春休みに入った孫娘と夫が本屋さんに行って。


孫は中学受験用のとは別に、文庫本で、「さるのこしかけ」 を買ってきた。


さくらももこさんの著書。 1989年に「ちびまるこちゃん」のテレビが始まったころ、


娘は15歳、息子は12歳だった。 毎週の放送を楽しみに見ていた。


さくらももこさんが有名になり、著書も出て、


確か息子が中学生になり、自分で本屋さんで買ってくるようになったころに、


この本を買っていたように思う。「もものかんづめ」とかもあった。


わたしは全然読まなかったが、当時のティーンエイジャー(この言い方古い?)にとても人気があった。


ドラえもんやサザエさんもそうだが、子供向けのものって不滅だ。次の世代に継がれていく。


孫はちびまる子ちゃんとドラえもんは卒業したが、サザエさんは見ている。


サザエさんファミリーは今どきの若い世代にはない「品」を保っているところが好もしい。


言葉もきれいだし、目上の人に対しての礼儀など、失いそうになっているものが、


たくさん出てくるので、そのたびに「こんな子、今いないわね」などとため息をつく。


日本人全体が年々品というものをなくす方向にいっていることを、わたしは苦々しく思っている。


一時代、二時代前の、アニメやテレビドラマをたまに見る、子供と見るって、いろいろプラスになりそう。