1999年1月7日。その日を入れないで8日を翌日扱いにすると、大切な彼女をなくしてちょうど1万日。そして1万日目の2026年5月25日は僕の誕生日。生と死が交差する不思議な日だ。


彼女はメンタルの病を抱えていた。でも、いつも僕がそばにいた。勇気づけることもなく、ただただ傍にいた。彼女はそんな僕に感づかれないようにしていたことがある。(以降は彼女の親友から聞いた話)


職場でのイジメだ。メンタル弱い人間が堪えるイジメ。それは無視だ。彼女は陰湿な無視で心を蝕まれていた。彼女はそれを僕に打ち明けることはなかった。


1月6日。。その日僕は正月明け出勤で、彼女は休み。同棲していた彼女は、ジュース飲みたいけどお金切らしてて…銀行行くの面倒だからお金貸してと僕に言った。


仕方ないなと笑いながら小銭がなかったので5000円を渡した。一緒に暮らしてるし、何かの時に使えばいいと思って、、、

【お釣りは返さなくていいよ】

そう言って出勤した。



それが彼女との今生の別れになると知らずに。。


帰宅すると彼女がいない。

何処かに行く時はいつもメモを置いていくのに。彼女の携帯に電話しても出ない。実家に電話してもいない。凄く嫌な予感がした。


彼女の好きなお店を片っ端から当たった。でもいない。


夜10時。両親と警察に届けを出す。アパートには【君の実家に行ってる】とメモを置いて外を出る。


眠れないまま朝を迎える。


朝7時。携帯に知らない市外局番から電話がなる。


○○警察です。○○さんですか?

はい…。

○○さんとはお知り合いですか?

彼女です…。

落ち着いて聞いてください。

はい…

○○さんですが、○○で、、ご遺体で見つかりまして…。


気を失いかけた。。


彼女の両親と○○警察へ。。


彼女だった…。。。。


全身を殴られたようによろけて…泣きつく。。


警察から…【農薬を飲んだようです…】とレシートを提示された。


僕が…僕が渡した5000円だ…。


そして、遺書には【楽になりたかったの…。ごめんなさい。貴方は凄く優しくて、幸せだった。貴方は自分を責めるよね。でも、貴方がわるいんじゃないよ。それだけは本当よ。貴方は私といるより幸せな未来がきっとあるから、約束して。追いかけてこないで】


【お釣りは返さなくていいよ】が【ちゃんと返してな(笑)】だったらどうだったんだろう?

もっと彼女の内面を探るくらい気にかけていれば良かったのか?


快海しても彼女は生き返らない。


それから、彼女の両親は言わなかったが、お通夜に彼女の親族から【寺の一族なのに○殺されるなんて】という言葉を投げられた。


悲しくて悲しくてずっと泣いていた。四十九日、一周忌、そのたび酷い言葉を投げられた。


やがて、僕は泣きすぎて泣きすぎて泣きすぎて、ついに涙の枯れた鬼になった。それも感情を持たない不気味な鬼だ。笑いもしない、怒りもしない不気味な鬼だ。本当は彼女との思いが溢れないように押し付けていただけなんだ。

(今でも、彼女への想いは薄れない。生涯独身を貫くつもりだ。)



それから7年。ある女性ミュージシャンМと出会う。クソミソにいわれながら生きてきた人だ。


歌に魂がこもっている。なんて歌い方するんだ…。


Мとはブログで繋がり、以降何度もライブに通うようになり、毎回声をかけられるようになる。いつしか帰る電車が一緒なので2人きりで話す機会が増えた。


ある夜、Мが言った。

【何があったの?】

Мは僕に陰があることに気付いていたんだ。


ジャズミュージシャンは特に人の感情や内面を敏感に感じるときいたことがある。


僕は彼女とのことを話した。


あれから7年、ずっと自分を責めている。本当は死にたいと。いや、土手から…車ごと落ちたこともある。でも死ねなかった。


それを聞いたМは、、泣きながら


【貴方のせいじゃないよ】

【今も自分を責めているなら、7年頑張ったよ。だから、もう許してあげて自分のこと】


そう言ってくれた。


その時だ。枯れたはずの涙がダムの堰をきったように溢れだした。


わかってくれた。わかってくれる人がようやく現れた。そんな想いが爆発したように涙となって流れた。


Мとはあれから20年あまりの付き合いだ。

あれから僕に何か起きると何かを感じたかの様に突然連絡してくれる不思議な人。


そんなМに対して、素人なりに音楽を作って感謝をしたい。歌が下手だし、楽器はオカリナしか吹けない。

彼女の逝った場所に時々行って、オカリナで彼女の好きだった【ふるさと】を吹けば現れるかもと無茶な思いもしたけど、やっぱり現れなくて…2年で止めた。


脱線したけど、Мに対して送りたい歌として出来たのが【涙の川、もう一度】


本当は、それを以て投稿は止めるつもりだった。でも、僕の歌に共感してくれる人がいる。DMをくれる人もいる。みんな各々が各々に抱えていることがあると感じた。


1人でも、1音でも、1文でも共感、感動してくれる人がいるなら、歌を作り続けよう。


それが【だるまちゅんプロジェクト】の始動理由だ。


そして、先述したとおり間もなく5月25日は彼女を亡くして1万日であり僕の誕生日。

彼女が亡くなった深夜1時に【一万日目のレクイエム】を捧げ、新しい一万日目に歩み始めます。


21時にずっと聴いてくださった皆様に【感謝状】という曲を捧げ【だるまちゅんプロジェクト第1章】の閉幕となります。


まとまりのない文章ではありますが、僕が命をテーマに、崩壊→再生の歌を作る理由をご説明させていただきました。


まずは【だるまちゅんプロジェクト第1章】閉幕へと向けて鋭意作成中です。宜しくお願い致します。


https://youtu.be/_CCkUTDhIiE?si=jrfFanxNPhFjPFCR