午前1時1年前、毎日が終電だった頃、家路につく午前1時の夜は、優しかった。静かで。甘やかな。湿り気のある日は、路地植えのラベンダーが香ることもあった。あと4時間もすればまた、雑踏に踏みつけにされるというのに。永遠の静寂を感じることができた。