そもそもわが社には社員教育制度というものがなく、
上司および個人の自主性に任せた放任主義をとっている。
自分で考えて仕事のできる人間はドンドン伸びるのだが、
楽なほうへと進む人間は5年経っても使えない社員が出来上がる。
わが社は個々の仕事に対して責任者(主に5年目以上)と担当者が指名され遂行される。
この方式のため担当者は責任を持って仕事をしなくても何ら攻められることもない。
また、個々の仕事ごとに責任者と担当者の組み合わせが変わるため
新入社員専属の上司となるべき人間がいなくなり、
上司の新人教育の責任の所在がはっきりとしなくなるのである。
また、女性社員の比率が多く、平均年齢も低いため学生の延長、
お友達感覚で付き合うためこれまたたちが悪い。
さらには5年目までにやめる人間が多く、責任者になろうとしない輩が多い。
なぜ責任者にならないかというと・・・
責任ばっかり押しyつけられて、それに対する対価、評価があまりにも低いためである。
ということで、3年目くらいまでに楽な仕事のやり方を一通り覚えると、
そこから全く伸びないという非常にいけない傾向にあるのです。
それもすべてほったらかしのたらいまわし社員教育のために仕事の一部だけしか理解できず
一連の流れがわからないため、面白みもなく、興味も薄れていくのである。
これではいけないと思い、今年の1月の上司との面談でひとつの流れが決定。
新入社員に一人一人に専属の教育係りをつけること。
3年目までの社員を対象に教育を行うこと。
教育係りは5年目以上の職員が担当。
社員教育は言いだしっぺのわたくしが担当。
ここで初めて担当者ミーティング、通称
『ちびっ子ミーティング』
が誕生するのであった。