昨日のこと、北千住駅ビルのユニクロでパンツを物色していた。小柄な私も下半身はしっかりしているので、エルサイズを。棚から取り出していると、横から、「それ、エルよ」
えっ? わたし誰かと一緒だったかしら、?? 振り向くと、同世代の女性、「エルでいいの?」と言うので、わたしも負けずにため口で「ええ、下はね」と応じた。 その女性、すぐに消えたが、何だ、あれ?? という感じ。
誰か一緒に来ている人と間違えて私に声をかけたのかもしれないし、この人、小柄なくせにエルサイズ引っ張り出してると思って親切心を発揮したのかも。いずれにしろ、悪く言えば余計なおせっかい、良く受け取ればご親切にありがとう。
ユニクロのパンツは結局サイズが微妙だったので、エムとエルを試着し、買わずに終わった。
一人でスーパーなどに行っていると、声をかけられることが多い。
業務スーパーの冷凍ケースの前では、「イカの○○するの、これ使っちゃえばいいわよね」と隣から言うので、(もちろん全く知らない人)、「そうね、手間が省けるものね」と応じる。皮を剥いて適度な大きさに切って真空パックに収まっているイカは魅力的だ。手抜きできるところは抜けばいいと、わたしは思う。
「きゅうりって、色の濃いのと薄いのがあるけど、どっちがいいのかしらね」と言われて、ちょうど少し前にテレビで色が濃い方が新鮮だと言っていたので、そう言うと、「あらそう、よかった。何でも聞いてみるもんやねえ」と、これは実家近くの店でのこと。関西のおばちゃんは応え方も丁寧だ。
いずれもどこのどなたかも知らない、初対面の方々である。駅で、電車を待つ二、三分の間に、すっかり打ち解けて病院の情報をいくつか得ることだってある。
シニアのコミュニケーション能力、すばらしい!
残念なことに、これは女性に限られると思うけれど……。
あっ一つ思い出した。スーパーの米売り場で、「これとこっちのとどっちが美味しいかねえ」と、男性シニアにいきなり聞かれたことがある。一つは福井、もう一つは忘れたが東北のものだったと思う。「福井のお米ってよくわからないけど、買ったことないですねえ」と言うと、その人素直に東北産を買った。
福井の農家の皆さま、ごめんなさい。