脱法ハウスと言ってもハウスごとに間取りが違い、それぞれ特徴がある。私の住むハウスがどうなっているのか書いてみようと思う。
まず、入口はオートロックになっていて四桁の暗証番号を入力し開くようになっている。このパスワードはほとんど変更されておらず過去の居住者や居住者が招いた友人など勝手に入ってきてもわからない。ドアの立て付けが悪く鍵がかかっていないこともある。
古いオフィスビルにある狭いエレベータで部屋のあるフロアまで上がる。エレベータホールがあり、ドアを開けると居住スペースだ。真ん中は通路になっていて左右に四部屋。合計八部屋ある。部屋と部屋の間はパーティションで区切られている。空調は共有しているので廊下に面したパーティションは天井と30cmほどの隙間がある。このため音や臭い、極端な空調の設定温度の影響を受けやすい。
部屋の広さは2.5畳。法的には4畳超の広さが要件らしいのでそれより狭い。調度品としては衣装ケースとクリップライト、パイプ型のハンガーに高床式(高さは1.4m弱)のパイプベッドがある。狭いがベッドの下の空間が広いため何とか生活はできる。寝るときはベッドに上がる。天井が2.4m程度しかないので体を起こすと頭がかなり天井に近くなる。
窓の有無は部屋に寄るが私の部屋は30cmほど窓があり、スライドさせて開けることができる。ただし鍵は隣の部屋にあるので隣の住人に鍵をかけられると開けられなくなり、勝手に開けられると窓が全開になってしまう。
床はオフィスビルにあるようなマットが敷かれている。綿埃が溜まりやすいのだが物を置くスペースがなく散らかっているので掃除機をかけることもほぼない。
避難経路は非常階段と避難ハシゴとちゃんと2つ経路がある。細長いビルなのだが3.11の地震にも耐えたので耐震はしっかりしているのだろう。
トイレや洗面所は共同で各フロアに1つずつ配置されている。人数が多いので汚れていることが多い。コイン式の共同シャワーは決まったフロアにあって男女用に別れて計5つある。共用洗濯機が1台ありそれもコインを入れて利用する。
1フロア共同スペースとして使われていてそこには大型テレビ、パソコン、テーブル/椅子、キッチンなどもありコミュニケーションスペースになっている。
ざっとまぁ、こんな感じの所だ。