春熊の日 -3ページ目
カレーさん宅を訪ねたのは
夏の事でした
古い時代の建物
それは中に入るといっそう時代を
遡り、懐かしさを通り越して
異世界とも言うべき空間
簾越しに射し込む平行線の陽射し
開けられた窓に風は近寄って来ず
それでいて、夏から熱を取り除いた
ような気温が身体の周りを漂っていた
それにしても、私たちは
まだカレーさんにお目にかかって
居なかった
静かな家の中
まるで夏休み、プール帰りの
疲労した身体が睡魔を召喚させて
しまったかのように気がつけば
時計の針が弾け飛んだ
住所 北海道旭川市旭町1条13丁目2146-14
iPhoneからの投稿

