本因坊戦第7局
黒:山下敬吾9段 白:井山裕太9段
255手完 白7.5目勝ち。
白152の段階で既に、白勝ちは動かない。
井山君は、間違いなく、碁聖のタイトルも奪取する。
贔屓目ではなく、現在の井山君に番碁で勝てる棋士は日本にはいない。
七大タイトルを全て取っても不思議ではない。
それよりは、世界戦で結果を出して欲しい。
日本の棋聖、名人、本因坊とかいったって、中国、韓国に敵わない。
日本の、たとえば、名人の価値が落ちている。以前と比べて、はっきり、落ちている。
日本棋院がどう取りつくろうと、囲碁ファンは(中韓の強さを知る囲碁ファンは特に)、はっきり、理解している。日本のタイトルを取っても、それは所詮、日本国内でしか通用しない。その先には、中韓がある。そのことを知っている。
ならば、日本の棋士はどうすべきか?本因坊になろうと、棋聖になろうと、そこで満足してはなるまい。
世界戦で結果を出さねばいけない。例えば、日本の名人が世界の名人であることを、結果で示さねばいけない。
そのためには、世界戦は持ち時間が短いとか言い訳をしてはいけない。絶対にいけない。
さらに、中韓では、例えば、対井山対策の研究を強い棋士たちが集まってやっている。そのような努力を日本の棋士は協力して行っているか?例えば、セドル対策を、張栩さんと井山さん等々が集まって徹底的にやっているのか?そこまで、やらなければ、中韓に勝ったり、世界戦で絶えず、優勝に絡むことを期待することはできない。
大体、日本棋院が率先して、そういう企画を作成し、資金援助しなければいけない。
中韓はそこまでやっている。日本はやらない。なら、世界戦で負けるのは当然だ。
日本のタイトルをいくら取ろうと、世界戦1回戦で負けるのが現実である今の日本碁界。
それでは、囲碁ファンが減っていくのは火を見るより明らか。ならば、世界戦で勝たねばいけない。今の日本碁界は中韓の特に若手棋士に馬鹿にされている。当然だ。日本は今、中韓相手に勝てないのだから。
国内のタイトル戦も大事だろう。しかしながら、もっと長いスパンで日本碁界の将来を展望した場合、最高の結果は世界戦で対等以上に戦えることを示す、最低限、そのための努力を組織的に実施する。これが急務であると私は思う。