会場中心に高さ5m以上(台座を含む)の「十一面観音菩薩坐像」。そして周りを囲む形で大小19体の様々な仏像たち(全て重要文化財)。
何度も仏像展を開催している東京国立博物館だけに展示室内の配置とライティングがとてもクール。約800年ぶりに寺外に出た仏像たちも個性派が多数、東京遠征?を楽しんでくれているといいですね。
特別展会場を出て、常設展示室へ。ここにも仏像たちがいました。ここにいるのは元々置かれていた寺が無くなったり、事情があって委託(あるいは寄贈)された仏像たち。平安時代から同じ寺で一緒に過ごしてきた櫟野寺の仏像たちは、幸せなのかもしれません(一部破損している仏像もいましたから、それなりに苦難もあったはずですが…)。
最後に。仏像ではありませんが、こんな展示物を見つけてしまいました。
福岡県八女市吉田 岩戸山古墳出土
古墳時代・6世紀
なんかスゴイぞ…。
十数回来ていますが、初めて見た気がします。
東京国立博物館、恐るべし。