「また派手なことやったね。でもそれあいつ1人でやったの??」

 

「さすが元嫁だね。よく調べたらあいつ1人じゃないみたいで…」

 

「お兄ちゃんじゃない??」

 

「さすが。(笑)兄ちゃんが主導らしいよ。」

 

出た。お兄ちゃん。

付き合ってた頃も、結婚した後も、出産した後も、いつも夫婦喧嘩に関わっていた。

いや、夫婦喧嘩の種になっていたのはもはやお兄ちゃんだったかもしれない。

 

「やっぱりね~。本当あいつも懲りないね。昔からお兄ちゃんのこと凄く慕ってるからね。」

 

今思えば離婚もお兄ちゃんがいなければしてなかったかもしれない。

 

元旦那には7歳離れたお兄ちゃんがいた。

小さい頃からお兄ちゃんが大好きで憧れていた。

旦那の実家は大のお金持ちだった。(結婚するまで知らなかった。)

だから自由に何でも選択できる家柄で、お兄ちゃんは海外の学校へ行ったりと型にはまらない環境で学生時代を過ごしていた。

海外の現地ではギャングに入ったりしていたらしく、素行は悪かったらしい。

日本へ帰ってきてからも喧嘩やギャンブル、クラブ通いやキャバクラで遊びまわっていた。

そんなお兄ちゃんをかっこよく思ってしまっていたんだと思う。

お兄ちゃんの頼みは何でも聞くし、逆にお兄ちゃんもどんな頼みでも聞いてくれるような、

お互いが良い意味でも悪い意味でも甘えあえる存在だった。