お芝居『南の島に雪が降る』戦後70周年特別企画
浅草公会堂
原作:加東大介
柳家花緑、大和悠河 川﨑麻世、松村雄基 他
2015年8月8日 昼の部
花緑さんがどんな風にお芝居するのかを楽しみに、観に行きました。
浅草公会堂からの景色も最高で、観劇三昧の日々を夢見てしまいます。
戦争を題材としているし、特に南方ニューギニアの島での兵士たちを描いているというので、凄惨なものやよくある感じを想像していたのですが、ダンスあり、笑いありの楽しい(と一概に言ってしまっていいのか分かりませんが)お芝居でした。
実際にあった出来事を元にしているらしいのですが、やはり、「戦争」という私たちには現実味がないものなので、リアルに感じられなくて、でも、本当にこのようなことがあったんだろうなという感慨だけはどこかに感じることができて。。。
主人公、花緑さんはぴったりだったように思います。
役者をしていた主人公が、従軍し南国の島で兵士の士気を高めるために演劇部隊を設立する。「役者」であるという魂みたいなものは、どこへ行っても変わらない、日本で待っている妻への愛情、芝居への思いといったことを、吐き出すようなお芝居で魅せてくれました。
主人公の妻と島の女性リリィの二役、大和悠河さんはさすがです。彼女のために作られたであろう場面や演出も盛り込んであって、ダンスや男装とかファンにはたまらないだろうなと思いました。着物姿も素敵で、やっぱり舞台映えするなぁと思いました。
何といっても、松村雄基さまはカッコイイ。若いころと全く変わらず、いやより一層かっこいい。もちろんお芝居もかっこいい。とにかくかっこいい。かっこいい。かっこいい。かっこいい。
(何度でも言おう。かっこいい)
お芝居の中での芝居は、ちょーっと長かったようにも思いますが、それが題材だから仕方ないか、、、
雪が降るところはやっぱり感動。でももっと良かったなぁと思ったのは、主人公が戦争から戻った後、やっぱりお芝居をしていて、その楽屋で島のことを思い出すところ。つい昨日のことのように思い出してしまう、それを、何度も妻へ話してしまう、何度も、何度も、「南国に雪を降らせたんだよ」と。戦争を実際に経験した、想像もできないような出来事を経験した、そういうことは忘れたくても忘れられないんだろうな、と思いました。


