鳥になりたがる人間が多い

人間は自分に真似できない事を羨ましがる、
その代表例として言えるのが身近な鳥だと思う。

人間は空を自由に飛べることはできない、だから空を自由に飛びたいと思うのも普通な事だと思う。

が、その大半は断片の姿を羨ましがる
鳥になりたい=空を自由に飛びたい

しかし人間の思想を持ち合わせながら鳥になったらどうだろうか
人間の残飯を漁り、弱肉強食の真っ只中に置かれ、毎日が命の争いになり生きる事だけを考え寝床ですらも試行錯誤しなければならない。

そんなのに耐えられる人間はどれ程いるだろうか、そしてそこまで考えているのか、
鳥にとっては迷惑な話である。

そしてそれは人間同士にも発生する
『この人みたいになりたい』
そういう人間も多い。

それは鳥と同じく断片的な情報を見て思う事が多い。
現に本当にそうなりたければ鳥と同じように断片的な情報だけではなれないだろう。

『なりたいもの』になるには『表の姿』だけではなく『裏の姿』を考える必要がある。

逆を考えてみると『なりたいもの』になる為には『表の姿』だけを見せ続ける努力をしなければいけない。それが皆の言う『本当のなりたい姿』だ。