新年最初の自分軸 | 北林ちかこのブログ

北林ちかこのブログ

並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

あけましておめでとうございます。

 

穏やかなお正月です。

 

今年もお正月のお花は、Hanayaかれんさん

 

たくさんのアレンジの中から、

選ぶのはなかなか大変でした。

 

どのデザインも本当に独創的で美しいので。

 

散々迷った末に、

グリーンの蘭をあしらった、

アレンジを選びました。

私の選択にしては、多少押しが強いかな。

 

ですが、抜群の存在感を放っておりまする。

 

かれんさんのデザインは、

人に媚びません。

 

かれんさんの感性を、

自信を持って発表しています。

 

その潔いスタンスが好きラブラブ

 

万人に好かれるなんて、

所詮無理なんですよね、

花も、…そして人も。

 

元日、実家にご挨拶に行きました。

 

そこで面白いことが。

 

お屠蘇とおせちとお雑煮と…。

 

年末にちょっとしたアクシデントがあり、

母も私もお正月の準備をする時間が、

ほとんどありませんでした。

 

品数は例年の半分くらい。

 

でも相変わらずテーブルの設えがうまい。

 

テーブルの演出で、

全然貧相に見えません。

 

こういうセンスは、生まれながらのものなのかしら。

 

…で、お雑煮のお椀の蓋を開けたら…。

 

一同、目が点になりました。

 

なにこれ?

初めて見るよ、こんなお雑煮。

 

実家のお雑煮といえば、

能登は七尾伝来の

鶏肉だけの濃い醤油味。

 

その上に山盛りの鰹節と海苔。

 

一瞬、弟のお嫁さんのお雑煮かと思いましたが、

そうではなくて、私の母が作ったもの。

 

「どうしたの?」

 

母に聞くと、しれっとした顔で、

「私は本当はこういう上品な

お雑煮が好きなのよ。」と言います。

 

結婚してからの57年間、
黒々としたお雑煮がずっと厭だったとのこと。

もう長いこと、母は一人暮らしで、

婚家の人は誰もいません。

黒いお雑煮を要求する人は、いないのです。

 

それなのに、ずっと嫌いなお雑煮を

作りづけてきた母。

 

結婚したのは57年前。

 

夫を亡くしたのは40年前。

 

姑を見送ったのは10年前。

 

不本意ながらも、

一人で、婚家の味を、

ずっと守り続けてきた母。

 

でも今年は、その違和感に

目をつぶれなくなった…ということかな。

 

これが子どもの頃、

母が慣れ親しんだ実家の味。

57年ぶりなんだね。

 

もういいよ、

もう我慢しなくていいよ。

 

私たちは、もっと自分の気持ちに

正直に生きていい。

 

自分を縛る見えない制限、

ひとつずつ外していこう。

 

こんな小さなことから、始めていこう。

 

母はゆる~~~いダンシャリアンです。

 

自分にとことん甘いですがまったり

 

でも緩いは緩いなりに、

自分軸が確立されてきたようです。

 

断捨離に年齢は関係ありません。

 

いつからでも、いくつからでも始められて、

結果も必ずついてきます。
 

さて、帰り道、子どもたちが、

「やっぱりいつものお雑煮が好き」とか、

「いつものやつ、食べたいな」とか言うので、

夕飯にいつもの黒いお雑煮を作ったのは

言うまでもありません。(^^ゞ

 

ブログランキングに参加しています。

↓今年も応援のほど、

どうぞよろしくお願いいたします。(^^)/