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フォトリーディング読書感想文

フォトリーディングで毎日2冊以上の本を読み、毎日1冊以上の書評ブログを書きます。  「読む読書」⇒「アウトプットする読書」 さまざまなジャンルの本を読み、ポイントを押さえわかりやすくお伝えします。

秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)/日垣 隆

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お金小沢幹事長の土地購入疑惑への強制捜査、
小沢さんは、献金を秘密にしていたのか?
自民党政治から脱却すると言ったことはウソなのか?


はと母親からの9億円もの献金を知らなかったという明らかなウソをつく鳩山首相。
マニフェストの不履行も含め、最近目立つ、秘密ウソは政治ですね。


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危険ジャーナリズムは今、危機迎えています。
「サンデー毎日」は、最盛期、月刊157万部でした。
それが今や、7万部まで落ち込んでいます。
他の週刊誌も漫画雑誌も軒並み大幅に部数を落としています。


目ジャーナリズムの本分は、秘密の手に入れ方・バラし方とウソの見破り方です。
その能力の衰えがこの危機を招いているのでは・・・・


◎新聞の社説は、なぜあんなにつまらないのか。
◎そもそも、新聞は昔から偉そうな存在だったのか。
◎情報源を秘匿する意味とは。
◎雑誌も新聞もなぜ誤報を飛ばしてしまうのだろう。
◎名誉毀損裁判の高額化は本当に理不尽なのか。
◎情を通じて取材し逮捕された人は何を間違えたのか。



本本書は、さまざまな事件を取り上げて、秘密ウソという視点からジャーナリズム本質に斬り込んでいます。
多くの事件の真相とジャーナリズムの実態がわかる内容です。


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新聞「足利事件」去年不起訴になった冤罪の大きな事件です。
この冤罪は、科警研が行ったDNA鑑定がお粗末であったため起きました。
捜査員の自白の強要など、訊問に対しても問題がありました。
しかし、事件に関しても十分な謝罪と原因究明、対策がとられていないのが実態です。

「訊問の罠」(2009年12月1日)



すみません秘密ウソがばれたときには謝罪をしなければなりません。
しかし、その謝罪が不十分です。
何かと言い訳をして素直に謝罪をしない事件が多い。

謝罪に絶対必要な3つの要素

①謝意を誠実に表明すること
②失敗に至る経過を詳しくそのつど説明すること
③償いをすること


×*詳しい経過を説明することすらありません。
償いはどれほどされているのかもよくわかりません。
謝罪に必要な3つがあまりにも実現されていない。


グー誤りに気づいたら迅速に対応して、その経緯を明らかにすることは当たり前のことです。
本当の謝罪が行われない社会です。




マイク鳩山さんの献金問題は、「知らなかった」と言っただけの、謝罪会見で終わりなのでしょうか?
小沢さんの土地購入疑惑は果たして明らかになるのか?


国会議事堂(荒れ)政治や司法がちゃんとしないと、秘密ウソばかりの世の中になってしまいます。




目次

第一章 「正義」のイヤらしさ
伊藤博文のお妾遍歴を暴く明治時代の新聞
かつて新聞は週刊誌の機能も果たしていた
不義密通をネタに新聞連載を始めた島崎藤村
自分が引導を渡した死刑囚に無関心な元検察官 等

第二章 他人の秘密は蜜の味
秘密の正体は必ず誰かが知っている
ヘアヌードを一冊二〇ページ以上載せられない週刊誌
政府広報は新聞記者のメシの種 等

第三章 スクープかフェアネスか
山崎朋子『サンダカン八番娼館』的問題
社会正義のためなら泥棒しても許されるのか
警察の内部資料を全部コピーしてしまった佐木隆三さん
『自動車絶望工場』の取材方法はフェアではない 等

第四章 奈良少年調書漏洩事件
供述調書の丸写しでできあがった本
崎濱医師の鑑定は発達障害の少年への逆差別
「公権力の介入を招いた」以前のお粗末な経緯
精神鑑定書の著作権は精神科医のもの? 等

第五章 「週刊新潮」大誤報事件
ウソに引っかかるケースの典型的パターン
「空想虚言」の四つの特徴
カネも売名も目的ではない、快楽としてのウソ 等

第六章 この世はウソの地雷原
ウソには五つの種類がある
坂本弁護士一家失踪事件、「謎の男」の証言
ウラ取りが全然できなかった江川さん 等

第七章 足利事件――誰が捏造したのか
「精液のDNA型が一致」と発表した科警研
肝心の質問にまったく答えられない技官たち
血液型診断の精度をちょっと上げた程度のレベル
DNA型鑑定第一号のPR材料にされただけ 等

第八章 名誉毀損――高騰して何が悪い
「『サンデー毎日』は電車賃をケチる」は名誉毀損か
名誉毀損高額化の言質を取りつけた公明党議員
高額判決は本当に理不尽なのか
初の一○○○万円支払いを命じられた空想虚言記者 等

第九章 リスクとチャレンジと謝罪
いわゆる「西山事件」こと外務省機密漏洩事件
不買運動で毎日新聞の部数は五〇万部減
単なる特ダネほしさで二人の人生を破滅させた 等

第一〇章 有料ジャーナリズムの終焉?
一五七万部から七万部に落ちた「サンデー毎日」
定期購読者三万人で儲けるビジネスモデル
雑誌ジャーナリズムは死なない 等



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