には、そこがわかりやすいところでもあり、また難しいところでもあるわけです。
今後、実は、味方後衛aのポジショニングは、ホントにビミョーな移動になりますので、今回のこの場所をしっかりと覚えておいてください。