おはようございます。
やましたひでこ公認
チーフ断捨離®トレーナーの北林ちかこです。
断捨離を実践し始めてしばらくすると、
自分が出したゴミ袋の分だけ、
家の中からモノが減り、
すっきり感が増します。
「捨」と同時に「断」もできていれば、
物置き場やゴミ捨て場だった家が、
確実に住まいに近づくのです。
でも、人はすぐに忘れてしまいます。
自分がどれだけモノだらけの部屋に居たのかを。
部屋の隅には埃をかぶった段ボール、
テレビの横には古雑誌、
整頓のために並べたシェルフは、
さらに部屋を圧迫し、
壁にゴテゴテ飾ったクラフトや子どもの絵は色あせて、
ソファに座る前には、
まず山積みになった洗濯物を横にずらして…。
そんな暮らしをしていたことなど、
記憶から飛んでしまいます。
あえて覚えておきたいことでもないしね。
だから、私はBEFOREの写真を撮ることを、
お勧めしています。
ほら、こんなに頑張ったの。
私、すごいでしょ?
…と、どこかの誰かに自慢するのもいいのですが、
それよりも、ああ、今日も何もできなかった、
不要だと分かっているのに、
捨てられないダメな私…モードに入った時に、
お役に立つからです。
ダメな私モードの時、
たいていは比較対象がいて、
その人と比べて、上か下かの判断をしています。
ですが、私たちは、
それぞれ家庭環境も、
モノの量も、判断基準も、
理想とする暮らしも、断捨離歴も違うのです。
誰かと比べること自体がナンセンス。
そして落ち込んで、
モチベーションを失うことが、
どれだけもったいないことか。
そんな時、思い出すために、
BEFOREの写真を見てもらいたいのです。
出発点の有様を。
あの頃の惨状を、絶望を。
比べるとしたら、他人ではなく、
自分のBEFOREです。
遅々としたカメのような歩みであっても、
自分は確実に前に進んでいるということを、
写真が教えてくれます。
らせん階段をちゃんと上っていることを、
動かぬ証拠として、見せてくれます。
人間だから、アップダウンはつきものです。
いつだってフルスロットルで、
ガンガン突き進むこと…、私にはできません。
ついつい減点法に陥りそうな自分を、
まあ、そんな時もあるよね、
でも〇年前に比べたら
私はこんなに進化してるんだから、
それでいいよね…と、
ふんわり受け止める、
昔の画像はそんな一助になると思います。
2010年
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