私が初めて手首を切ろうとしたのは、確か中学3年生の時だった。
家庭科で、保育の授業があり"妊娠出産、新生児"の事などを学んでいた時に、"次の授業で母子手帳を持ってくるように"と先生に言われ、その日の夕方に私を育ててくれていた伯母に、"来週さ、家庭科の授業で母子手帳を持っていかなきゃいけないから"と言うと、"どこに置いたかな?探しておくわ"と伯母が返事をした。
1週間後、、、
"明日、家庭科の授業なんだけど、母子手帳見つかった?"と言うと、"まだ探してる"と答える伯母、、、
"この様子だと、明日は先生に「母子手帳見つかりませんでした」って言わなきゃ行けなくなるかも"っと私は心の中で思った。
次の日の朝、、、 母子手帳 がダイニングテーブルの上に置いてあった。伯母はもう仕事に出かけていて家にはいなかった。
表紙をめくると、父母の名前が書いてあるページが目に飛び込んできた。
そしてそこには聞いたこともない名前が父親欄に記載されていた。
何がなんだかサッパリわからない。
ただ1つだけハッキリした事は "私を育ててくれたお父さんは本当のお父さんじゃなかったんだ"って事。
その日の家庭科の授業の内容も覚えていない。
その日、学校に行ったのかも覚えていない。
ただただ伯母の帰りを待っていた事だけは覚えている。父親欄に記載されてる見知らぬ男性のことを聞くために、、、、、