Googleマップのタイムラインに残っていたのは、両日とも、あるマンションに一晩中停めていたという事実。

やはり。
でもラブホテルとかではない…から、言い逃れされるかも…。

ショックでした。本当に相当なショックでした。
また冷や汗がどっと出てきました。
そのマンションは、自宅から歩いて10分程の場所…。
が、不思議と涙は全く出てきませんでした。
バレンタインの日は、二人でご飯に行く予定でした。
でも通夜が入ったと言うから、また今度…でも、その後飲みに行ったとしても何でも、絶対にどうやってでも、それ以上の寄り道はせずに帰って来てね!と伝えていました。
通夜は本当。もちろんその後に寄り道。朝帰り。

バレンタインの日行こうと言ったのは、わざとそのマンションの目と鼻の先の、おそらく浮気相手とも行ったことがあるであろう店を選び、ここに行きたいと伝えました。
「どこ、ここ。」そんな風に知らばっくれていましたが、道をよく知る夫が、こんなに自宅から近く、浮気相手の家からも近い店を知らないわけがありません。

何となく気がつき始めてから、何度も「バレてるよ。ヤメといた方がいい」というのを遠回しに遠回しに伝えてきました。
バレンタインにその店を指定したのも、その一つ。
いいかげん、バレてるかも。ヤメよう。と思ってほしくて。

バレンタイン翌日、帰ってきた夫に、静かに話しかけました。
「浮気はしないで。ねぇ…せめてゴムは、してるんやんな??」
寄りかかっていると、夫の心臓が突然バクバク鳴り出すのが聞こえました。
夫は、聞こえなかったフリ。
それまでも何度か鳴っていたアラームがもう一度鳴った時、夫は驚いて飛び上がりました。
ショックで息がつまりそうでした。