コックピットとウィジェット
米国の会社でコックピット(米国ではダッシュボードが一般的)のデモ画面を出しているところがあった。教えてくれたのは、仕事でお付き合いが生じ始めたG社のM井さんのブログのエントリー
。お会いしてから同氏のブログ
はRSSリーダーでチェックしているが、「ヤフーのウィジェットを即インストール」というタイトルに誘われるように、中身をチェック。ヤフーウィジェットよりも先に「Laszlo
」にひかれ、そのサイトをチェック。ダッシュボードのデモを発見。紙芝居的とは言え、よくできている。 結果的には、ウィジェットの集合体がコックピットとも言えるが、使いやすいコックピットはユーザーが自由にカスタマイズしたものになる。
ウェブサイトとして、コックピットを提供するのであれば、相当な自由度が必要になるだろう。 結局、本来のエントリーの話題だった「ヤフーウィジェット」はインストールできなかった。他国のヤフーのウィジェットがインストールされている場合は利用できないとの注意は書いてあったが、ヤフーのウィジェットをインストールするのは初めてなので、別のソフトがじゃまをしているようだ。「Program Files」に「Yahoo」というディレクトリーがあったので、削除してみたが(「アプリケーションの削除」からは該当ソフトなし)、結局インストーラーのメッセージが出している「YahooJ」というフォルダーは作成できなかった。
ヤフージャパンのアプリケーションで手間取ったのは、初めて。いよいよヤフー時代が終わる前触れなのか...。
「What Sticks」発売
NY時代の知り合いが本を書いたということで、買ってみました。本国では9月1日
やるな!アマゾン!!
まだ、序章しか読んでいませんが、「米
著書の2人には、NY駐在時代に会っていますが、特にIABトップのGregはいろいろお世話になっているので、今回の本の件と、IAB退任について、連絡してみました。具体的にいつ頃、翻訳版が出るかは聞いておりませんが、日本と話をしているとのことでした。Rexはオンライン広告関係のイベントでお会いしたことがあります。非常にクレバーな方ということで、知り合いに紹介してもらいました。
昨年、彼の会社のNY在住の調査マンにアポが取れそうだったのですが、結局日程調整ができずに会えなかったのが残念です。Rexは西海岸在住なので、今度は本人とも会いたいところです。
実際の本については、私の読書スピードが遅いので、他のブログを探せば、数日後にレビューが上がるかもしれません。注意してウォッチすることをおすすめします。ちなみに、読破後にこのサイト
へどうぞとなっていますので、ぜひご覧ください。しかし、1冊の本を出版して、これだけ関連グッズ
を作ってしまうのはすごい
アドバーゲーミング
ペプシのアドバーゲーミングの事例で、モバイルの例を確認しようとしたところ、PCでもゲームがあることを発見しました。ゲーム自体は単純さが魅力なのですが、モバイルよりもブランディングが少ない感じがします。
せっかくクリアしてバナーをゲットしたので、貼ってみます。ぜひ、チャレンジ してみてください。

グーグル、アドワーズのフォーマットに動画を追加
グーグルの公式ブログの1つである「Inside AdWords」 は、同社のコンテンツネットワークにビデオ広告のフォーマットを追加し、米国、カナダに加え、立ち上げ時から日本でもサービスを開始するとしている。過去、グーグルのサービスローンチで日本が最初に入った例をあまり聞いたことがなかったので、今回はグーグルKKのがんばりがあったと言えるのではないか。
このビデオ広告、アドワーズのしくみを利用するので、料金は広告主がCPCかCPMを選べる。しかも、「click-to-play」ということで、ユーザーがクリックしなければ、ビデオ広告は始まらない。ユーザーオリエンテッドな広告フォーマットと言える。ブランド広告を考える立場からすれば、ビデオをプレイした回数で課金する料金体系があってもいいかと思ったが、そのような料金体系は存在しないようだ。
グーグルは、ブランド広告を展開するクライアントのためだけではなく、「ロングテール型」のクライアントにも利用しやすくすることで、ビデオ広告のクライアント幅が広がると説明している。米国ではビデオ広告のインベントリーが不足しており、ブランド広告クライアントもこのインベントリーに目をつけるだろう。CPMモデルのビデオ広告を扱うサイトは、グーグルの大インベントリーが気になる存在になりそうだ。そうはいっても、ビデオ広告のさらなる普及につながれば、オンライン広告業界としては、喜ばしいことではないだろうか。
ニューヨークタイムズの挑戦
ニューヨークタイムズのウェブサイトが今週月曜日に新デザインとなった。一番注目されている機能の「MY TIMES」は、まだデビューしていないが、今回のリニューアルは対ポータルやグーグルの第一歩と言われている。「MY TIMES」には、RSSリーダー機能が組み込まれるとしており、ニューヨークタイムズの好みの記事と必要なフィードを一つの画面で表示できるようにする。明らかにポータルのパーソナライズドページを意識した作りとなる。ポータルからトラフィックを集めるのでなく、自らがホームページになろうという考えだ。今までの新聞社の考えでは、他人のコンテンツを自社のサイトに表示することは考えられなかったので、思い切った選択と言えるだろう。
ニューヨークタイムズが新しいことを始める前には必ず大規模なユーザー調査があるという。有料サービス「Times Select」が始まる前にも、コンテンツ課金についての調査があったことがニュースレターで語られた。その調査が終わって1年以内に有料サービスが始まった。私も今年の2月に57問の大調査に、偶然あたったことがある。映像コンテンツについての調査で、広告についての設問も多く含まれていたことから、近いうちに映像コンテンツを含む商品が出てくると予想していた。今回のリニューアルになにげなく組み込まれている程度にとどまったが、この調査にあたると、次の商品が予想できることには違いない。頻繁にサイトチェックすることが大事となる。
新デザインに話を戻すと、ウェブユーザーには好評との調査結果が出たと言われる「MOST POPULAR」セクションが登場した。新聞をあまり読まないウェブユーザーはこのようなランキングを参考にしてニュースを見る人が増えていると聞いたことがある。このあたりは、アマゾン・ドット・コムのサービスを参考にしていると言ってもよい。そのうちに、各ニュース記事に「このニュースを読んでいるユーザーはこんな記事も読んでいます」というリンクが出てきても不思議ではない。「MOST POPULAR」での注目は「MOST BLOGGED」があること。ブログユーザーとの親和性が今後のニュースサイトの重要な鍵ということを見逃していない。
まだ開始していない「MY TIMES」は登録ユーザーが無料で使えるが、「Times Select」ユーザーのみが記事フィードにタグを付ける「MY FILE」機能も使えるようになる。これで「切り抜き」も不要となり、非常に便利だ。ソーシャルタギングとなり、SNS機能が加わってくると、「Web 2.0時代」の一大サービスの可能性を秘める。日経メディアラボが提案している「コックピット」 に近いサイトになりそうだ。
このサイトのリニューアルに関して、New York Magazineにおもしろい記事 が載っている。新聞の発刊を中止し、デジタルオンリーでビジネスを展開せよとの提案だ。今までどのパブリッシャーも実行しなかったグーグルへのアクセス権を絶つ案もありえるとしている。この記事は少し過激だと思うが、今回のリニューアル後の動きには注目したい。いずれにせよ、早く「MY TIMES」機能を使ってみたい気がする。
ハードディスクレコーダー対策CM
アイカワさんが触れているWSJの記事を読んでみました。
テレビコマーシャルを見せるためにどうすればよいかとの書き出しで始まり、この質問の答えは「Free food」としています。今回のキャンペーン、ハードディスクレコーダーで録画し、フレーム単位で再生しないと、無料クーポンの「隠れコード」が読めないと事前発表したようです。「24」を含む人気番組で流れることを発表したため、メディアが取り上げ、この効果が大きかったとのこと。250メディアに取り上げられ、中にはCM自体をニュースで放映したテレビ局もあったようです。これは広告費以上の価値ですね。
キャンペーン効果としは、約10万3千人がクーポンを利用。広告掲載期間中のサイトアクセスは、40%増の275万ページビュー。ブランド力もアップしたとのこと。
ただ、このアイデア、同じ手法を続けることは難しいと指摘しており、「1回ポッキリの賢いテレビ広告」と専門家の意見を紹介している。他にも、米国のDVR(デジタル・ビデオ・レコーダー)所有率の予測が8%から10%に上方修正されたことにも触れ、年内には18%になるとしている。
確かに、この広告手法、興味深いですが、すぐに飽きそうですね。「隠しフレーム」のお遊びはビデオテープ時代からもOVMであったような気がします。今後もテレビ広告はいろいろな工夫がなされると思いますが、最後はエンタテインメント性のある楽しい広告に戻るのではないでしょうか。「クリエイティブ・アゲイン」という言葉を「PDAアゲイン」などと「アゲイン・シリーズ」として、職場で議論したことがありますが、原点の楽しい広告が重要だと思いました。
参照:Wall Street Journal Online 「KFC Seems to Win Game of Chicken」 March, 20, 2006
ダブルクリック、フォーク買収
米国で「ダブルクリックのコンペティターは?」という問いに、一昨年あたり「フォーク」と回答した人が多かったことから注目していたが、また独占に近い形となってしまいそうだ。その頃から、オンライン広告業界のニュースレターに広告が出るようになり、ヨーロッパ市場から米国市場に殴り込みをかける強力なコンペティターになると思っていただけに、ちょっとビックリ。
今では知らない人も多くなっているかもしれないが、ダブルクリックはネット広告初期にネット・グラビティー社を買収し、広告配信技術市場をほぼ独占していた。現在、同社以外である程度名前がある広告配信技術となると、24/7 Real MediaのOpen Ad Stream、CheckM8などか。日本では、CCIがCheckM8と提携しているが、リッチメディア広告の配信に使っているのが主で、サイト内の広告配信システム的な使い方はしていないと思われる。
EPIC 2014とEPIC 2015の差異
別のブログでアップしていた話題ですが、アルファバージョンだったブログサービスの終了により、ネットから消えておりました。Speed Feed で「EPIC 2015」が紹介され 、元のエントリーにもリンクがあったようですので、こちらの差異も復活します。
「EPIC 2014」のアップデート版「EPIC 2015」のインパクトはあまりなかったものの、変更点を見ると、かなり興味深い内容となっています。
以下に概要を記しますが、削除したサービスのポイントはTiVoとeペーパーです。TiVoもeペーパーも「2015」の結論に関与していないために、関与するipodを追加したと思われます。
◇2014で削除された項目
99年:TiVo
03年:Blogger買収についての説明(「グーグルの計画は謎だったが、彼らがブロガーに興味を持ったのには理由がある。2003年は、ブログの年である」)
04年:eペーパー
株式公開後、GoogleのTiVo買収
07年:eペーパーが本物の紙よりも安くなる
14年:「新世代のフリーランス編集者が次々と生まれ、人々はEPICのコンテンツを選別し優先順位をつけるという能力を売るようになる。私たちのすべては多くの編集者を購読するようになる:EPICでは、彼らが選んだ記事を好きなように組み合わせることができる。最高の状態では、EPICは、見識のある読者に向けて編集された、より深く、より幅広く、より詳細にこだわった世界の要約といえる。」
「しかし、EPICは、私たちが求めたものであり、選んだものである。そして、その商業的な成功は、報道倫理のためのメディアと民主主義をめぐる議論が起こる前に実現した」
◇2015で追加された項目
04年:画像管理ツールのPicasa買収
株式公開後、Googleの衛星写真閲覧ソフトメーカー、Keyholeの買収
Googleは世界の図書館のデジタル化、インデックシングを開始
アップルのipodの普及がポッドキャストを奨励、パーソナルラジオの時代が来る。人々は自分の意見や自分が作った音楽を他人の音楽プレイヤーに放送できるようになった
05年:アップルはwifipod(無線LAN付きipod)をリリース。同機はカメラ付きのポータブルなメディアプレイヤーで、移動中にポッドキャストを送信、受信できる
08年:ニューヨークタイムズ・オンラインは有料モデルに変更。しかし、中身のコンテンツはGooglezonにオープンしたままである
10年:Googlezonとマイクロソフトは正面から戦いを開始。週ごとに、サービスを拡張していった
Googlezonのアルゴリズムの説明が詳細に – 特に我々の個人情報(ブログ、写真、買い物履歴、生活)と照らし合わせることを強調し、ニュースが今まで以上に「個人に関連したこと」になっているとしている
15年:元ニューヨークタイムズ・デジタルエディションのピンキー・ノンコーニィ氏が新しいジャーナリズムを発見。GPSで位置づけされている近所の放送(個人が発信している情報)を集め、フィルターして提供するようになる。この情報がローカル情報として注目され、やがて、多くの近所の人たちが参加するためにGPS付きのデータを送るようになる
