どこまで待てる? | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

本日の金沢は
大荒れでございます。

風がびゅんびゅん、
叩きつけるような雨も。

夜からは雪になるそうです。

 

『人を変えることは、
山を動かすよりも難しい。』


自己啓発本で、子育て論で、
人生指南で、よく聞くことです。

誰もが、気軽に言います。

私もそう思います。

ですが、『どうせ変わらないのなら、
こいつはもう無理だ』
…とサジを投げてしまうこと、
結構やりがちですが、
この諦めの姿勢
状況をさらに捻じ曲げるような気がします。

特に子育ての場面で。
 
 
優しい子になってほしい、
人の気持ちが分かる子になってほしい、
真面目に努力する子になってほしい、
身の周りのことくらい、
自分でできる子になってほしい、
規則正しい生活をしてほしい、
目標を持って頑張ってほしい、
いい学校に行って、
いい職業に就いてほしい、
○○さんみたいになってほしい、
私の価値観を受け継いでほしい。

子どもに対する期待は様々ですが、
私は以前、重すぎる期待で、
我が子を押しつぶしていました。

当時は、自分が不安だらけ、
子育てへの自信も指針もなく、
幸せの基準は人それぞれ…なんて、
そんなことすらも分からず、
ただただ、闇雲に、
自分がよかれと思う鋳型に、
子どもを当てはめようと必死でした。

もちろん子どもは反発します。
 

壮絶な反抗期の嵐の中で、
私は断捨離と巡りあい、
自分軸について知りました。

大切なのは自分の気持ち

自分がどう感じているか。

今の自分にとっての要・適・快。

そんなこと、考えたこともなかったので、
最初は戸惑いましが、
モノと向き合いながら、
そこに隠れていた
執着や観念やこだわりや価値観と、
初めて真面目に対峙しました。

すぐには理解できませんでしたが、
自分軸を少しずつ体感するにつれ、
それがとても心地いいことを知りました。

そして、これまで散々耳にしてきた
冒頭の言葉が、
ストンとお腹に落ちたのです。

私にとっての自分軸が、
これだけ気持ちをラクにしてくれるのなら、
我が子も、自分軸でいることは、
とても幸せなこと。

そして私の自分軸と
子どもの自分軸は、全くの別モノ

だから相手を変えようと
躍起になっても無駄だし、
私と違う価値観に
イライラする必要もないのだと。

知識として知っていたけれど、
本当には分かっていなかったことが、
納得できた瞬間でした。
 
手放す。

コントロールを手放す。

子の人生は子のものとして、
親は手を放す。

期待の断捨離です。

ですがそれは、
もう貴方には期待していないから、
好きに生きて…というのとも違います。

期待を手放す=諦め・見放す

そういう図式ではありません。

『人を変えることはできない。

でも人は成長する。

みなそれぞれ違うスピードで。

子の成長を、
そっと待つことができる人間に
自分自身が成長すること、
それが親にできること。』

そう教えられた正月休みでありました。
 
  
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