個人的にはこんな政党あればいいなあ。

以下の項目にこんな回答をする政党。(質問はYahooみんなの政治より)

1.×(円安放任はよくない)、
2.○(当たり前です)、
3.○(競争力を高めることで新たな展望もみえてくる)、
4.○(そもそも必要なものは現場でしかわからない)、
5.△(まず無駄を削減してから)、
6.×(制度自体を変更しなきゃ存続は無理)、
7.△(同一労働の前提が不明*後述)、
8.△(やらないほうがいいが、やるなら強行採決ではなく国民合意の上でやる)、
9.○(沖縄県民にとってはより悪いが少し悪いレベルになった位の話ですが、やらないよりはまし)、
10.○(ただし、最終稼動期限を設けるべき)

1.金融緩和を継続すべきだ

メリット:
金利が下がることにより、金融機関からお金を借りやすくなります。
そして、国民や企業の購買や投資に対する意欲が高まり、社会に流通するお金の量が増えます。
その結果として、経済が活性化し、景気がよくなります。

デメリット:
インフレや円安が進み、原料や燃料の価格が上がり続けると、国民生活や企業活動が圧迫されることが予想されます。
また、国債の暴落などによって、経済の混乱や財政破綻につながる可能性が考えられます。

2.消費税を10%に引き上げる際は、生活必需品に軽減税率を導入すべきだ

メリット:
消費税を10%に増税すると、低所得者層の負担が大きくなり、生活の圧迫につながることが予想されます。
そこで、税率を低く抑えた軽減税率を食料品などの生活必需品に適用することで、消費者の負担を軽くすることができます。

デメリット:
軽減税率の導入により、税収が減少します。
また、減税対象の線引きが難しく、税の公平性という観点からみれば問題が生じます。
品目によって税率が異なるので、経理が複雑になり、小売店の事務が繁雑になる可能性があります。

3.国内農業を強化するため、農協改革を進めるべきだ

メリット:
規制緩和などを柱とする農協改革を進めると、地域の実情に合わせた農業が展開され、生産性の高い農業が育ちます。
また、企業の農業参入によって、国際社会における競争力を高めることができます。

デメリット:
生産資材の提供、販売、金融、共済事業を総合的に行ってきた農協のサポートがなくなると、農業者が農業に専念できる環境を維持できなくなり、農業者の所得の減少や生産供給が不安定になる可能性があります

4.地方自治体が使いみちを自由に決めることができる一括交付金を創設すべきだ

メリット:
使途が限定された国の補助金を廃止し、それを地方自治体が自由に使える一括交付金にすることで、地方の実情に合わせた政策を実施することができます。
ムダな事業がなくなり、地域活性化につながることが期待されます。

デメリット:
地方自治体の選択によって、これまで国が行ってきた政策の一部が実施されなくなり、全国的に一定の水準を維持できなくなる可能性があります。
また、国の関与が少なくなり、地方自治体によっては、財政が悪化する恐れがあります。

5.消費税は10%に引き上げるべきだ

メリット:
消費税は、広く物やサービスの消費に課税ができるので、景気にあまり左右されない安定的な財源です。
国民の負担は増えますが、増大する医療費や年金などの社会保障費を考えると、財政を健全化させる税源として期待できます。

デメリット:
消費税を引き上げることで、国民や企業が出費を控えるようになり、景気に悪影響を与えるとともに税収が減少する可能性があります。
また、低所得者層の負担が大きくなり、生活が苦しくなるという問題もあります。

6.最低保障年金制度を創設すべきだ

メリット:
すべての国民が少なくとも最低額の年金を受け取ることができるため、老後も安心して生活を送ることができます。
特に、年金を受給する資格がない無年金者や年金額の少ない低年金者にとっては、生活の下支えとなる制度です。

デメリット:
保険料を納めなくても年金を受給できるため、未納者をさらに増加させる可能性があります。
また、少子高齢化の加速によって、年金財政の圧迫が予測されている中、財源をどのように確保するかが大きな課題となっています。

7.非正規労働者の待遇を改善するため、同一労働同一賃金法を制定すべきだ

メリット:
同じ仕事内容であれば、非正規労働者も正規労働者と同じ水準の賃金を得られるため、雇用環境が改善され、格差の是正につながります。
また、能力に見合った待遇を受けることができるため、人材の流動化が進むようになります。

デメリット:
非正規労働者の賃金引き上げが必要となり、人件費の増大によって、企業経営が圧迫されることが予想されます。
また、正規労働者の賃金引き下げとともに、終身雇用や年功序列などの雇用制度が崩壊する可能性があります。

8.集団的自衛権の行使を可能にする法整備を進めるべきだ

メリット:
日本が攻撃を受けていない場合でも、同盟国が攻撃された際には、ともに戦う集団的自衛権の行使を可能にすることで、同盟国との関係が強化されます。
また、尖閣諸島など、隣国との領土問題を抱える日本にとっては、抑止力としても期待できます。

デメリット:
同盟国が攻撃された際には、武力行使を伴う活動に自衛隊が参加する必要が生じることが予想されます。
場合によっては、日本が望まない他国との戦争に巻きこまれたり、戦争やテロのターゲットとなる危険性もあります。

9.普天間飛行場は名護市辺野古に移設すべきだ

メリット:
普天間飛行場は、商業施設、学校や住宅が密集する場所にあり、騒音や事故の問題を抱えています。
普天間飛行場を名護市辺野古に移設すれば、市街地と基地を分離することができ、こうした問題が少なくなります。

デメリット:
11月の沖縄県知事選で、辺野古移設阻止を掲げた候補者が当選するなど、普天間基地移設は、県民の合意が得られていません。
県外移設を望む県民が多い状況で、移設を進めれば、大規模な反対運動が起こる可能性もあります。

10.政府が安全性を確認した原子力発電所は再稼働すべきだ

メリット:
東日本大震災以後、火力発電による電力供給を行った結果、燃料費コストが増加し、企業や家計の負担増となりました。
政府が安全性を確認した原子力発電所を再稼働すれば、電力を安価でかつ安定的に供給することができます。

デメリット:
東日本大震災で、福島第一原子力発電所は、想定をこえた地震と津波による被害を受けました。
政府が安全性を確認したとしても、その想定をこえる自然災害が発生すると、放射性物質の流出など、大事故が発生するリスクがあります。

そして、さらなる行革による無駄の排除、規制緩和、天下り禁止、特殊法人の見直し・廃止、仕分けされた予算の復活禁止、企業献金か政党助成金の廃止、議員活動費のガラス張り化、議員定数の削減、二重行政の排除なども大切ですね。

では、同一労働同一賃金について。

「同一労働同一賃金」という言葉を都合よく利用する人々(Blogos)

 「同一労働同一賃金」という言葉がある。
既に耳馴染みの言葉であり、良い意味での市民権を得た言葉でもあるが、どうも世の中には、未だにこの言葉の意味を正確に理解していない(考えていない)人が少なからずいるようなので、少し述べておこうと思う。

 「同一労働同一賃金」で真っ先にやり玉にあげられるのは、「正社員」と「アルバイト」との違いであり、「正社員であろうとアルバイトであろうと同じ仕事をしているのであれば同じ賃金にするべき」という意見がよく聞かれる。
 確かにこれは正しい意見である。
しかし残念ながら、「正社員」と「アルバイト」という立場をそのままにした状態では完全な同一労働同一賃金を実現することはできない。

 例えば、正社員の場合、給料以外にも賞与や退職金や企業年金など、その場の賃金にカウントされない副次的なプラスアルファが存在する。
こういったもの全てを考慮した上で同一労働同一賃金を実現するとなると、額面収入は正社員よりもアルバイトの方が高くなければ辻褄が合わないことになる。
つまり、正社員とアルバイトの額面的な給料を同じにしても同一労働同一賃金にはならないのである。

 「正社員」と「アルバイト」を同一労働同一賃金にするというのは、その計算自体が極めて複雑になるため、あまり現実的とは言えない。
先に述べた正社員の福利厚生と言っても、現代のような不安定な時代では、退職金や年金などというものも将来的に確実に受け取れるとは言えないような不確定要素なので、カウントすることが本当に正しいかどうかも判らない。正社員というのは時給ではなく月給(24時間×30日=720時間会社に拘束される)なので、時給換算するのは難しいという問題もある。

 ゆえに、「同一労働同一賃金」を実現するためには、「正社員」と「アルバイト」という立場の違いを無くす、それが前提条件になる。
その場合、まずは労働者全員を正社員にするか、労働者全員をアルバイトにするかという判断が要求される。

■「日本経済の破綻」or「ワークシェアリング」?

 しかし、現代日本において「労働者全員を正社員にする」というのは、「労働者全員を公務員にする」と言っているに等しく、もしこれが実現されるとなると、企業の求人数が激減することになるので、世の中には膨大な数の失業者が溢れることになる。
 逆に労働者全員をアルバイトにすれば、収入が減少する人は多くなるが失業者は大幅に減少するだろう。
 単純化して言えば、前者は「日本経済の破綻」を齎すが、後者は「ワークシェアリング」を齎すことになる。

 どちらの実現も現実的には不可能に近いが、前者を採用した場合、日本経済が破綻してしまうのだから、「同一労働同一賃金」どころか「無労働無賃金」になってしまう人が大勢出てくることになる。
 そうなると、「同一労働同一賃金」を実現するためには、後者を採るしか手段はないことになるが、この国では、なぜか「労働者全員の正社員化」と「同一労働同一賃金化」を同時に叫んでいる人々がいる。
 この2つが実現した社会とは、有職者と無職者との間に圧倒的な開きがある超格差社会となる可能性が極めて高い。
有職者(正社員)は「同一労働同一賃金」を目指せるが、無職者は「無労働無賃金」というような完全に二極化した社会になってしまう。
それは、仕事の有る者同士は同じ賃金に成り得ても、仕事の無い者同士も同じ賃金(無賃金)になるという倒錯した「同一労働同一賃金」社会を意味している。
「同一労働同一賃金」とは万人に仕事が有ってこそ活きる概念だということがスッポリと抜け落ちてしまっていることになる。

■「同一労働同一賃金」の本質は「平等 < 公平」

 常日頃、「格差は悪」と言っている人に限って、「労働者全員の正社員化」と「同一労働同一賃金化」を同時に叫んでいるというのは、とんだ皮肉である。
 そもそも、日本国内においての同一労働同一賃金論争とは、特権的に守られたかに見える正社員の優遇制(身分制)を批判したものであるのに、その同一労働同一賃金の実現のために正社員化をセットで謳うというのは明らかに矛盾している。

 結論として言えることは、アルバイトを正社員にすることのみを考え、正社員をアルバイトにすることは一切考えないというような甘えた思想の持ち主に「同一労働同一賃金」を語る資格はないということだ。

 以上、完全な同一労働同一賃金を実現するための方法論を皮肉を込めて書かせていただいたが、実際のところは、少し緩い同一労働同一賃金なら立場を変えずとも可能だと思われる。

 少し話がややこしくなるかもしれないが、同一労働同一賃金を真に求めている人々というのは、待遇の平等性を求めているのではなく、評価の公平性をこそ求めているのではないかと思う。
 同じ正社員でも大企業と中小企業では待遇が大きく違うわけだから、正社員になれば誰も彼もが待遇が良くなるというわけでもないので、そういった現実が見えている人からすれば、待遇よりも評価の方が重要視されるのは当然だろう。
「正社員」という身分に執着するのではなく、評価が同じ程度であればアルバイトでも構わないというリアリストは案外多いのではないかと思う。

(注記)本記事は日本国内に限定した「同一労働同一賃金」を述べたものであり、世界全体としての「同一労働同一賃金」は考慮していません。

さらにいえば、正社員にはアルバイト社員以上の仕事に対する責任感が要求されています。

その精神的なプレッシャーが多くの病気の引き金になっていることも考慮すれば、そもそも正社員の立場で同一労働同一賃金は割に合わないといえるでしょう。(そのプレッシャーが嫌でバイトになる人も多いようです)

まず正社員がすべき仕事とバイト(またはアウトソーシング)でまかなえる仕事をきちんと分けるべきで、そうなると同一労働同一賃金という概念自体が意味を成さなくなります。

そのためには会社の方針に係る仕事や頭を使う仕事は正社員が行い、指示された内容を実行に移すだけなのはバイトに任せることが必要です。

一方、大手居酒屋やファストフード、コンビニや衣料店舗の店長などの業務内容は、本部のマニュアル通りの行動が要求されているので、ほとんどバイトの延長で店長の仕事が勤まってしまうのも事実です。

とはいえ、店長(=正社員)ともなれば店舗のもろもろの管理業務や予算など付加業務があるので、やはり同一労働というには無理がありますよね。

言葉の定義をはっきりさせればさせるほど、無意味な論争に思えてくるのは私の思い違いでしょうか!?

とはいえ、以下のようなブラック企業はどんどん取り締まるべきです。

ユニクロの敗訴確定=「過酷労働」記事めぐり―最高裁
時事通信 12月10日(水)

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」の店長らは過酷な労働環境にあると本で書かれ名誉を傷つけられたとして、同社側が発行元の文芸春秋に出版差し止めや損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は9日付で、ユニクロ側の上告を受理しない決定をした。
「重要部分は真実と認められる」などとして訴えを退けた一、二審判決が確定した。
 一、二審判決によると、問題となったのは2011年出版の「ユニクロ帝国の光と影」など。
ユニクロの店長について、サービス残業で労働時間は月300時間を超え、会社側も黙認していると指摘した。
 

問題となっているのは、「ユニクロ帝国の光と影」(文春文庫)です。

ユニクロ側が二億二千万円の損害賠償で提訴、一審敗訴した問題の書
大型旗艦店を続々開き、世界に覇を唱えるユニクロ。
だが、その経営哲学は謎に包まれている。
創業者・柳井正の栄光と蹉跌とは――。

内容(「BOOK」データベースより):
総崩れの日本企業の中で唯一気を吐くユニクロ。
だがこれまで独自で柳井経営を調査したメディアはなかった―なぜ執行役員が次々と辞めていくのか?なぜ中国の協力工場について秘密にするのか?
グローバルな取材で炙り出す、本当の柳井正とユニクロ。
名誉毀損で本書を提訴したユニクロ側の一審判決、完敗を受けた新章を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より):
横田増生
1965年、福岡県生まれ。アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号。
93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、99年フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ついでに代表的なブックレヴューを。

投稿者 西山達弘 投稿日 2011/8/7
今や押しも押されぬ超優良企業のユニクロを築き上げた柳井正について、通常のマスコミレベルでは知られない実像を取材した本。
 また、ユニクロと比較される世界的企業ZARAへの取材を通じて、今後の方向性のヒントも探る。
彼の生い立ちから、ユニクロ商法の原点である小郡商事にはじまり、フリースブーム後の停滞からの復活までを描く。

圧倒的な利益率に代表されるプラスイメージの一方、本書ではマイナスイメージとして中途採用した執行役員が次々と辞めていく理由や、店長の厳しい労働条件、従業員への分厚いマニュアルと軍隊式の指導、中国の製造工場への厳しい価格と品質要求。などを現地への取材で明らかにしていく。

興味深いのは、柳井がライバルとしているZARAの決算書と比較して浮かび上がる高収益の要因である。
 それは、販売管理費中の人件費比率の低さである。
すなわち、正社員比率を低く抑えていることである。
 また、ユニクロと同様の大量の海外への見込み発注というビジネスモデルでのし上がってきたGAPの衰退と少量多品種生産で成長を続けるZARAを対比させることで、今後の方向性を示唆している。

ユニクロイコール柳井正であり、彼が築き上げたユニクロは、皮肉なことに現状のビジネスモデルを続けていく限り成長の限界を内包していることを明らかにしている。

優秀な商売人=素晴らしい経営者とはいえない代表格ですね。

では、12-11誕生の有名人です。
1948年谷村新司(シンガーソングライター,ミュージシャン(アリス/ヴォーカル))、1956年原由子(ミュージシャン(サザンオールスターズ/ヴォーカル・キーボード))、1958年宮崎美子(女優)、1975年黒谷友香(女優)。

おめでとう!

では、音楽の時間です。
オリエンタルテイスト満載です。
David Bowie China Girl
加納朋子、さすがのクオリティです。

一般職OL兼名探偵・陶子さんの周りで起こる、不思議な“事件"の数々。
月曜から日曜まで、丸の内の一週間は謎だらけ。爽やかでちょっとほろにがい、お仕事ミステリの傑作。

内容(「BOOK」データベースより):
いつもと同じ時間に来る電車、その同じ車両、同じつり革につかまり、一週間が始まるはずだった―。
丸の内に勤めるOL・片桐陶子は、通勤電車の中でリサーチ会社調査員・萩と知り合う。
やがて2人は、身近に起こる不思議な事件を解明する〈名探偵と助手〉というもう一つの顔を持つように…。
謎解きを通して、ほろ苦くも愛しい「普通」の毎日の輝きを描く連作短篇ミステリー。

内容(「MARC」データベースより):
「ジハード」よりもけなげで、「ショムニ」よりもリアル!?
正真正銘正統一般事務職OL片桐陶子くんの、ちょっと事件で、ほろ苦くて、でもあたたかなユーモアにつつまれた日々を描くおとぼけ連作ミステリ。

では、読者の感想文から。

加納ミステリーのベスト3。
投稿者 トーマの休日 投稿日 2009/1/16

本書は『ななつのこ』、『掌の中の小鳥』とともに加納ミステリーのベスト3の作品である。
OLの片桐陶子が探偵役、主にそのボーイフレンド(?)でリサーチ会社調査員の萩がワトソン役として身近な事件の謎を解き明かすという内容で、テキパキ優秀でスマートな陶子と、のん気というかノホホンとした萩とのやり取りが楽しい。

ただ、本書は概ね平均以上の作品が揃ってはいるものの、『ななつのこ』の「白いタンポポ」や『掌の中の小鳥』の「できない相談」のような、これぞ傑作、イチ押しという作品が本書にはなく、ミステリー作品としては少し落ちる。
また、「木曜日の迷子案内」での子供を置き去りにした母親の心情は理解はできるものの、近くでブラブラしたり昔なじみと食事やお茶を楽しんだりするなど、その行動はどうにも納得できない。
置き去りにした母親の心理としては、子供の行く末が気になって陰でそっと見守るか、逆にすぐにその場から遠去かろうとするかのいずれかのはずだと思う。

しかし、全体的に「読み物」としては作者の全作品中のNo.1ではないかと思う。
『ななつのこ』の駒子は女子大生で、まだまだ世間知らずであった。
だからこそ純粋に優しくいられたわけで、それが作品全体の優しさにつながっていたが、本書の陶子は社会に出てそれなりに世間にもまれ、苦い経験や辛い思いも飲み込みながらも、そうして人間として成長した分、作品全体に優しさだけでなくやるせなさせつなさを加え、深みを増している。

そんな本書の中で最も好きな作品は「火曜日の頭痛発熱」で、ただのOLと思っていた陶子が推理を披露し聞き手が唖然とする姿は、風采の上がらない金田一耕助が名探偵であると知らされた人々の驚きにも似て痛快である。
また、ラストの「日曜日の雨天決行」で、登場人物たちがソフトボールの試合で一同に会するのも楽しい。

私は、土曜と日曜のお話が好きです。

これ、テレビドラマにすれば面白いのにねえ。

片桐陶子役は武井咲、ワトソン役の萩は平山浩行で。

さて、12月14日投開票の選挙に向けて相変わらず候補者の名前を連呼するだけのうるさい騒音が迷惑千万ですが、今回の投票は各政党の小選挙区、比例区の他に最高裁の国民審査もあります。

テレビやメディアではいつも小さな扱いですが、選挙のどさくさにまぎれて信任させようという魂胆としか思えません。

信任するに足る絶対的な情報が不足しているのに、この儀式にどれだけ意味があるのでしょうか?

最高裁国民審査 沖縄密約、高江を判断 
2氏、県関連で判決
琉球新報 12月7日(日)

 衆院選と同じ14日に実施される最高裁裁判官の国民審査では、5人の裁判官が対象となる。
期日前投票は7日から始まる。
5人のうち、少なくとも2人は沖縄関連の大型裁判の判決に関わっている。
 今回審査を受けるのは、15人の裁判官のうち前回衆院選後に任命された5人。
告示順に鬼丸かおる氏(65)、木内道祥氏(66)、池上政幸氏(63)、山本庸幸氏(65)、山崎敏充氏(65)。
 鬼丸氏と山本氏はことし7月、元毎日新聞記者の西山太吉さんらが1972年の沖縄返還をめぐる密約文書の開示を求めた訴訟で、上告を棄却し原告側敗訴を確定させた。
行政機関が「存在しない」とする文書について、不開示を決定した時点で行政側が文書を持っていると立証する責任は請求者側が負うという判断を最高裁として初めて示した。
 また鬼丸氏はことし6月、第2小法廷の裁判長として、東村高江での米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設現場で反対運動を続ける住民に対し、沖縄防衛局が通行妨害禁止を求めた訴訟で、国から訴えられた住民の上告を棄却した。
山本氏も裁判官として関わった。
 沖縄関連ではないが昨年9月に、結婚していない男女間の子(婚外子)の遺産相続分を、法律上の夫婦の子の半分とする民法規定をめぐる裁判で「法の下の平等に反する」と初めて判断を示した大法廷決定には、山本氏、木内氏も関わった。
 昨年7月の参院選の投票価値不平等をめぐる「1票の格差訴訟」のことし11月の大法廷判決では、山本氏が「投票価値の平等は、他に優先する唯一かつ絶対的な基準として、あらゆる国政選挙において真っ先に守られなければならない」とする意見を述べている。

 国民審査では、罷免を求める「×」の票が有効数の過半数になると罷免される。
白票は全て信任票として扱われ、「×」以外は全て無効となる。
投票したくない人は票を係員に返せる。
過去22回の国民審査で罷免された例は1人もいない。

状況がわからず白票を投じて信任するくらいなら、あえて棄権(投票用紙を受け取らない)しましょう!

これで少なくとも、無責任な分母の数は減らせます。

では、次の話題です。

その道の第一人者の言葉には学べるものがあります。

将棋の天才の言葉です。

若手に負けぬための秘密の習慣
プレジデント 12月7日(日)羽生 善治氏

 衝撃の7大タイトル全制覇からすでに18年、変わらぬ強さで、棋界の「顔」であり続ける43歳。
その天才が「この先、重要視される能力」を磨くべく心がける、一見ありふれた習慣とは──? 

■「こうすればうまくいかない」と知っている

 勉強といっても、私たち棋士にとっては、実戦の中から得るものがやはり大きいですね。
新しいアイデアや発想のヒントを実戦から得て、それを日常の練習の中で掘り下げ、全体的な理解を深めていきます。

 着手を考える際も、40代半ばの今は、20代、30代の頃とは変わってきました。
最初に局面全体の方向性を大ざっぱに、感覚的にとらえて、そこから細かいところをロジックで詰めていくというプロセスじたいは以前とあまり変わりませんが、局面全体をとらえるところに力を傾ける比率が、以前に比べて上がっています。

 最初から細かいところにこだわって理詰めで追っていくと、効率が悪い。
指し手を読んでいって、この筋はだめだとわかったら、おおもとに立ち返るわけですが、それを繰り返していたのでは、時間と体力の消耗が大きいし、的外れなところにとらわれて考え込むこともあります。

 それよりも、最初の段階である程度「こういう方向性でいこう」とか「とりあえずはこの手で」というのを決め、ポイントを絞ってそこに集中する。
つまり「見切りをつける」ということですが、これまでの経験の積み重ねがあって、それができるようになったのだと自分では思っています。

 よく「経験知を活かす」といわれますが、それは経験してきたことが「そのまま活かせる」ということではないと思います。
世の中も、自分を取り巻く情勢も変わりますから。

 「経験知を活かす」とは、経験から得たさまざまな選択肢の中から、目の前にある問題やテーマに対して、何が一番いいアプローチの方法なのかを選んでいくことだと思います。

 勝負の世界では、ベストだと思う手法が通じるかどうかは、常に皆目わからないものなんです。
ただ、この場面でこのやり方は通じないとか、この手はあまりよくないだろう、という当たりはつきます。

 経験知が活きるのは、そういう場面での対処ではないでしょうか。
つまり「こうすればうまくいく」というより「これをやったらうまくいかない」ということを、いかにたくさん知っているかが大切であるような気がします。

 いろいろある選択肢の中から、何を捨てていくか。
取捨選択の捨てるほうを見極める目が、経験知で磨かれるのだと思うのです。

 たとえていえば、経験によって羅針盤の精度がだんだん上がっていくイメージですね。
自分の中に、正確な羅針盤はないのかもしれない。
けれど、無駄なことやだめだったこと、遠回りをした経験の積み重ねがあって、方向性を見誤ることが少なくなってくる。
こっちへいくより、あっちのほうがより確実ということが、経験知が上がるにつれて比例して上がっていくのだと感じています。

■未知の局面に出合ったときの対応力

 でも、実戦において経験知のある年配棋士が、若い世代の棋士に対して優位かというと、そうともいいきれません。
たとえば、20代の私と、40代の今の私が対局したとして、勝つ自信があるかといえば、それなりにいい勝負になるでしょうけれど(笑)、何ともいえません。

 若い人には体力も、記憶力もあり、勢いもありますし、冒険ができます。
経験知がないぶん、いわば「いいとこ取り」の戦術がとれるわけです。

 対して40代の私は、経験知があるぶん、いろいろな選択肢を持ってはいるのですが、それを対局の場でうまくまとめきれるかという問題が出てきます。

 ですから、経験知が活かせる局面に立てるか、あるいは経験知を活かせるような局面をつくり出せるかが勝敗のカギになります。

 もっとも、激しい社会の変化と同様に、将棋の世界も、本当に最先端のところではものすごい勢いで変化していて、そこをちゃんとフォローするだけでも、かなりの時間と労力を必要としています。

 新しい手が編み出されて、それが流行ったかと思うと、すぐに研究し尽くされてしまうという現象が、この15年ほどの間に目立つようになりました。
その背景には、やはり情報技術(IT)の発達があります。
私がプロになった頃は、棋譜は自分で手書きしていましたし、日本将棋連盟から棋譜をもらうときも、まだ青焼きのコピーでした。

 しかし、今は棋譜のデータベースがあるし、携帯やネットで中継も見られますから、昔はプロ棋士の間でだけ知られているような定跡は実戦の中でしか学べませんでしたが、今の若い棋士たちはプロになる以前にそれを身につけています。
「知って学ぶ」環境については、今のほうが圧倒的に恵まれているし、全体のレベルも格段に高くなっています。

 一方で、大量の情報に触れる機会が多いということは、自分の頭で考え、課題を解決していく時間が少なくなっていくことでもあるので、そこが少し気になります。
未知の局面に出合ったときの対応力は、今の若い棋士たちは先輩たちより少し下がっているような気がするのです。

これは将棋に限ったことではないかもしれません。
たとえば、車を高速道路で猛スピードで走らせると、視野が狭くなり、周りの景色がよく見えなくなりますね。

 ITにも似たところがあって、ものごとを素早く処理できますが、途中のプロセスが省かれて見えなくなります。
将棋が強くなっていくプロセスは、いかに考えずに指せる手を増やしていくかだといえますが、半面、考えずに省略してきた部分の中に新たな可能性があるということは当然といえば当然。
建築物が基礎から築かれていくように、どういうプロセスを経て結果が組み上がってきたのかを知るのはとても大切です。

 私たちはアナログで育った世代ですから、基礎や土台のつくり方を見ていますし、大変な労力と時間を使って自身でつくってきているわけです。
それはある意味で、私たちの世代の強みかもしれません。

 とすれば、今の自分がどういうプロセスでここにいるのかとか、過去の何が今の自分の成果につながっているのか、といったことを再検証してみるのも、今後の自分を考えるうえで有効な勉強の一つになるのではないでしょうか。

■コンピュータとプロ棋士の勝敗にあまり意味はない

 若手と40代の特質の違いとは別に、話題のコンピュータ将棋について触れましょう。
今年、電王戦でプロ棋士が負け越したことについてよく聞かれますが、勝敗そのものにはあまり意味はないと思っています。

 コンピュータ将棋は過去の膨大な棋譜をベースとしていて、1秒間に何百万回という計算力は人間には絶対真似できませんが、人間ならばまずこうは指さないという手をしばしば提示します。
それはいい換えれば、人間の思考の死角、盲点を突いているわけです。
そこを掘り下げることで新しいものが出てくることもあるでしょう。
実際、棋界ではすでにそれが起こっています。

 そもそも人間同士の対局が、コンピュータ将棋のような指し回しにならないのは、多分に心理的な要素が働いているからです。
コンピュータ将棋のように、その瞬間瞬間に対応しているのではなく、互いにこう指したいという大局的な意図が先にあるから、そこに駆け引きの妙味も生まれてくるわけです。

 しかし、通常の人間の心理から少し外れた将棋ソフトならこの局面をどう判断し、どんな手を繰り出すのか。
そうした突拍子もない一手を、人間的な思考プロセスで再現するにはどうしたらいいか――コンピュータ将棋はそういった“貴重な意見”を提示する存在として、今後の将棋界に影響を及ぼしていくでしょう。

■「羅針盤の利かない」状況にわざと身を置く

 40代は、自分がこれまで蓄積してきたことを、具現化していくのにとてもいい時期だと思います。

 よくいわれるのですが、私たちの世代が生きてきたこの20年から30年、社会はそれ以前の100年よりもはるかに大きな変化を遂げてきています。
そこにはある種の必然性があるのだと思いますが、今の延長上に何があるのか、何をしたいかを、自分の中でどう思い描いていくか。
それを問われるのがこの40代の時期だと思うのです。

 迷いもするし、きっぱりと割り切れないことも多い。
私の場合、いろんな仕事の依頼がきますが、どれに重きを置けばいいのかなと思い悩むときがあります。
本をたくさん書いたほうがいいのかな、とか、将棋をもうちょっと一生懸命やらなきゃいけないのかな(笑)とか。
でも、先行きを心配しても仕方がないという諦観もあります。
ただ、折々に判断を下すときに、私は人間が本来持っている「野性の勘」を大切にしたいと思っています。

 将棋では、過去に習い覚えたことがまったく役に立たない場面がしばしばあります。
羅針盤が利かない状態が起こるのです。
そうなると勘に頼るしかないのですが、世の中が便利になり、生活が快適になるほど、その勘は鈍っていくように思われます。
ですから、勘を磨く習慣やトレーニングが必要だと思います。
何をするかというと、「羅針盤の利かない」状況にわざと身を置くことです。

 それほど大げさなことではありません。
たとえば私は、初めて訪れる待ち合わせ場所などには、しばしば地図を持たずに行きます。
住所だけを頼りに、頑張って考えたり、人に聞いたりしてこっちかな、あの道だなと勘を働かせながら歩くのです。
昔はそうするのが必然でしたが、今はそういう機会は意識的につくらないとなかなかありませんね。

 過去の経験や土地勘のないところでも目指すポイントを見つけ出せる、新たな違うことを生み出せるこうした能力がこの先重要視されるのかもしれません。
ここは将棋がこの先どう変わっていくかについての一番のポイントだと思っていますが、将棋に限ったことではないかもしれませんね。

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羽生 善治
1970年、埼玉県所沢市生まれ。
85年、史上3人目の中学生棋士としてプロデビュー。
89年、初タイトル(竜王)獲得。
96年、王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、棋王、王座と併せて史上初の7冠獲得。
2012年、通算獲得タイトル数で歴代単独1位。
竜王を除く6大タイトル、NHK杯の計7つで永世称号の資格を持つ。
『40歳からの適応力』ほか著書多数。

特に「コンピュータとプロ棋士の勝敗にあまり意味はない」という言葉は目からウロコでした。

プロ棋士の負け越しが続くコンピュータとの対戦に、棋界の第一人者はどう考えているのか興味深かったのですが、なるほどの回答です。

とある将棋ソフトは羽生さんの指し手だけを入力して作ったらしいのですが、その結果羽生さん以上にはなれませんし、羽生さんでもありえません。

そこにあるのは、過去に指したプロ棋士達の軌跡があるだけです。

ただ、人間なら10分かかる読み筋を、コンピュータなら1秒で読みきってしまう差は大きく、森下9段はこのハンディを最小にするためには、プロ棋士の手元に盤駒を置いて指し手を検討できるようにすべき、と提言しています。

脳内将棋のスペックではとてもかなわないコンピュータとの対戦ですので、これもアリかもしれませんが、人間vsコンピュータというガチンコ勝負の面白さには欠けますね。

最後に12-9誕生日の有名人です。

1608年ジョン・ミルトン(英:詩人『失楽園』『復楽園』)、1916年カーク・ダグラス(米:俳優)、1933年ペギー葉山、1950年綾小路きみまろ(漫談家)、1953年ジョン・マルコヴィッチ (米:俳優)、1953年落合博満、1963年皇太子妃雅子殿下、1978年ISSA(辺土名一茶)(歌手(DA PUMP),俳優)。

おめでとうございます。

では、音楽の時間です。
ディスコ全盛時のヒット曲です。
Did It In A Minute - Hall & Oates
自民にかわる政党がないということでしょうか?

yahooみんなの政治「相性診断」で10項目の分野で回答すると、各政党とのマッチング率が出されます。

早速私も回答したところ、支持政党は「自民」「維新」「公明」「次世代」が同率40%とでましたが、どの政党も積極的な全面支持とはならないようですね。

そして「安倍政権の実績評価」での私のスコアは「53点」でした。(まあ、こんなものでしょうね)

簡単ですのでみなさんも、試してみて下さい~!

次の記事は、1票の格差ではなく1電車混雑の格差と呼ぶべき問題です。

初試算!朝の電車「激コミ区間」ランキング
東名阪で、朝に乗客が集中するのは?
梅原 淳 :鉄道ジャーナリスト
2014年11月08日

大都市圏の鉄道では宿命とも言える朝の通勤、通学ラッシュは、年々少しずつ緩和されてはいるものの、まだ厳しい状況にある。
国土交通省が2009(平成21)年度に実施した調査によると、全国で最も混雑の激しい路線とその区間は、JR東日本の総武線緩行電車の錦糸町駅から両国駅までであったという。
1日で最も混雑する朝の1時間(=最混雑1時間)の混雑率は202.9パーセントと、定員の2倍もの利用者が車両に詰め込まれていた計算となる。

利用者の側で通勤、通学ラッシュを避ける有効な手段と言えば時差通勤、通学だ。
しかし、懐疑的なまなざしを向ける人も多いことであろう。
「少々時間をずらして電車に乗ったところで大して混雑は変わらないのではないか」と。

朝の最混雑の1時間に、乗客が集中している路線は?

時差通勤、通学が有効かどうかを検証するため、最混雑1時間にどれだけの利用者が集中しているかの割合を示す集中率を調べてみた。
国土交通省は首都圏、中京圏、京阪神圏の3大都市交通圏の各通勤路線について、最混雑1時間の混雑率をはじめ、実際の通過人員、そして終日の混雑率、通過人員を公表している。
集中率は通過人員を最混雑1時間と終日とを用いて算出可能であり、高い路線ほど時差通勤、通学を行う効果は大きい。

今回のコラムでは、朝の最混雑1時間に120パーセント以上の混雑率を記録している路線を3大都市交通圏別に挙げ、集中率を求めてみた。

ちなみに、120パーセントの混雑率とはJR東日本の山手線の電車の場合、先頭車ならば147人(うち座席は43人)の定員に対して177人、中間の車両ならば162人(同54人)の定員に対して195人がそれぞれ乗車している状態をそれぞれ指す。
国土交通省は150パーセントの混雑率を「広げて楽に新聞を読める」と示しているが、実感としては混雑率120パーセントで、やっとこの状態であろう。

さて、大都市圏の鉄道では最混雑1時間に一体どれほどの利用者が集まるのであろうか。
列車が運転されている時間帯を朝5時から深夜0時までの19時間とすると、1時間は5.3パーセントに相当する。
最も高い混雑率は200パーセントであるから、集中率は5.3パーセントの2倍の10.6パーセントほどではないかという予想が成り立つ。

ところが実際にはさにあらず。
今回対象とした路線で最も集中率が低かったのはJR東日本山手線の15.9パーセントと、10.6パーセントの1.5倍に達する。
集中率の平均値は首都交通圏が26.4パーセント、中京交通圏が25.9パーセント、京阪神交通圏が25.3パーセントであった。
各交通圏とも朝の通勤、通学ラッシュ時に1日の利用者の4分の1が集中しているというのは驚くべき状況だ。

首都圏では、鶴見線や常磐線の区間で高い集中率

まずは、首都圏から見てみよう。

目を引くのは、JR東日本鶴見線の44.2パーセントという全国一の集中率である。
実に1日の利用者の半数近くが最混雑1時間に押し寄せていることを示す。

京浜工業地帯に敷かれている鶴見線の利用者の大多数は、沿線の企業で働く人たちである。
鶴見線では企業の始業時間に合わせ、7時30分から8時30分までの最混雑1時間に列車が14本(2014年11月現在は12本)も運転されているものの、日中の時間帯は1時間当たり3本にまで減らされ、朝のにぎわいがうそのように静まりかえってしまう。

集中率2位、3位を記録した常磐線の中距離電車、緩行電車も高い水準にある。
前者は上野駅と土浦・水戸両駅方面との間を結ぶ系統を、後者は東京地下鉄千代田線の代々木上原駅方面と我孫子・取手両駅方面とを結ぶ系統をそれぞれ指す。
ともに170パーセント台という最混雑1時間の混雑率、そして40パーセント前後の集中率という2つのデータから、時差通勤、通学を積極的に実践すべきであろう。

常磐線は鶴見線とは異なり、沿線に多数の住宅地が建ち並ぶという大都市圏でよく見られる形態の路線である。
こうした路線では通常、日中の時間帯にも買い物などの利用者が多数乗車するために集中率は下がるものだが、常磐線ではそうした傾向は見られない。

ただし、中距離電車と同じ線路を通り、主に上野駅と取手駅との間を結ぶ快速電車の集中率は28.5パーセントと低いから、日中になると中距離電車や緩行電車はこの快速電車によって肩代わりされていると言える。

なお、常磐線の中距離電車と快速電車の多くは、来る2015(平成27)年3月14日の時刻改正で上野東京ラインに乗り入れ、東海道線の品川駅を発着するという。
利便性が高まった結果、集中率はどのように推移するのであろうか。

集中率が20パーセント以下となると時差通勤、通学の効果は薄れていく。
通勤、通学ラッシュ時とそうでない時間帯との差が少なく、終日にわたって混雑が続いていると考えられるからだ。
東京都交通局三田線、東京地下鉄銀座線、JR東日本山手線内回りはまさにそうした路線である。
時差通勤、通学を行うことによってすし詰めの状態からは解放されるであろう。

だが、最混雑1時間を除いた終日の混雑率がそれぞれ56.4パーセント、68.7パーセント、69.8パーセントと高いことから、着席できるかどうかは定かではない。
先に挙げた山手線の電車の定員からもおわかりのとおり、通勤電車の定員には立席(たちせき)も含まれており、混雑率が30パーセント台前半にまで下がらなければ全員着席の状態とはならないのだ。

中京の混雑率首位は東山線

首都交通圏と比べると中京交通圏、京阪神交通圏の通勤、通学ラッシュは比較的穏やかである。
中京交通圏の場合、最混雑1時間の混雑率が最も高い路線は名古屋市交通局の東山線の147.9パーセントであり、三大交通圏中で最も低い。
その東山線の集中率は21.9パーセントと、中京交通圏の路線のなかで最少だ。
東山線の最混雑1時間を除いた終日の混雑率は65.0パーセントと群を抜いて高いことから、少々時間をずらして利用しても空いた列車にはなかなか遭遇できないであろう。

いっぽうで集中率1~3位を占めるJR東海の関西線、名古屋鉄道の瀬戸線、同津島線は時差通勤、通学の効果が高い路線だ。
最混雑1時間以外の時間帯に利用すれば比較的楽に移動できる。
特に2位の名古屋鉄道瀬戸線、3位の同津島線は最混雑1時間を除いた終日の混雑率がどちらも30パーセント以下で、着席できる可能性が高い。

他の2つの交通圏と比べて、京阪神交通圏の集中率は低めに推移している。
同交通圏で記録された集中率を見ると、最多は南海電気鉄道の高野線(こうやせん)の33.2パーセントと、最少はJR西日本関西線の緩行電車の17.0パーセント、平均は25.3パーセントと、いずれも三大交通圏のなかで最も低い数値を記録した。
時差通勤、通学や多様な勤務形態などが普及しているからと考えられる。

高野線や近鉄南大阪線は列車本数多く、混雑避けやすい

集中率1位の高野線、そして2位の近畿日本鉄道南大阪線とも最混雑時1時間以外の混雑率が30パーセント台前半であるから、時差通勤、通学は有効だ。
概して集中率の高い路線では日中ともなると輸送力を調整する目的で列車の運転本数が減らされる傾向にあるが、高野線や南大阪線では日中も列車が比較的多く運転されていて利用しやすい。
その意味でも最混雑1時間を避けて利用する価値は十二分にある。

いっぽう、集中率が最も低い関西線の緩行電車は珍しい特徴をもつ。
混雑率を見ると、最混雑1時間では130.6パーセントであるなか、最混雑1時間以外では38.6パーセントと大きく低下している。
首都交通圏や中京交通圏で見られたように、集中率の低い路線は終日を通して利用者が存在するため、最混雑時1時間以外の混雑率は高くなりがちである。
関西線の緩行電車の場合、集中率は低いにもかかわらず、時差通勤、通学も有効という一見矛盾した特徴を備えているのだ。

なぜこのような現象が生じるのであろうか。
輸送力が最混雑1時間には不足気味で、最混雑1時間以外では反対に過剰となっているからだと考えられる。
要は最混雑1時間では列車を増やせばよいのだが、同じ線路を行く快速電車との兼ね合いで難しい。
いっぽう、最混雑1時間以外では列車を間引こうにも、日中の運転間隔が現状の15分よりも広がるとあってJR西日本は決断できないようだ。

これだけの混雑だと、体の自由がききませんし、お互いにストレスが溜まります。

そして、朝晩の混雑時に見られるスケベ親爺の生態は大胆です。

自分が並んでいた列から、わざわざ長い列に移動するオヤジがたまにいますが、若い女性の後ろに並ぶのが目的だとすぐわかります。

心情的には、くさいオヤジ同士が体をくっつけあう図よりも、若い女性に挟まれたいという気持ちは理解できても、さすがに露骨に行動に移すことは良識がとがめます。

っていうか、これはもはや痴漢行為の1つなのではないでしょうか?

この混雑ではどうしようもないと諦めてしまうしかなさそうですが、問題だとわかっていて改善できないのはサービス業としてはやはり問題ですね。

では、おいしい話題です。

「丸亀」「はなまる」うどん2強に異変 
多店舗展開の壁とは
NEWS ポストセブン 12月7日(日)

 セルフサービスや立ち食いスタイルで、外食産業の一大勢力となっている低価格そば・うどんチェーン。
市場調査会社の富士経済調べによれば、その市場規模は約2397億円(2014年見込み)にも及んでいる。

 中でも、店舗数と売り上げ規模で他チェーンを圧倒しているのが、「丸亀製麺(運営:トリドール)」と「はなまるうどん(はなまる)」の“うどん2強”だ。

 先に市場を制したのは、はなまる。
2000年代に入り、讃岐うどんの全国的な人気にも乗って店舗数を増やしていく。
2003年には150店を超えたが、その後ブームは収束。
2006年には牛丼チェーン「吉野家」の連結子会社となった。
現在、330店で約230億円(2014年2月時点)の規模を誇る。

 一方、店内で製麺する「手作り」「できたて」の魅力を前面に押し出し、はなまるのシェアを奪ってきたのが丸亀だ。
国内1000店達成を目標に毎年100店舗以上のスピード出店を果たし、気が付けば781店舗。
売上高も708億5000万円(2014年3月期/丸亀製麺のみ)まで伸び、うどん専門店としては驚異的な拡大を図る。

 だが、ここにきて丸亀の勢いが止まりつつある。
体育会系タレントの武井壮を起用した新商品の「肉盛りうどん」や「タル鶏ぶっかけ」などが人気メニューとなっているものの、既存店の売り上げは苦戦ぎみ。
増え続けていた店舗数も年間計画で21店舗にとどまっている。

 その理由について同社は、<カニバリ(共食い減少)が起きているため、不採算店の閉鎖やコーヒー店(コナズ珈琲)など他業態に転換しているため>と説明しているが、外食ジャーナリストの中村芳平氏は、「1000店の壁を超えるのは、そう簡単なことではない」と話す。

「1000店体制ともなれば店のオペレーションを維持するのが大変になるうえ、人手不足の問題も出てくるでしょう。
居酒屋の庄屋グループだって800店ほどで落ちましたし、マクドナルドやサイゼリヤも1000店を超えるまでには頭打ちの苦境を味わっているのです」(中村氏)

 さらに、中村氏は「丸亀は以前ほど差別化が利かなくなってきたのではないか」と見ている。
「いま、はなまるは冷凍うどんを使って素早く提供する小型店を首都圏に多数出店して、勢いを吹き返しています。
冷凍麺といっても、うどんのコシや味に改良が加えられて生麺と変わらぬ品質を出せるレベルになってきましたし、貯蔵や流通コストの効率化も図れます。
製麺スペースを備えた丸亀のビジネスモデルが次第に“売り”にならなくなっているのです」(同前)

 2番手以下の競合チェーンの追い上げも激しくなる一方だ。

「郊外で『まいどおおきに食堂』などを展開するフジオフードシステムのセルフ式うどん店『麺乃庄つるまる饂飩』は、2013年に味を評価するテレビ番組で1位を獲得して認知度が急上昇している。

 また、グルメ杵屋の『麦まる』や、『東京チカラめし』が低迷した三光マーケティングの『楽釜製麺所』も健闘している。
セルフ式以外では、『山田うどん』のようにコアなファンがついている低価格チェーンの台頭も著しい。
うどん店のシェア争いは今後一層激しくなる」(飲食店コンサルタント)

 類似店舗が増えすぎて、うどん市場はすでに飽和状態になっている――との見方もある中、王者の丸亀製麺はこれ以上のスケールメリットを享受することができるか。
それを占う意味でも、麺類の需要が多い師走の戦いが注目される。

ただ、円安の影響で輸入小麦粉の値上げが避けられない情勢ですので、コスト管理の優劣も今後の各社の成長性に響きそうです。

最後に12-8誕生日の有名人です。

1925年サミー・デイヴィスJr. (米:歌手,俳優)、1947年長谷川恒男(登山家)、1953年キム・ベイシンガー (米:女優)、1963年川田利明(プロレス)、1973年稲垣吾郎(歌手,俳優(SMAP))、1984年TAKAHIRO(ミュージシャン(EXILE/ヴォーカル))。

おめでとうございます。

では、音楽の時間です。
この曲もかっこいいです。
Hall & Oates - Adult Education