平安の秘仏 滋賀 櫟野寺の大観音とみほとけたち | danielrokeのブログ

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2014年の大晦日に書き始めたブログです。最近は一口馬主関連のこと中心に書いています。

   東京国立博物館で開催中の特別展『平安の秘仏  滋賀 櫟野寺(らくやじ)の大観音とみほとけたち』に行ってきました。


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  櫟野寺(らくやじ)は滋賀県 甲賀市(こうかし)にある天台宗の古刹。その櫟野寺から本尊 の「十一面観音菩薩坐像」をはじめとする平安時代の仏像全20体を招聘。まさしく現代の「出開帳」です。

   会場中心に高さ5m以上(台座を含む)の「十一面観音菩薩坐像」。そして周りを囲む形で大小19体の様々な仏像たち(全て重要文化財)。

  何度も仏像展を開催している東京国立博物館だけに展示室内の配置とライティングがとてもクール。約800年ぶりに寺外に出た仏像たちも個性派が多数、東京遠征?を楽しんでくれているといいですね。

 


  特別展会場を出て、常設展示室へ。ここにも仏像たちがいました。ここにいるのは元々置かれていた寺が無くなったり、事情があって委託(あるいは寄贈)された仏像たち。平安時代から同じ寺で一緒に過ごしてきた櫟野寺の仏像たちは、幸せなのかもしれません(一部破損している仏像もいましたから、それなりに苦難もあったはずですが…)。



   最後に。仏像ではありませんが、こんな展示物を見つけてしまいました。

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  石人(せきじん)
  福岡県八女市吉田  岩戸山古墳出土
  古墳時代・6世紀

  なんかスゴイぞ…。
  十数回来ていますが、初めて見た気がします。
  東京国立博物館、恐るべし。