僕は、本が好きでよく読んでいます。
ジャンルはさまざま。
生物の本は、教材としてよく読むし、スポーツの本も好き。
野球の野村監督の本なんかは、結構持っています。
技術本や教則本も入れれば、かなりの量になる。
スポーツ選手の活躍への軌跡を追った本も好き。
歴史や絵画の本も好きです。
最近凝っているのは、日本の古代史と西洋絵画(笑)
全く共通点のないのが、人間的な適当さを象徴してるでしょ。
小説も読みます。
なかなか読まないのはいわゆる「ビジネス書」や「自己啓発本」と呼ばれるジャンルのもの。
今まで読んだものだと「夢をかなえるゾウ」ぐらいかなぁ。
あれも、大ベストセラーになったから読んでみた、ってかんじ。
松下幸之助の言葉よりも、野村監督のぼやきの方が心に響いたり、本田宗一郎の生き様よりも、カエサルの生き様に心を熱くしたりするんだから、もうこれはしょうがない(笑)。
本を読んで「いい本」として判断する基準は人それぞれ。
Amazonなどのレビューを読んでいるだけで結構面白い。
辛辣なモノから宣伝まがいの大絶賛まで、さまざまな書評が並んでいます。
僕の場合は、
1.作者(または主人公)に対して「そうだよねぇ、うんうん」と、自分の気持ちや思いを反映させられる「共感」。
2.作者(または主人公)に、「なるほどぉ。そうかぁ」と新しい考えや生き様を教えられる「新発見」。
いわゆる「目から鱗」状態ですよね。
この2つの「バランス」です。
1「共感」ばかりの本は、下手をすると、
「そんなこと、もう分かってるよ」
というマンネリな内容に感じてしまうことになる。
同じ著者の本をずっと買っていると、良くあること。
2「新発見」は、ある意味、自分が考えたこともないことを言われるわけだから、そればっかりだと、
「うそぉ、そんなことあるかなぁ」
と懐疑的なままで終わってしまう。
作者が言っていることの中に、何個かでも、
「そうそう、そうなんだよなぁ」
っていう共感があるからこそ、その人が今まで自分が考えてもいなかったことを言っても、
「ああ、この人の言うことなら間違いないかもなぁ」
って「新鮮に」感じるわけです。
逆に、書いてあること全てを「新発見」として受け入れているんでは、頭がパンクしてしまう。
必ず「今までの自分の考え方」との整合性をさぐりながら、判断しないと。
よくレビューなどで、
「何もかもが新鮮で、人生の考え方が180度変わりました!」
みたいなのがあるけれど、僕には絶対ありえない(笑)
少なくとも、僕の場合は、この2つの要素のバランスで、本の評価が変わります。
納得できる「共感」も多く、でも「新発見」も欲しい、っていうただのワガママですが(笑)
以前紹介した「テクニカル・テニス」は、まさにこのバランスが良かった。
「スマッシュ」は、どちらかと言えば1「共感」のほうが多くて、2「新発見」は少ないけれど、生徒に見せるときにはちょうどいい。
「ほら、俺が言ってたのと同じこと、プロのコーチでも言ってるやろ?」
って自慢できるから(笑)
また、本屋行ってこようかなぁ。