深泥池は京都の人ならほとんど知らない人はいないと思われる話がある。
雨の降る深夜にタクシーを運転していると、白い服を着た女性が手を上げています。「何でこんな夜遅くに?」運転手は不思議に思いながらも女性を乗せます。顔色の悪いその女性は運転手に深泥池にいってもらうように告げると、あとはうつむいていました。ルームミラーに映る女性は今にも倒れそうだったそうだ。両者は無言のまま深泥池に到着した。そのとき運転手が後ろを振り返ると女性の姿は無く、ただシートが濡れていただけだったそうだ。
このような話である。しかし、実際のこの池はすぐそばに民家が建ち並び、あまり怖そうではない。ただ池の北側にある病院はそうでもないようだ。行ってみるとやや古めの建物で人気がほとんど無かった。正面玄関の自動ドアは人のうめき声のような音を立てて開いたのだがこれには驚いた。深夜、ここの患者が池に自殺を図りに行くという話を聞いたが定かではない。

