黄金の階段 -3ページ目

黄金の階段

秋市に出れば免許を返していただけるんですね?

練習参加麺バー : かわさき、よっぴー、まつもと、いさりよ、ジャケット、きむら、こーじ、ちば、まつざき、うおぎし
北空知方面からクルルァを飛ばしてまさかのよっぴー参戦ww


両曲ともに基本的には前回前々回の練習の指示を踏襲。

【雨の鳩】
全体的にのっぺりなりがちなのでややスタッカートを意識して歌う。
声をあてる位置を一点に集中していくこと。
ベース系は声が浅くならないように気をつける。CV若本で。
「夢ならば~」以後ののバリトン、セカンド、ベースの主旋律はしっかり受け渡しすること。
「夜の砂漠を」のテナー系は下がりきらない&上がりきらない時があるので注意。
リタルダントかかる場所は勝手に遅くしない。指揮者を見とけよ見とけよ~(迫真)

【鐘鳴りぬ】
最初の「聴け鐘鳴りぬ」×2はノンブレスで、ハイヨロシクゥ!
なお二回目の方を大きく歌うように。
また、音に切れ目ができないように歌うことで勢いを消さないように。
ベース系の「われはゆかん~」の部分のテナー系は少しスタッカート気味に。
「みちもなき~」からも勢いを落とさないように。指揮者をよく見ておこう(提案)
トップパートソロのハミングファミリーは聴き合って、どうぞ(迫真)



来週は北区民センターなんだよね。

野獣「この辺にィ、ウマい肉チャーの店…あるらしいんですけど、行きませんか?(迫真)」
先輩「おお、そうだな」
野獣「じゃあ今日夜行きましょうねー(迫真)」

鐘鳴りぬ

聴け
鐘鳴りぬ
聴け
つねならぬ鐘鳴りいでぬ

かの鐘鳴りぬ
いざわれはゆかん

おもひまうけぬ日の空に
ひびきわたらふ鐘の音を
鶏鳴か五暁かしらず

われはゆかん さあれゆめ
ゆるがせに聴くべからねば

われはゆかん
牧人の鞭にしたがふ仔羊の
足どりはやく小走りに

路もなきおどろの野ずゑ
露じもしげきしののめを
われはゆかん
ゆきてふたたび帰りこざらん

いざさらばうかららつねの
日のごとくわれをなまちそ
つねならぬ鐘の音声
もろともに聞きけんをいざ
あかぬ日のつひの別れぞ わがふるき日のうた―




【解説】
 出征の詩です。第2次世界大戦下にかかれました。達治は士官学校に在学していたばりばりの軍人気質でした。日本を憂いていた彼は学生当時、同級生らとともにクーデターを起こす予定でしたが、それはかないませんでした。その事件は後の世でいう2.26事件です。それ以来、達治にそれに参加できなかった罪悪感、無念さが生涯つきまといます。
戦時中は戦争を賛美する、日本を鼓舞する詩を発表しつづけました。評価に値しない軍歌の歌詞のような詩も多い中、この作品は例外的に輝きをはなっています。

1連目(聴け鐘鳴りぬ)。「常ならぬ鐘」とは普段は鳴らない鐘、出征の鐘ととられられますし、仏教用語で「無常(死)」という意味もあるようです。「ぬ」は完了の「ぬ」です。
 ファンファーレのような始まりなので、最初の「聴けー」の「けー」は絶対に決めます。また付点4部音符は「4分音符+8分音符」で8分音符で再度押す感じ(きけーぇ)て感じでお願いします。「かの鐘鳴りぬ」のおいかけは16分音符が均等に正しく枠におさまるように。勢いは欲しいですが転ばぬように。この連が音量的にこの曲でもっとも大きいです。

2連目「おもひまうけぬ」は、突然鐘が鳴った事をいっています。おもいまうけぬは「思い+設けぬ」です。思ってもいなかった、心の準備できてない よ、という意味です。「鶏鳴」は夜明け、「五暁」は5日目の朝で捉えましょう。まだ目覚めたばかりで1日目の朝か5日目の朝かよくわからない状況という事でしょうか。おそらく鐘の音で目覚めたといった状況で、まだ現実感がないようです。
ハミングは鐘の音です。アクセントがついていますが、鐘をつくようなイメージで音を表現してください。主旋パートは頑張ってください。途中転調します。転調するぞと思ってやるとうまくいきます。本当です。

3連目(われはゆかんさあれ)、4連目(われはゆかん牧人の)はさあいこうという兵士の気持ちです。たとえ夢があっても、羊のように従順にいこうということでしょう。
ベース系が主旋律ですが、あまり素敵なメロディーではありません。半音でやたらはぐらかされ、リズムもがたがた。このあたりに、言葉の力強さと裏腹に気持ちはまだ腹がくくれてないギャップや葛藤を感じてくれると曲が味わえると思います。「あしどりはやく」にベース系が入るところで、テナー系は8分休符を厳守してください。あとは小さい声でささやいていればいいです。
「こばしりにー」で全パート揃いますので、そこの和音は決めましょう。

5連目「路もなき」は地の果てまでいって二度と帰ってはこないぞという意味です。「おどろ」=草が茂っている様
「のずえ」=野の果て
「露じもしげき」=露霜がしたたる
「しののめ」=明け方
「のずえー」の「えー」の和音、「しののめをー」の「をー」の和音は決めましょう。ここもマイナーコードとメジャーコードをいきかって、危うく揺 れ動くところです。まだ葛藤しています。「われはゆかん」といさましいですが、相変わらず半音でのはぐらかしが続きます。和音はいさましさを表現するにはほど遠いもので、戦地に征く複雑な思いをまだ抱えています。なるべく追い込んであげましょう。
しかし「ふたたびかえりこざらん」で覚悟をきめ、和音はまるで兵士の心情のように悟りの境地に至り、落ち着きます。

6連目「いざさらば」からは多田武彦作品組曲100弱、曲数にして700曲以上の中で最も美しい旋律だと私は思っています。(最下位は「勝手なコーラス」)
 
いざさらばうかららつねの
(ではさようなら、皆さん。いつも)
日のごとくわれをなまちそ
(みたいに私の帰りをまたないでおくれ)
つねならぬ鐘の音声
(出征の鐘の音だ)
もろともに聞きけんをいざ
(一緒にきこうではないか)
あかぬ日のつひの別れぞ わがふるき日のうた―
(名残惜しい最後のおわかれだ。わがふるき日のうた―)

トップは「歌って」ください。他の3パートは自分がトップにうまれてこなかった事でご両親をうらんでください。ハミングは鐘の音です。4声そろってのリフレインはなにもいうことはありません。ここだけは完全に歌えるように最優先で音をとってください。ここをうたうためだけにこの曲は存在します。こ こが歌えなかったら意味がありません。
【最後に】
私は古文の知識が高校当時からありません。今回取り組むにあたり、いろいろあたりましたが、正確性に自信のない部分もあります。間違いあらば教え てください。でもおおよその意味やニュアンスはあまりずれてないでしょう。歌詞を正しく訳す事でなく、曲想をとらえる事が肝要です。
曲想は2転3転しますが、それぞれへの意味づけはなんとなくできたのではないでしょうか。見かけは大変そうですが、やっていけば難しくはないです。余裕がある人は組曲を聴いてみてください。この出征の結末が次の曲(「雪はふる」組曲の終曲です)で歌われます。
(補記:「雪はふる」は ttp://www.wagner-society.org/library/kyokumei_adsl.htm の一番下で聴けます)

【おわりに】
今回は遠方組も多いので、情報共有の意味をこめて、このような解説文を書きました。質問や意見あればコメントで書いてください。お会いできることを楽しみにしております。
 
雨の鳩

松に来て啼く朝の鳩
――雨の鳩 秋の鳩

久しぶりなる旅に来て
海のほとりで夢を見た

売られていった人の子と
月と 駱駝と 黒ん坊と

夢ならばかくてさめよう
夢ならばなにをなげかう

それは私の魂か
夜の沙漠を帰らない……

だからああして鳩が啼く
青い海から飛んで来て

松に来て啼く朝の鳩
――雨の鳩 秋の鳩

【解説】
旅先で夢をみた朝、その夢が心に残って、アンニュイな気分になったという内容です。
1連目(松に来て)の意味はそのままです。秋の雨の朝の情景を描いています。それ以上の意味はありません。すべて「ア」ではじまる事も意図しての事と考えてよいでしょう。歌も淡々と歌われるべきでしょう。音の動く範囲が狭いので、口先でしゃべる事を意識した方がいいでしょう。音量はそんなにいりま せん。「アサ」「アメ」「アキ」と似たような言葉が続くので、呟くようなはっきりとした歌い方があってると思います。「ハト」の「h」の子音は少し出さな いと「アト」に聞こえてしまいます。トップさんお願いします。あとはと曲と相まって自然と物憂くなります。二回目の「アサノハト」で今まで狭い範囲での動きが始めて広がるので、そこはちゃんと正しい和音を鳴らしてあげましょう。そこをねらっていくと前後の音程もよくなります。最後で全パート、ユニゾンで重なるので、何も考えないと不自然にボリュームがでてしまいます。そこはデリカシーをもって、処理しましょう。

2連目(ひさしぶりなる)、3連目(売られて)は旅先で夢を見た話があかされます。夢の内容は3連目のとおりです。「月の砂漠」といったイメージで私は捉えています。
前日に海辺を歩いて、その砂浜から砂漠のイメージにつながり、アラビアンナイトさながらの人売りの風景が思い浮かんだのでしょうか。それとも海を見て、遠い異国を夢想したのでしょうか。夢はそれを見た人にしかわからないメッセージや隠喩を含んでいます。売られた人の子は作者の失ってしまったものの象徴か、作者自身か別れた人か・・・想像するしかありませんが、あまり明るい夢ではなさそうです。
歌はベース主旋律です。音取りして淡々とこなしてください。主旋律だからと力まないように。他3パートも同様です。淡々と背景をやってベースが消えないように。

4連目(夢ならば)からは作者の心情が始めて描かれます。その夢を見て、嘆いたようです。その理由は作者にしかわかりません。夢を見て、昔の哀しい思い出でも思い出したのでしょうか。夢を見て悶えることは身に覚えがあるはずです。拍子も4分の3から4分の2になります。ただ、ここのメロディーは4分の2にのっかったものというよりは無拍のようなものなので、4分の1のイメージで。

5連目(それは私の)は、見た夢が忘れられない、頭から離れないという事を、「魂が夜の砂漠を帰らない」という詩的表現に託し、より一層作者の嘆きを色濃くしています。
ベースの主旋律から曲を追い込んでいきます。ここから普通の2拍子になります。けして吠えないように。4声揃っての「夜の砂漠を・・・」からが山場。歌はエレジーに溢れます。僕たちのタダタケ十八番の旋律です。リットも効かせて、フェルマータの和音を一番いい声で絶対に決めます。ただそれに至る ベース系の音がすこしひねってあります。それができると素敵です。自分のパートだけでとろうとするより①曲をきいて、感じを捉える②歌うときは他のパートをきいて自分の位置を把握する。という方がいいと思います。音を正しく出すことが目的でなく、曲想を実現する事を目的としてください。

6連目(だからああして)は、また情景に戻ります。「だからああして鳩がなく」とはどういうことなのでしょうか。哀しい詩人の心を慰めてくれてるのでしょうか。ちなみに三好達治の作品で鳥というのはしばしば登場します。時には自分を投影する対象として、時には自分の気持ちに沿ってくれる都合のいい 存在として。
セカンドが主旋律です。他のパートは背景で。

7連目(松に来て)で最初の連に戻ります。こうして詩がクローズするのは、よくある事です。「アサノハト」のPoco ritにご注意。最後のsmorz.は弱くなるというより遠ざかる感じで。映像などでカメラがひいて対象が遠ざかっていくと同時に風景が広がるというシーンを目にすると思いますが、あの感じです。

【最後に】
全体的にエネルギーあふれるところはなく、静かな曲です。その対比として5連目の盛り上がりが重要になります。全体をおおう浮世離れした不思議なニュアンスを味わえればいいですね。

【蛇足】
・本作品は1978年生まれの男声合唱組曲「秋風裡」の1曲目である。未出版だった事もありほとんど知られていない。昨年出版されたが、同曲は歌詞の中に差別用語があったことから、別の曲と差し替えられた。いわゆる封印曲である。本曲は道内初演、平成になってから初めての演奏の可能性がある。
 
練習参加麺バー : かわさき、よっぴー、ながのリーダー、まつもと、ジャケット、きむら、まつざき、いさりよ(遅刻)
今日もセカンドがいないので松本山雅J2昇格。おめ!



【鐘鳴りぬ】
ラストから逆噴射で音取り。タダタケが僕たちに伝えたかったこと。
最後の12小節はアウフタクトの8分音符をしっかり歌うこと。「いざ」と「つい」の言葉大事に。

トップパートソロの「つねのひのごとく」は1フレーズで。 →よっぴー「それは無理ぽ」と反抗ww
二回のトップパートソロ下の3パートは鐘のイメージ。

「おどろののずえ」の「え」は「ゑ」で歌おう(迫真)
テナー系の「こひつじの」は伸ばしすぎてベースにかぶらないように。あとそこ和音鳴るからヨロシクゥ!

最初の「聴け」は付点部分まで伸ばして少し押す感じで。「聴けーぇ」みたいな?
その部分の下3パートは同じ和音鳴らしてるので聴き合おう(マジキチスマイル)
ベースの「かのかねなりぬ」の入りは重要。型にはめる感じで。潟に嵌ると死ぬので注意。ホンニホンニ。

【雨の鳩】
最初からねっとりと音取り。タダタケが封印したかったこと。
基本的にこの曲は狭い音の中を動いていくので、9~10小節のような音が広がるところはしっかりとね。
あまり頑張りすぎて歌うのではなく或る意味口先で歌うイメージで聴き合うように(震え声)

2/4拍子の処は夢というか回想シーン。サザエさんで言うと「そういえばあの時も・・・」みたいな。
其れに対して3/4拍子部分は叙事的な詩なんだよね。

「よるのさばくを」のベース系は難しいので頑張ってね神様。
まあその後の和音(フェルマータのとこ)がタダタケ和音なのでそれを予想して動いて、どうぞ(迫真)

あと「はと」が「あと」に聴こえないように気をつけよう。「あと」だと蜀漢第二代皇帝の暗愚なので注意。
最後の「poco rit」には動揺しないように備えておくこと。



雨の中、新規メンバーが来てくれて、それはとっても嬉しいな、って。
深川市へ日帰りのよっぴーさん乙です(棒読み)
飲み会ではじゃけっとさんがノリノリだった。はやくツンデレT屋と結婚すればいいのに。

まだ来れてない人も待ってます。



つぎのれんしゅうは まだ みてい や

だけど 24日くらいに なる と おもうで

ぞくほう を まつんやな



あめのはと と かねなりぬ の おんげん は ここで きけるで
おんげん きいて あきし に でよう
ttp://www.nicovideo.jp/watch/nm15358036

ttp://www.mhl.janis.or.jp/~k0ba84_m/midi/tadatake.html
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm9231789

おひさしぶりです。

秋市とかいうイベントが10月16日(日)にあるので、参加して、どうぞ(迫真)


【団体名】 「サリーベル」

【歌う曲】
男声合唱組曲『秋風裡』(改訂前) より 「Ⅰ 雨の鳩」
男声合唱組曲『わがふるき日のうた』 より 「Ⅵ 鐘鳴りぬ」

作詩は三好達治です。作曲者は・・・まあ言わなくてもわかるね。
※楽譜事前に見たい人はメールください。

あめのはと と かねなりぬ の おんげん は ここで きけるで
おんげん きいて あきし に でよう
ttp://www.nicovideo.jp/watch/nm15358036

ttp://www.mhl.janis.or.jp/~k0ba84_m/midi/tadatake.html
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm9231789

【指 揮】
ほっこんのくろいひと

【費 用】
参加費300円+練習会場代割り勘+楽譜代 なので多分1,500円前後です。

【練習日程】
主に土日を予定しております。
なお、第一回は8/20(土)18時よりクリスチャンセンター(北7西6)の203号室です。

【その他】
譜めくり、譜面台、指揮台になってくれる方募集中。