フォトリーディング読書感想文 -73ページ目

フォトリーディング読書感想文

フォトリーディングで毎日2冊以上の本を読み、毎日1冊以上の書評ブログを書きます。  「読む読書」⇒「アウトプットする読書」 さまざまなジャンルの本を読み、ポイントを押さえわかりやすくお伝えします。

リクルート事件・江副浩正の真実/江副浩正

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はと鳩山総理は母親から月々1500万も献金?があったと報道がありました。
これは自民党はチャンス!
と思ったら、弟の自民党の鳩山元総務大臣も同じ額を貰っていることが判明しました。
追求がしづらくなりました。
またウヤムヤにされて、消えていくのでしょうか?


¥民主党の小沢幹事長も献金疑惑があるし、
元総理の麻生さんは大金持ちの御曹司だし・・・・
金がないと政治はできないのか?
金持ちじゃないと政治家にはなれないのか?
金がある政治がいい政治なのか?
“政治と金”の問題は絶えることがありません。


国会議事堂(晴れ)1988年の「リクルート事件」は、“政治と金”の大きな事件でした。
値上がり確実であったリクルートコスモス社の未公開株を賄賂として受け取ったとして、政治家や官僚らが次々に逮捕された汚職事件です。


本本書は、リクルート当時の会長であった江副浩正が、その事件報道、逮捕、取調べの経過、裁判について述べた内容です。


どーもっ江副は、リクルートの発展に伴って、多数の政治家に会うようになりました。
「国を良くするには金が必要だ」
政治家から献金を依頼されて、自社の利益と自分の資産から多額の支援をしていました。
彼自身は、政治家に経済的支援をすることで国政の役に立っているという思いだったようです。


ニュースしかし、未公開株の譲渡や多額の献金が、マスコミにリークされました。
「見返りを期待しない政治献金はない」
当時までは許容されていたものが違法とされたのです。
リクルート事件が犯罪として立件されていく過程が詳細に描かれています。


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江副を起訴し、有罪にするためには、検察としてはどうしても”賄賂を認める自白調書を取る”ことが必要です。
“現代の拷問”というべき取調べが行われました。
壁のコーナーぎりぎりのところに立たされた私の脇に立って、検事が怒鳴る。
「壁にもっと寄れ!もっと前だ!」
鼻と口が壁に触れるかどうかのところまで追い詰められる。
目をつぶると近寄ってきて耳元で、
「目をつぶるな!バカヤロウ!俺を馬鹿にするな!俺を馬鹿にすることは、国民を馬鹿にすることだ!このバカ!」と、鼓膜が破れるのではないかと思うような大声で怒鳴られた。
鼻が触れるほど壁に近いので、目を開けているのは非常につらい。
目がかすみ、耳はぼうっとしてくる。
「目を開けていろ!動くな!」
しばらくすると壁が黄色く見えてくる。
目が痛くて、動向が縮んだせいか壁が黄色いリングに見える。・・・・・
午後からの調べはまた、「もとの位置に立て!」と、立たされた。
ときどき検事が私のそばに来て、目を開けているかどうか確認し、私が目をつぶっていると、「バカヤロー!目を開けていろと言ったじゃないか!」と大声で怒鳴る。
江副は精神的に追い詰めました。
連日続いたこの取調べについて、裁判で”違法である”と追求しましたが、検察は”やっていない”と知らぬ顔です。
密室なので証拠がないのです。

江副はこの行為で視力が低下したことが後日判明しました。 


否認をすればおどす。
よくお前、このような否認書類に署名したな。
署名した以上、保釈を受けられない。
保釈の権限は形式上は裁判所にあるが、検察が同意しなければ裁判所は保釈しない。
 

駆け引きと検察のメンツ??
任意の取調べで執行猶予がつく起訴求刑と早期保釈か、どちらが得か冷静になって考えて見なさいよ。
新聞がここまで書いているのに、政治家は何もなかったということでは特捜のメンツが経たない。
 

この検察の取調べについて江副は、自分はリクルートを創業して、いろいろな修羅場をくぐり抜けてきた強い意志を持っていたからこそ、まだ持ちこたえることができたが、もし自分が普通の会社員であればとても冷静に対処することはできなかったと書いています。


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ガックリ「このまま否認をし続けると、何年もここにいなければならない」
「そうすると心身ともに参ってしまう」
結局、江副は弁護士と協議して、調書に署名して保釈を受け、裁判で争う道を選びました。
やってもいないことを認めなければならなかったのです。


取調べの「全面可視化」をめざして - リクルート事件元被告・弁護団の提言/石田省三郎

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今の司法制度改革について、江副とリクルート弁護団の有志が書いた本です。
近日発売です。


しょぼん江副の取調べを追っていくと、体罰のような許せない行為と、まるで検察の体裁を取り繕うように調書への形だけのサインを頼み込むようなバカらしい行為があります。
拘置期間が延長できる検察が持っている力の前に、泣く泣く罪を認めざるを得ない状況です。


注意密室での取調べでの自白は冤罪の原因になっています。

「訊問の罠」
「検証免田事件」


パトカー日本の刑事事件の有罪率は99.9%です。
絶対に有罪です。
有罪ありきの逮捕と取調べが生んでいる矛盾と悪弊、変えなければいけません。




目次

リクルート事件1 発端
会長退任
国会証人喚問
政治家との交わり
リクルート事件2 特捜の取調べ
特捜部とメディアの“共演”
拘置所での取調べ
現代の拷問
政治家ルート)
リクルート事件3 保釈後から裁判開始まで
保釈後のこと
リクルート事件4 裁判
裁判開始
政界ルート
労働省ルート
NTTルート
文部省ルート
調書の信用性
論告求刑・最終弁論・判決
リクルート事件5 リクルート事件に関連して
長いあとがき



訊問の罠 ――足利事件の真実 (角川oneテーマ21)/菅家 利和

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検証・免田事件/熊本日日新聞社

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