珍しいモノは欲しくなる | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

おはようございます。

 

やましたひでこ公認

チーフ断捨離®トレーナーの北林ちかこです。

 

今朝は新幹線の中から。

 

7時の新幹線に乗れば、

9時半には東京駅。

 

便利な時代になりました。

 

東京で、やましたひでこの断捨離セミナーに参加します。

 

本日のテーマは、なんと「運」。

 

開運とか引き寄せとか、

あまり口にしないやましたひでこが、

いったいどんな切り口で運を語るのか、

興味津々であります。

 

車窓には、朝日に輝く砺波平野。

 

すっかり田植えも終わり、

はるか彼方まで、

ちっびっこの稲が水面に揺れています。

 

長方形の田んぼがいくつも連なるさまは、

日本の原風景、

きっと誰の中にも郷愁を呼び起こすでしょう。

 

私はこの風景を見ると、

いつも豊かさを感じます。

 

(お天気がよければ、立山連邦もくっきり見えます)

 

 

実は昨日、同じ風景の中を、

高岡までドライブしました。

 

大仏と銅器で有名な高岡は、

金沢市から車で1時間弱。

 

富山県ですが、お隣さん感覚です。

 

途中サービスエリアで給油をしました。

 

けっこう空っぽだったので、

10000円で4000円のお釣り。

 

ガソリン、高いなぁ…。

 

そのお釣りをもらう時、

店員さんが「お札の色が違う!」と言い出しました。

 

よくよく見れば、

1000円札の1枚が、

ブルーはブルーなんですが、

少し黄色が入ったブルーで、

明らかに他の3枚と違います。

 

すわ偽札!

 

…と色めきたった私たちの横から、

他の店員さんが、こともなげに、

「旧札でしょ」。

 

えええ?

 

でも、そう言われてみれば、そうかも。

 

 

野口英世のお札は、2004年から使用開始。

 

未だに旧札が出回っているんだ~~と、

顔を見合わせて納得。

 

「これ、私がもらってもいいんですか?」

 

「どうぞ、どうぞ。」

 

珍しいお札だから、使わないで大事にしよう。

 

…ところがその2時間後、

帰りのサービスエリアで、

お昼に白エビ掻き揚げうどんを食した際、

そんなことはすっかり忘れて、

貴重な旧札で支払いをしてしまいましたとさ。

 

レジの人も、全く気付かず…。

 

私たちの認知って、なんていい加減なんでしょうね。

 

後からはっとして、ひとり苦笑い。

 

 

でも、あれっと思ったことがあります。

 

あの時、私は、一体なぜ、

旧札を大切にとっておこうとしたのでしょうか。

 

新札でも旧札でも同じように使えて、

1000円という価値に変わりはありません。

 

ですが、旧札は、なかなか手に入らない、

その希少性に心が動いたのです。

 

珍しいモノ、貴重なモノ、

入手困難なモノ、

数が圧倒的に少ないモノ、

一定数に対して、

欲しがる人が極端に多いモノなど、

私たちはそこに新たな価値を見出します。

 

付加価値がついて、

もっと値上がりする…と思うのか、

私だけが持っているという優越感に浸りたいのか…。

 

 

邪魔者扱いされるカラスでさえも、

駆除されつくして、

今、世界に2羽しか残っていない…ということになったら、

打って変わって今度は大事にするでしょう?

 

トキと同じように、

特別の施設を作って、

保護して、観察して、繁殖のサポートをして、

絶滅しないように、手を尽くすでしょう?

 

 

これは希少性ゆえです。

 

いっぱいいれば、邪魔に思い、

少なければ、大事にしようとする…、

同じ鳥なのにね。

 

同じ1000円札なのにね。

 

旧1000円札が、ほんとに欲しいのか…と問われると、

いや、別にお札コレクターじゃないし、

なにがなんでも欲しいわけではありません。

 

いやいや、希少性にまどわさましたね。

 

お札に限らず、珍しいモノにはご用心。

 

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そんなにマジマジ見たわけではないので、

うろ覚えなのですが、あのお札、

印刷された人物に、

ヤギのような立派なおひげがあったような…。

え?やっぱり偽札?