先週17日の話ですが…
2016年の地震の際の楼門や拝殿の倒壊により
ニュースでも取り上げられていたので、
県外の方でもご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
全国に約450社ある阿蘇神社の総本社だそうです。
そんな阿蘇神社では、毎年この時期に
田作祭の一環として行われる「火振り神事」という
とても迫力あるお祭りがありまして、
今回初めて参加してきました。
◆田作祭(たづくりさい)とは↓
社家の祖先神の国龍神(年祢神ともいいます)の婚儀を表現した儀礼的な行事構成となっています。そのことで豊穣が約束されるといいます。
国龍神は神輿に乗り、7日間にわたり毎夜異なる社家宅に泊まります。そこでは朝夕に神事と神楽が行われ、国龍神と社家の家人が共に食事をします(宅祭)。
4日目の申の日には、妃神を迎える「御前迎え」がおこなわれます。神職は早朝から西方約10キロにある宮山地区に向い、樫の木で作った妃神のご神体(神木)を迎えて阿蘇神社までお供をします。
道中で嫁入り前の禊や化粧の儀を済ませ、夕刻に阿蘇神社に到着します。神社参道では住民が萱束に火をつけ振り回して歓迎する火振神事が行われ、その間に神婚の儀が行われます。
7日目の最終日は満願日であり、結婚した夫婦神の前で豊作を祈念し、神職が稲作の耕作過程を模擬的に演じる田遊び(田作神事)が行われます。
ー阿蘇神社HPより引用ー
つまり…神様の結婚をみんなでお祝いして、ついでに五穀豊穣もお願いしちゃおう!
…という感じでしょうか!?
そのお祝いのために行う火振神事。
萱束に火を着けてブンブン振り回すんですが、これをなんと一般の参加者もすることが出来るんです!
熊本県人としてこれは是非参加してみたい!とのことで、初めて行ってきたんです。
まずは開会セレモニーのあと、氏子さんによる回し方の説明。
実演!
容赦なく振り回す!!
萱束同士がぶつかるわ
振り回しすぎてどっかに飛んでいくわで、
みんなワーワーキャーキャーエキサイティング!(笑)
外国の方も沢山来られていて、グローバルなお祭りだなーと感じました。
すすだらけになりながらも、とても楽しいお祭りでした。
初めは「神聖な気持ちで挑まねばならぬ!」と意気込んでいましたが、
実際に火を持ったらそんな余裕は無く(笑)
周りを気にしつつ自分の身も案じながら振り回し…とてもスリル満点でした。
でもよく考えたら、神様の結婚のお祝い=おめでたいこと。
なので、この火振神事は余興とするならば、
神妙な気持ちでするよりも楽しんでやった方が
神様も喜ばれるのかなーと思ってみたり。
昔から代々伝えられているお祭りを継承し続けている地元の方々のお力があるからこそ、こうやって町内外どころか国外からも楽しみにやってこられる方がいる。
とても素敵なお祭りに参加する機会に恵まれて、
体験までさせていただいて、本当に嬉しかったです。
火振神事、ちょっとハマりそう(笑)
来年は3月24日に行われる予定だそうです。




