夜中

22時半


久しぶりに

文章を書く気になれた


それは素敵な言葉を

もらったんだ


残念なことに

僕は今まで

両親から僕への呪縛


「いや違う」


という否定の言葉を

投げかけられ続け


反抗心で


「いや違う、それは。。」


と子供のような反応で

言い返し続けてきた


そして両親と似たような対応をする人にも

そのような対応をしてきた


子供っぽかった

いや

今も子供だ


逆に

楽しいことは

極端に反応し

すごい他の人には

小さい楽しみのことですら

僕にはとても大きいことのように

感じてしまう習性があった


それは否定されることが

人生で多すぎて

否定されないことには

すぐ感動してしまうからだ


ぼくは簡単にすぐ喜ぶ子供のようだ


それに悩んでいた


子供の部分がなくならず

子供の部分が大きすぎて

大人の部分があまりみえない

それに悩んでいた




「深夜さんは

 子供の部分も残しておいてください」


そう声をかけられて僕は

立ち止まってしまった




「年輪のように

 子供の部分も

 大人の部分も

 残しておいてください」


僕は立ち止まって

目から涙が出てしまっていた


嬉しかった


子供のように多くの涙を

大人のように静かに

流せた気がする


こう話してもらった直後に

お手洗いに行って鏡で見た僕も

落ち着いた顔に久しぶりに見えたけど

あの時より

この窓に映る僕は更に

落ち着いた顔をしている

そんなふうに見えた


今夜はゆったり

雨の降る外を

もう少し眺めてみることにした