私はあまり眠れないことが多かった。



夜、寝ようと思ってベッドに入っても、

身体は疲れているのになかなか寝付けない。


何度も寝返りをうってはぼーっとして、2,3時間は経ってしまう。



そんなときに気になるのは、枕もとの携帯。




ある夜。



いつものように眠れないなと思っていると、着信が。



レイヤの番号。



メモリは削除したものの、番号は目で覚えてしまっていた。


見間違いかと思ったが、間違いない。




麗亜:「もしもし。」


レイヤ:「あぁ、麗亜?どうしたんだよ、全然連絡くれないで。」


麗亜:「それ、こっちのセリフだよ。」


レイヤ:「ごめんごめん。だって嫌われたのかと思ってさ。」


麗亜:「は?(笑)」


レイヤ:「それよりどう?最近。元気してた?」




このとき時刻は午前1時。

出勤前の営業電話とぴったりの時間帯だった。



近況を簡単に話し、電話を切った。



営業後の午前9時前。

メールが来た。


「今終わったよー」




私はまた、レイヤのメモリを復活させた。