いくどめかの夜が訪れて

いくどめかの明日が暮れ逝く

「囁き愛の言霊なれど、

ちらほら温もり薄れていきき」

首にほい濃く残る痕もいと恋し



何時からか想いすれ違い

距離感さえも分からなくて

「出会ったあの頃の君とはまるで

変わってしまった貴女だから」

真相をひた隠し戯れて



浮かんでは苛む 凡てが灰色へと

こんな日々ならば 僕ダケノ色二染メテ



其の首をこはく締めせば

すれ違う想い 離れていく気持ちも

二人・・・相愛の頃に戻れますか?

此の首をきつく締めせば

ほの甘い声で鳴き 喘ぐ声すらも・・・きっと・・・

愛しくて堪らないはず




深く寝息をたてまどろむ

幼顔の姿を横目に

「乱雑に散らかる部屋で

不意に視界に入る一つの手帳」

手繰り寄せ引き寄せて・・・開いた



「コレ」に書いてあった 僕の知らない君

心の裏側 赤く腫れ混濁した



嘘を嘘で塗り重ねて

互いに傷つき傷つけあうことさえ

君も・・・気づかぬ振りでやり過ごしてた

薬指嵌めた指輪も

色褪せてくすみ溝は深まり続け

僕も・・・飾る写真のように笑えずに



其の首をこはく締めせば

すれ違う想い 離れていく気持ちも

二人・・・相愛の頃に戻れますか?

此の首をきつく締めせば

ほの甘い声で鳴き歪む顔浮かべ

やはら・・・両の手が食い込む場所へと






・・・自分の耳に聞こえた音を書いたので違ってたらごめんなさいm(u_u)m