「おとなのバンド大賞」てのが2007年からやっているそうで、さすが日経だかラジオnikkeiだかの主催らしく、「おやじバンド」と比べるとその知名度のなさはいっそすがすがしいです。
参加資格は40歳以上を一人以上含むバンド、もしくはソロ・デュオなんだそうだけど、今年の最優秀は4月に音楽会社を定年退職したおっさんでした。
いかにも昭和フォーク的なソロナンバーだったのだけど、定年を機に自宅に0.8畳の屋内防音施設を導入し、ちっちゃなエレアコギター(それしか持ち込めないらしい)で練習していた、というところが泣かせます。
日経グループって、結構以前から「大人」というのをキーワードにしている気がします。
「新聞読むって、オっトナ~」ていうイメージ戦略なのでしょうか。
さてここで、大人というのはどの辺を指すのでしょう。
よく言われるが、私が小さいころの30~40代はとても「大人」でした。
少なくともそんなイメージではありました。
多分社会が早く大人になることを要求していたのでしょう。
まあ、昔は大人と子供しかなく、若者というくくりを発明したのは団塊の世代です。
今の「大人」は40歳以上というイメージでないでしょうか。
昔の「初老」です。
もう老い初めし前髪のすだれのもとに見えしとき、ですね。