寒い日が続く。今日は英語の日。トークのテーマが今年の抱負だった。そんなものないわ、と思って、何も思いつかないまま地区センターまで歩く。
この歳になると、抱負などというものはない。ただ、元気になるべく外に出る機会を作って、人と話したり笑ったりして過ごした方がいいとは思う。
その程度で、そのために、あるいは健康を維持するために何かをする、何かをする決意を持つ、そんなこととは久しく縁がないのだ。
途中の横断陸橋から富士山を見て、いつ見ても見事な姿だと思いながら行く。
皆さん抱負はない、ただ旅行に行くとか、そんな感じだったので、私も先生が来られる前に、友人との食事会をもっと増やそうと思っていることを英語にした。今までは年に一度の旅行、年に二度のランチくらいなので、もう少し増やしてもいいと思っている、これはホント。
元気なうちに、しっかりしているうちに、そんなことを思うこともある。
私の両親は70代後半くらいのころ、冷蔵庫やエアコンなど、十年以内に買い替えるようなものはさっさと買い替えよう、使う年数が短いのはもったいないからなどと言って、新しいものに買い替えていた。
しかし、長生きしたので、その後二度くらいは買い替えたと思う。両親の年代は家電の廃棄はごみ問題と直結するという思考がなかった。私はあと何度家電を買い替えるんだろう。
今は皆核家族がそのまま年を重ねた老夫婦の世帯が多いので、平日午前中のスーパーなど、近くに老人だけの地域でもあるのかと思うほど年齢層が高い。皆それぞれ自分のことは自分でやるしかないのだ。
私の祖母などは、60代くらいから楽隠居だった。長男の嫁が家事労働をすべてやり、友人が来るとお茶を出してくれ、祖母は楽しそうにおしゃべりしていた。
思い出してみれば、叔母は大変だっただろうと思う。おとなしい人で、しっかり者の祖母に叱られて涙ぐんだりしていたこともある。今の若い子なら、実家に舞い戻るんだろうなと思う。
さて、英語のトークは最初に面白い話題を振った方がいて、時間切れになり、にわか仕込みの下手な話題を披露せずに済んだ。
いつも通りスーパーで少し食材を買って帰宅すると、夫はいつも通りPCに向かったままの姿勢だった。