【ダンスを通じて育つ子供達】
昨日は、近隣のダンススタジオさんたちが力を合わせて、開催している 震災復興チャリティーダンス発表会 を見に行きました。
第三回東日本大震災復興チャリティー~心一つにダンス!ダンス!!ダンス!!!~
2016年3月20日(日)君津市民文化ホール大ホールにて
10:30~会場 11:00開演(4部構成)
入場無料
なんと、出演者300人以上!19団体!
こんなに一度に違うダンススタジオの発表を見れることって、
なかなか無いので、市場調査も兼ねて。笑
ダンスの上手下手に関わらず、
「人の前に立ち、自分を表現する」という機会は
、人の成長にとっても良い刺激を与えてくれると思う。
自信につながるし、
表現するという、人間にとってとっても大切な部分を、
言葉では無い方法で学ぶことで、
垣根を越えて分かち合い、尊重しあう心が、生まれる。
人が表現を発する瞬間に敏感になるし、
マナーを学ぶのにも、とても良い機会だと思う。
人に敬意を持って行動すること、それがつまり、マナーというものだと思うから。
私は、言葉で人に想いを伝えるのが苦手だった。
だから、自分を表現できる何かピッタリの方法を探していたのかもしれないな~なんて、みんなの発表を見ながら思っていた。
言葉ではない、ノンバーバルな表現って、
回りくどいと感じる人もいるかもしれないけれど、
体で伝えて、体で感じる表現方法でもある。
こんなにダイレクトな表現もないんじゃないかと感じるの。
わけもわからず、鳥肌が立ったり、感動したり、
涙が出たり、怖かったり、悲しくなったり、
とっても楽しい気持ちになったり、
心が一つになっていく感じがしたり、びっくりしたり、、、、、
その全てを、体を通して表現し、体を通して体感してもらう。
ダンスは、リズムでもある。
音のリズムだけじゃない。
命のリズム。
心のリズム。
呼吸のリズム。
大気のリズム。
大地のリズム。
宇宙のリズム。
あらゆるもののリズムを体現することができる。
カラダひとつで、宇宙を作ることさえもできる。
踊らされている、、、というダンスは、だから見ていてつまらない。
振りをなぞっているだけのダンスも、しかり。
ダンスに込められた想いを、リズムを、体で体現している。
そういう本物のダンスを、踊る経験が、
どれほど豊かな人間性を作るだろうと想いをはせる。
ダンスの発表を横目に、くるくると客席で踊る娘を見ながら、
この子にも、私と踊る時間を、もう少し増やしていってもいいかな、なんて思う。
リトルキッズ、キッズと呼ばれる間に、体でリズムを踊る経験を、この子にもさせてあげたい。
気になる点が2点。
一つは、姿勢が悪い子供が目立つこと。
姿勢が悪子が多いな~。。。
とくに、猫背が、深刻。。。
ヒップホップダンスなんかでは、わざと背中を丸く姿勢を低くすることがある。
でもね、それでも、体を隅々まで使うのに、猫背で大丈夫なことって、一つもなくて、
ヒップホップも、上手い子はきちんと体が使えていて、猫背がきになる子なんていない。
これは、現代病なのかな??
みんな、小さな液晶を見すぎで、便利すぎで、動かなすぎで、歩かなすぎるのかもしれないし、靴の問題が、深刻なのかもしれない。
将来の人間の体の構造が変わりそうで、恐ろしかった。
美しい二足歩行の動物から、だんだん、歪んだ体の動物に、進化してしまうんじゃ無いかと、ちょっと想像してしまったよ。。。
みんな、ちゃんと歩いてる??
二つ目は、マナーの問題。
発表会だからといって、出演者が衣装をつけたまま客席に降りるのって、すごく違和感があった!
演目の最中に移動する人もすごく多くて、鑑賞のマナーや、出演者のマナーは、まだまだこれから、育てなければいけないことなのでは?と感じたよ。
これって、古いのかしら?
ヒップホップやストリートダンスと言われるようなジャンルのダンスには、もともとは観客と演者が渾然一体のカルチャーがある。
でも、そういう人たちも、発表の場のホールで同じことはしない。
バトルであれば別だろうけど。
衣装のまま客席に降りるのは、見ているお客さんも気になるけれど、舞台で目立つように工夫されている服だから、踊っている人の迷惑にしかならない!!
舞台上の進行にとって、邪魔なのよ!!!
せめて、上着を羽織るとか、派手さを抑える努力くらいは必要だと思うの。
それを、大人がやってしまったら、子供は真似する以外の道をとるだろうか?
そういうところが、気持ちよく出来ているスタジオの発表は、やっぱり気持ち良いもんだと思う。
ババくさいけど、そういうところ、とっても気になっちゃう。。。
人の発表はどうでもいいのか??
見たいのは、自分の気持ち、見たいと思っている人たちの邪魔になるなら、迷惑だよね。
出演者にも、マナーがあるんだよ。
それを徹底しない限り、観客へ鑑賞マナーを守ってもらうなんて、できなんだよ。
あああ、大学助手時代の全国ダンスコンクールが、卒業公演が、、、、走馬灯のように流れる~・・・あの時、大変な想いをしたけど、そのおかげで、どこのホールも、小さく見える。出演者が300人いようが、まとめられる気がしてくる。
嬉しいやな、笑。