こんばんわ、舞猫です。


本当は、今日のブログ更新はおやすみしようと思っていましたが、緊急で、お話したいことが出来ましたので、こうして投稿しました。



舞猫のTwitter上のFFの方がどれだけ覚えているかわかりませんが、舞猫は以前、とある芸能事務所のオーディションに、アーティスト志望として参加し、合格を頂いたことがあります。

その事務所から、来年4月から事務所に所属、もしくは養成学校に入学するための最終オーディションがあるというメールが届きました。

ありがたいことに、前回のオーディションの段階で、舞猫の実力と熱意を認めて頂けたというお話なわけですから、このメールが届いた時『ついにやってきた』と思いました。


中学時代に芽生えた、輝くステージへの憧れ。

その憧れを実現するために入部した吹奏楽部。

卒業してなお、夢に見るスポットライトの光。


そして今日、目の前に、新たなチャンスの扉が現れたのです。

その扉を開くことが出来れば、事務所所属であれ、養成学校入学であれ、夢の続きを追いかけることが許されるのです。



しかし、どうしたことか、舞猫はその扉に手をかけることが出来ずにいます。

怖気付いたわけではありません。ですが、前回のオーディションの合格通知を頂いた日から今日までの間に、舞猫はひとつ、気づいてしまったことがあるのです。

今まで、ずっと誰にも話してこなかったのですが、流石にこれ以上目を背け続けるわけにもいかなくなったので、こうしてブログにて話そうと思った次第です。



舞猫もクロも、それぞれダンスと歌が好きだ、という話を以前ブログでしました。歌もダンスも、舞猫達の人生を変えてくれたものでした。そういった互いの『好きなこと』が一種の共通点であり、そのこともあって、オーディションに参加を決めたと思っています。やってみたい、そう感じたから。輝きたい、そう思ったから。

好きなことで、誰かの人生を変えられる人間になるため、オーディションの参加を決めた――はずでした。

もちろん、その想いに嘘偽りは無く、人生を変えてくれた歌とダンスで、同じように誰かの人生を変えてあげたい。今でもそう思っています。


ですが、気づいてしまったのです。

舞猫が憧れていたのは、憧れてしまったのは、輝くステージでも、スポットライトでもありませんでした。

舞猫が目を輝かせて観ていたのは、歌い、踊り、笑顔でステージに立つアイドルだったのです。


始まりは、中学卒業前に観た『アイドルマスター』のアニメ。それがもう10年前の話です。

その10年間、アイマスに並んでラブライブシリーズと、2次元アイドルコンテンツと共に生きてきたと言っても過言ではありません。

アニメだけでなく、ライブにも参戦してきましたし、これからもする予定です。

その度に目にするアイドル達の、キャストの方々の輝きに心奪われてきました。嫌なことも、アイドル達の姿を見れば、すぐに吹き飛んでしまう。

だから舞猫も、そんなふうに輝き、人々の人生を変えられる存在になりたいと思ったのでしょう。

1回目のオーディション中にそう話したのも、そのことあってです。


しかし、ある日、友人の家で男性アイドルのライブ映像を観て愕然としました。

心がときめかない。揺さぶられない。今までのように、憧れを感じない。

同じアイドルなのに、ライブをやっているのに、どうしてもその感情が出てこないのです。

その数時間後に観たラブライブの配信ライブでは、そんなことは無く。


この瞬間、気づいてしまったのです。

舞猫がなりたいのは、ただのアーティストじゃない。今まで観てきたような声優アーティスト、それも『女性アイドル』という分類だったのではないか、と。


もちろん舞猫は男ですから、そんな夢は叶うわけがありません。叶うとすれば、一度人生を終わらせて、あるかもわからない輪廻転生に身を任せるしかない。

当たり前ですが、いくら人生がどん底だからと、そのためにわざわざ首を括るわけにもいきません。

しかし、どうしてそんな叶いもしない夢を抱いてしまったのか……舞猫には、ひとつだけ心当たりがありました。

それは、舞猫には『女の子の心』があるということ。

TwitterのFFの方なら知ってる方もいらっしゃると思いますが、舞猫は、いわゆる『男の子なら好きなもの』というのが、好みではありません。

例えば、戦隊モノや仮面ライダー、ウルトラマンなどの特撮。ロボットアニメなど、そういったものに興味を示さないのです。

逆に、可愛いものは大好きで、親が昔から持っていた少女漫画だったり、従兄妹が読んでいた雑誌を読んでいたりしましたし、ポケモンだって、かっこいいポケモンよりブイズばっかり愛でていたくらいですから、舞猫のなかでは、


心を掴むもの=かっこいいもの<可愛いもの


なのです。

自分自身、以前から産まれてくる性別を間違えたという風に思っていましたから、多分そうなのだろうと。

トランスジェンダーとは、多分ちょっと違うのだろうとは思います(自身は男の身体であり、心の性別も男だと自覚はある)が、それ故にわからないのです。

何故、女の子の心なんてものが、舞猫にあるのか。それが無くなったら、舞猫が今抱いている夢はどうなるのか、そして、その心は、今の舞猫の中でどうなっていくのか、全然わからないのです。


先日のLiella! 1stライブ福岡公演で、ステージ上で輝き、MCでわちゃわちゃと楽しそうに話すキャストの方々を観て、その想いは確信に変わりました。

舞猫がなりたかったのは、可愛らしく歌って踊る、アイドルだったようで。

でも、あの日口にした『誰かの人生を変えられる存在になりたい』という言葉。その気持ちは本物だと思っていて。

舞猫はもう、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいました。



そのオーディションは1月23日。

ちょうど、R3BIRTEのファンミーティング&ユニットライブ参戦の翌日です。

舞猫は、オーディションへの参加を迷っています。

舞猫の心を狂わせる要因となってしまったライブに参戦して、しかも疲れた状態で、オーディションに参加してどうなるのか。

仮にオーディションに参加したとして、叶わない夢を、仮初にもならない夢で上塗りしても後悔しないのか……答えが出せずにいます。

今まで考える度に、自分の心がわからなくなって、気持ち悪くて、何度も人生をやり直せたらと思ってきました。

踏み出すにしても、諦めるにしても、相当な勇気が必要で、舞猫にはその勇気が持てない。

それこそ、この人生がアニメだったら、いずれは良い結果に向かってくれるのだろうか、なんて考えてしまって。

立ち止まっても仕方がないのに、その場から動けないのです。


締切はおそらく年末まで。それまでに心の整理がつくのかはわかりませんが、どうか、どのような結果になろうとも、舞猫を応援して頂けたらと思います。


長々と、重い話を申し訳ありません。

次回からまた、明るく可笑しく、ブログの更新をしていきたいと思います。

それではまた。