これまでの後衛、前衛の動きをまとめると、下のようになります。
相手後衛がサイドからセンターに移動するにしたがって、前衛も後衛も、サイドからセンターに移動していることが分かっていただけるでしょうか？
特に味方後衛は、相手後衛と点対称の動きになることが大切です。
初心者は、これができない。
相手が右に動くと、自分もそれに合わせて右に動いてしまったり、
「後衛は後ろを守る」
と思ってしまうので、むやみにセンターに寄ってしまったり。
ダブルスで大切なのは「左右の分担」と「どこを捨てるか」。
デッドゾーンとオープンスペースの見極めが非常に大切です。
コートを俯瞰（ふかん）で見るクセがつくのがベストですが、プレー中にはなかなか難しいですから、これは慣れるしかありません。
そして何より重要なのはパートナーとの信頼関係と戦術論の共有。
これがあるからこそ「捨てる」ことができますから。
どんなに上手いパートナーでも、どれだけの範囲をどれだけの確率で見逃すのかが分からないと、「捨てる」ことができなくなります。
みなさんのパートナーはどうですか？
そしてあなたの「捨てる」感覚を、パートナーに理解してもらっていますか？
もう一度、お互いの「捨てる」範囲を確認してみましょう。