ピアノのメンバーは先生も含めて皆無事であった。前の時間の人が終わった後、先生が椅子を拭いていた。わたしたちにも消毒用のウエットティッシュを配って、それで各自のキーボードの鍵盤を拭いた。もちろんマスク着用である。
わたしは「白鳥」を細々と練習していたが、あと一歩ということだった。自分でもわかっている。
次は「虹の彼方に」
ピアノ講師になるわけでもないし、もちろん音大を目指すわけでもない。のんびり、好きな曲を習って行こう。
行きも帰りも電車はなんとなく空いている。面白いのは、北千住ルミネのエレベーター、乗る人の立ち位置を指定する靴底のシールが張られていた。五個、つまり五人がそれぞれ外側を向いて立つように(お尻を中心に)張られていた。
パスタを食べた店も、4人席に一人か二人。夫婦で来ていた人も並んで座るか斜めに向かい合うかにしてくださいと、お店の人が言っていた。4人で来たらどうするんだろう。
気の合う友達との会食は楽しいものだが、できなくなるのかな。
バスツアーにしても、カラオケにしても、楽しいことは皆、身体を寄せあい喋りあう行為が伴う。
コロナ後の社会、ディスタンスを重視するのは大事だし、仕方ないが、なんだかとても寒々としそう。