さて、なかなかイルカちゃんと寄り合えない問題が多かったが、
今朝、大きく寄り合うことができてきた。簡単なことでできた。
武術と同じことだった。”相手を掴むには懐に入る” イルカちゃんの
気持ちを掴むため、こちらから入っていったほうが早いと思った。
これまでは気持ちの投げかけがほとんどだった。
「色々無理言って気を使わせたなぁ」と彼に言った。
もちろん手段だけでなく、その思いは真にある。
親子でさえ計り得ない”貴方なり”があるからだ。
これまでは”彼なり”に対して、”自分なり”を表現して歩み寄ろうとした。
でも彼だって自分なりを守りたいに違いない筈。その最大の防御として
受け流しか、攻撃で彼自身を守っていたのだろう。
でも今回は意外にもあっさり、いつものガハハの高笑いで
「えぇ~んや!え~んや!お互いさまやないか!」と言ってくれた。
いやいやぁ~、これにはビックリあっさり。彼も歳をとったのだろうか?
これまでずっと「そうや俺の言うとおりやったやろ!」だったのに。
今回も一発それが来るかと思ってた。
まぁ今まで、俺も周囲の人も苦悩してきたことは事実だが、それは彼として
知らなくてしたこと、知らないことを自分の基準で罪のようにとらえては
いけなかった。 互いのそれを、認め、許し合い、寄り合わねば。
そして一度回り出したら拍車がかかるもんだ。
脱ぎ散らかされてた玄関の靴も、揃えてて置くようになってくれた。
読み散らかされてた新聞も、纏めて片付けてくれるようになった。
食い散らかされてた食卓も、俺が片付け安いようにしてくれるようになった。
時期が温かいからかもしれないけど、朝は窓を開けてくれる。
共有空間と区別して、自分の部屋のドアを閉めてくれるようになった。
彼も男、それも昔の人、言葉で表現するのは苦手なはずだ。
言葉の返事に期待するより、行動の表現を読み取ってやらねば。
こっちもそれに答えて信頼関係で繋げよう。
確実に以前のダークハウスはレインボーハウスに変わりつつある。
次への課題は、心のしがらみへの解決。
レインボーハウスから、虹の架け橋を用意しておきたい。
