オブリビオン2013年 アメリカ
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ
オリガ・キュリレンコ
モーガン・フリーマン
アンドレア・ライズブロー
メリッサ・レオby G-Tools
愛の記憶が残るということ。
ネタバレ有りです。
スカヴというエイリアンに侵入され、人類は地球を捨て、土星の衛星タイタンへと移住した。
ジャックとそのパートナー・ヴィクトリアは二人だけ地球に派遣され、偵察を続けていた。
あと数日でその任務も終了しようという頃、ジャックは飛行物体が墜落するのを目撃し、そこでカプセルの中で横たわる美女を発見する。
彼女はジャックが夢の中でたびたび見かける女性と酷似していた。
その後、彼はこの世の真実を知ることとなる。
これねえ。
観始め、どうも『月に囚われた男』に似てるなあと思っていたんだけど。
そのまんまでした。
いやそのまんまとまで言い切るのは乱暴だったかな。
でも途中でジャックのクローンが出てきた時は
「おんなじじゃん!」
と口をついて出そうになった。
実は人類はまだ地球上に隠れて暮らしており、タイタンにいるのはエイリアンのみ、ジャックとヴィクトリアのクローンを何体も作り上げたスカヴは彼らの記憶を抹消して地球を偵察させていた。
ジャックはカプセルの中の美女ジュリアと夫婦であり、彼が彼女にプロポーズしたエンパイア・ステートビルでのデートの様子をずっと夢に見ていたのだった。
と、まあ新鮮味のないプロットに、トム・クルーズのシャワーシーン(サービス)と、プールの中でのラブシーン(サービス)と、派手なドンパチ(サービス)と、初めは敵対していたのに後に頼もしい相棒になるバディ要素要員のイケメン軍曹配置(サービス)と、出てくるだけで重厚な映画と錯覚させるモーガン・フリーマンの無駄遣い(サービスか?)を加えたいかにもなハリウッド大作。
結局ジャックはモーガン・フリーマン扮する人類のリーダーと共にタイタンに突っ込み、自爆する。
数年後、ジュリアが一人娘とかつてジャックが好んだ池辺の小さな小屋で暮らしている様子が描かれる。
そこに軍曹に連れられたジャックが。
それはまた別のクローンであったけれど、彼らはすべてを分かち合ったように微笑みあう。
これがラストシーンなわけだけれど。
ここでちょっと興味深かったのが、クローンがすべて愛の記憶を持ち続けているということ。
『月に囚われた男』のサム・ベルも愛する妻の記憶を希望の糧にしていた。
それほどまでに愛というのは普遍的で、人も、クローンも衝き動かす原動力になっている。
そんなテーマは良いのだけど、いかんせん二番煎じ的な感が拭えないのが残念。
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