【Last Spring】きっかけ
「愛美!愛美ってば!」
「ふえっ?!何?」
「何ぼぉっとしてんの?行くよ?」
「ちょっ、ちょっと待ってよ!」
いつもの溜まり場で、いつもつるんでる友達と仲良く話をしていたはずだった。
ここ最近同じ日々の繰り返しに飽き飽きしてるのと、仕事に疲れてたのが祟って一人物思いに更けていたんだろう。
友達全員が『撤収!』とゆう話になったみたいだった。
「じゃぁゆっくり休みなよ!」
別れの言葉を思い思いに告げ、自分の車に乗り込む。
自宅へ帰るいつもと同じ道。
その道にすら軽く嫌気がさしてきているぐらい、毎日がつまらない。
自宅に着いたのは午前2時を回っていた。
実家暮らしの私の家の玄関は、外灯だけ着いて静まり返っている。
がちゃがちゃと自分が玄関の鍵を開ける音だけが響いていた。
今日も朝から仕事。
フリーターの私は仕事と言いながらもただのバイトなんだけど。
自宅へ入り、自分で開けた玄関をもう一度自分の力で鍵を閉めた。
外灯も消す。
真っ暗の中、階段の電気のスイッチを探す。
自室は2階なのだ。
スイッチを見つけると、暗闇に慣れていた目が慣れない光に対して抵抗する。
こんな些細なことにすら嫌気がさしてきている自分…
どうかしてるな…
夜中だとゆうのにドタドタと階段をかけ登り、部屋の電気を点ける。
一番居心地のいい場所。
大好きなアーティストのポスターが部屋一面に飾られている、自分の、自分だけの場所。
定位置はベッド。
部屋着に着替えたらすぐに定位置。
リモコンなどは全部枕元。
夜中だとゆうことを忘れ、すぐにテレビを点けた。
若手芸人が面白くもない漫才を繰り広げている。
いくらお笑い好きな私でも、つまらない漫才など興味もない。
テレビは点けたまま、私は眠りにつこうとしていた。
そんな時だった。
「誰だよ…もう夜中の2時だぞ…」
充電することを忘れて鞄の中で携帯が唸りを上げていた。
誰からかのメール着信音だった。
寝転んだばかりの体を嫌々ながら起こす。
鞄を探る。
典型的なB型の私は、鞄の中なんてごちゃごちゃしている。
携帯にはじゃらじゃらとストラップがくっついているから鍵とかに絡まって中々出てきてくれない。
やっとの思いで携帯を手に取った頃には着信音は止んで、静かな携帯に戻っていた。
仕方なく携帯を開き、新着メールを見る。
【紘子】
送り主はさっきまで一緒に喋っていた友達の紘子だった。
私の友達の中で、一番男気があり、誰よりもサバサバしてる奴からのメールに少し戸惑いを覚えた。
『疲れてるみたいだったけど大丈夫だった?』
さっきの私の態度に心配してメールをくれたみたいだった。
『疲れてて瘀あとは最近毎日がつまんないなぁって思ってさ絁』
それだけ打って送信した。
そのまま充電器を突っ込み、携帯を放り投げてまた眠りにつこうとした。
耳元で再度けたたましく携帯が鳴り響く。
イライラしながら携帯を開くと、また紘子からだった。
『そんな毎日つまんないならさ、このサイトやってみなよ筠案外面白いかもしんないよ蠐』
その文末にはURLが添付されていた。
よくわからなかったけど、とりあえずアクセスしてみる。
【星屑の海】
トップ画面には綺麗に加工された画像にそのような文字が記されていた。
【ここで友達を探しちゃおう☆】
あぁ…俗にゆう【出会い系サイト】ってやつね。
しかも無料。
軽く紘子の私生活が見えた気がした。
彼氏が絶えないなって思ったらこうゆうことだったらしい。
まぁ暇潰しにはなるかな、無料だし。
そんな安易な考えで私は投稿することにした。
でも何書けばいいかわからない。
そのサイトをブックマークして、一旦閉じた。
そしてメール画面を開き、紘子にメールした。
『暇潰しに使ってみるよ筠でも何書いたらいいかわかんないんだけど瘀』
送信して、またさっきのサイトを開く。
見るだけなら登録必要ないみたいだし、メールが返ってくるとも限らないから暇潰しに見てみることにした。
【ケン 21 ♂】
〇〇に住んでるケンです荑
友達になれる子募集絓
近くに住んでたら会って遊ぶのもアリだね瓚
何で上目線なんだよ!って思いながらスクロールしていく。
【コウタ 30 ♂】
今から会ってエッチなことしませんか?
絶対イカせる自信あります!
一緒に気持ちよくなりましょう瑫
彼女もいないからサイトで探すしかないんだろ?
そんな奴がテク持ってるとは思えないけどね…
やっぱり出会い系。
純粋に出会いを求める書き込みもあるけど、断然多いのは援交やエッチ目的の書き込みばかりだった。
つまんねぇ
それが私の第一印象だった。
サイトを見ていたら携帯が鳴り、画面上に送り主の名前が表示される。
紘子からだった。
そそくさとサイトの画面を閉じ、メールを開いた。
『じゃぁ、こうやって投稿しなよ筠』
その文面はこうだ。
【友達募集荑音楽が大好きな人と友達になりたいです筠バンドとかやってる人とかいいよね絓】
私の趣味、よくわかってんじゃん。
私はその文章をコピーし、紘子に返信した。
そしてそのまま本日3度目のサイトを開く。
投稿画面にさっきコピーした文章を貼り付け投稿した。
疲れがピークだったため、【投稿完了!】とゆう文字を確認して携帯を閉じた。
数分もしないうちに携帯が忙しく鳴る。
最初は丁寧に見てたけど、やっぱり睡魔には勝てなかった。
枕元に携帯を置き、煩く鳴る携帯を子守唄代わりにして、私は眠りに落ちていった。
「ふえっ?!何?」
「何ぼぉっとしてんの?行くよ?」
「ちょっ、ちょっと待ってよ!」
いつもの溜まり場で、いつもつるんでる友達と仲良く話をしていたはずだった。
ここ最近同じ日々の繰り返しに飽き飽きしてるのと、仕事に疲れてたのが祟って一人物思いに更けていたんだろう。
友達全員が『撤収!』とゆう話になったみたいだった。
「じゃぁゆっくり休みなよ!」
別れの言葉を思い思いに告げ、自分の車に乗り込む。
自宅へ帰るいつもと同じ道。
その道にすら軽く嫌気がさしてきているぐらい、毎日がつまらない。
自宅に着いたのは午前2時を回っていた。
実家暮らしの私の家の玄関は、外灯だけ着いて静まり返っている。
がちゃがちゃと自分が玄関の鍵を開ける音だけが響いていた。
今日も朝から仕事。
フリーターの私は仕事と言いながらもただのバイトなんだけど。
自宅へ入り、自分で開けた玄関をもう一度自分の力で鍵を閉めた。
外灯も消す。
真っ暗の中、階段の電気のスイッチを探す。
自室は2階なのだ。
スイッチを見つけると、暗闇に慣れていた目が慣れない光に対して抵抗する。
こんな些細なことにすら嫌気がさしてきている自分…
どうかしてるな…
夜中だとゆうのにドタドタと階段をかけ登り、部屋の電気を点ける。
一番居心地のいい場所。
大好きなアーティストのポスターが部屋一面に飾られている、自分の、自分だけの場所。
定位置はベッド。
部屋着に着替えたらすぐに定位置。
リモコンなどは全部枕元。
夜中だとゆうことを忘れ、すぐにテレビを点けた。
若手芸人が面白くもない漫才を繰り広げている。
いくらお笑い好きな私でも、つまらない漫才など興味もない。
テレビは点けたまま、私は眠りにつこうとしていた。
そんな時だった。
「誰だよ…もう夜中の2時だぞ…」
充電することを忘れて鞄の中で携帯が唸りを上げていた。
誰からかのメール着信音だった。
寝転んだばかりの体を嫌々ながら起こす。
鞄を探る。
典型的なB型の私は、鞄の中なんてごちゃごちゃしている。
携帯にはじゃらじゃらとストラップがくっついているから鍵とかに絡まって中々出てきてくれない。
やっとの思いで携帯を手に取った頃には着信音は止んで、静かな携帯に戻っていた。
仕方なく携帯を開き、新着メールを見る。
【紘子】
送り主はさっきまで一緒に喋っていた友達の紘子だった。
私の友達の中で、一番男気があり、誰よりもサバサバしてる奴からのメールに少し戸惑いを覚えた。
『疲れてるみたいだったけど大丈夫だった?』
さっきの私の態度に心配してメールをくれたみたいだった。
『疲れてて瘀あとは最近毎日がつまんないなぁって思ってさ絁』
それだけ打って送信した。
そのまま充電器を突っ込み、携帯を放り投げてまた眠りにつこうとした。
耳元で再度けたたましく携帯が鳴り響く。
イライラしながら携帯を開くと、また紘子からだった。
『そんな毎日つまんないならさ、このサイトやってみなよ筠案外面白いかもしんないよ蠐』
その文末にはURLが添付されていた。
よくわからなかったけど、とりあえずアクセスしてみる。
【星屑の海】
トップ画面には綺麗に加工された画像にそのような文字が記されていた。
【ここで友達を探しちゃおう☆】
あぁ…俗にゆう【出会い系サイト】ってやつね。
しかも無料。
軽く紘子の私生活が見えた気がした。
彼氏が絶えないなって思ったらこうゆうことだったらしい。
まぁ暇潰しにはなるかな、無料だし。
そんな安易な考えで私は投稿することにした。
でも何書けばいいかわからない。
そのサイトをブックマークして、一旦閉じた。
そしてメール画面を開き、紘子にメールした。
『暇潰しに使ってみるよ筠でも何書いたらいいかわかんないんだけど瘀』
送信して、またさっきのサイトを開く。
見るだけなら登録必要ないみたいだし、メールが返ってくるとも限らないから暇潰しに見てみることにした。
【ケン 21 ♂】
〇〇に住んでるケンです荑
友達になれる子募集絓
近くに住んでたら会って遊ぶのもアリだね瓚
何で上目線なんだよ!って思いながらスクロールしていく。
【コウタ 30 ♂】
今から会ってエッチなことしませんか?
絶対イカせる自信あります!
一緒に気持ちよくなりましょう瑫
彼女もいないからサイトで探すしかないんだろ?
そんな奴がテク持ってるとは思えないけどね…
やっぱり出会い系。
純粋に出会いを求める書き込みもあるけど、断然多いのは援交やエッチ目的の書き込みばかりだった。
つまんねぇ
それが私の第一印象だった。
サイトを見ていたら携帯が鳴り、画面上に送り主の名前が表示される。
紘子からだった。
そそくさとサイトの画面を閉じ、メールを開いた。
『じゃぁ、こうやって投稿しなよ筠』
その文面はこうだ。
【友達募集荑音楽が大好きな人と友達になりたいです筠バンドとかやってる人とかいいよね絓】
私の趣味、よくわかってんじゃん。
私はその文章をコピーし、紘子に返信した。
そしてそのまま本日3度目のサイトを開く。
投稿画面にさっきコピーした文章を貼り付け投稿した。
疲れがピークだったため、【投稿完了!】とゆう文字を確認して携帯を閉じた。
数分もしないうちに携帯が忙しく鳴る。
最初は丁寧に見てたけど、やっぱり睡魔には勝てなかった。
枕元に携帯を置き、煩く鳴る携帯を子守唄代わりにして、私は眠りに落ちていった。
【Last Spring】プロローグ
出会ったのは間違いだったの?
本当は出会っちゃいけない運命だったの?
今考えれば自分の愚かさと醜さを眺め直すだけの存在。
だけど、一緒にいた一瞬一瞬がすごく楽しかった。
幸せだった。
ねぇ、いつから歯車って狂い出したのかな?
今となってはわからない程昔の話のような気がする。
大好きでした。過去形にはできない程、今でも大好きです。
ねぇ、君は今何処で何をしているの?
私に元気な姿を見せてよ…
本当は出会っちゃいけない運命だったの?
今考えれば自分の愚かさと醜さを眺め直すだけの存在。
だけど、一緒にいた一瞬一瞬がすごく楽しかった。
幸せだった。
ねぇ、いつから歯車って狂い出したのかな?
今となってはわからない程昔の話のような気がする。
大好きでした。過去形にはできない程、今でも大好きです。
ねぇ、君は今何処で何をしているの?
私に元気な姿を見せてよ…
初めまして
アメブロにとうとう登録しちゃいました
頑張って更新していきます
小説書くのが大好き
よかったら読んでみてください
全然始めたばっかですけど
ブログって久々だからキンチョーしますわぁ
暇潰しにでも見てくださいね

頑張って更新していきます

小説書くのが大好き

よかったら読んでみてください

全然始めたばっかですけど

ブログって久々だからキンチョーしますわぁ

暇潰しにでも見てくださいね

