3年ほど前、とある官公庁の外郭団体でパートをしていたときのこと。
「うつ病なんてのはね。あれはズルい病気よ」
と言う上司がおりました(男性です)。
かーちゃんは、我が身の病気を伏せておりましたから、スッとぼけて、
「え?そーなんですかぁ?」
と、何も知らない女を装い、かわいく(?)返してあげました。
「あれはね、みんなうま~く都合よくやってんのよ。医者に都合のいい診断書書いてもらって、自分に良いように良いように、職場に取り計らってもらうのよ。ちょっとめんどくさくなれば、簡単に休めるしね。僕は、担当医(おそらく産業医でしょうね)に聞いてるから知ってるんだよ。」
・・・・・![]()
![]()
一瞬、罵倒してやりたい気持ちに駆られましたが、かーちゃんは女優![]()
![]()
「そんな悪いことする人がいるんですか。そんなことじゃ、ホントのホントに具合の悪い人が、ズルい人達のせいで理解してもらいにくくなりますね、気の毒です」
とだけ、さも驚いたような顔をして言っておきました。
官公庁の世界ですから、病休も、配置替えについても、きっと配慮してもらいやすいのだと思います。
うつ病というのは、健常な人から見たら、実にワガママな症状が多いですから、病状によって、職場で配慮してもらえば、たしかに「ホントに病気なのかよ?」と冷たい視線を浴びることもあるでしょう。
自分が罹患したからわかることですが、
「こんなの病気のせいじゃない、弱い自分、怠け者の自分が悪いんだ」
と、一番責めて苦しんでいるのはうつ病本人なのですが、なかなか周りにはわかりません。
とーちゃんのように、わかる人の方が珍しいでしょうね

この上司も、例外ではなく、うつ病の人間の苦しさは理解できなかったのでしょう。
しかも、問題はこの会話に登場する「産業医」。
本当に、「うつ病患者はズルい」と言ったのかは定かではありませんが、うつ病患者の上司にあたる人物に、間違った認識を与えたことは確かです。
かなり嫌なお医者さんです![]()
![]()
話がそれましたが、こんな偏見や理解のない言葉に出会うことは、長年うつ病を患っていると、よくあります

最初の頃は、その言葉が直球で心に突き刺さって、泣いたり恨んだり、そりゃあもう消化するのが大変でした

今でも、ツラい言葉に変わりはありませんが、消化することをしなくなったように思います。
つまり、「受け入れる」とか「我慢する」とか「気にしない」などというやせ我慢の消化はせずに、そもそも聞かなかったことにするのです![]()
![]()
「またぁ・・・出たよ、うつ病理解なしの、デリカシーなし発言
」
とイラッとするのは一瞬。
「あ、今の聞かなかったことにしよう」
と、すぐ自己暗示をかけます。
これができるようになるには、ちょっと時間が必要になるとは思いますが、
「嫌なことには耳を塞ぐ」というワガママ人間になるのではなく、
「到底納得できないことには聞く耳持たない」
というスタンスをとれれば、社会生活を送るのも怖くなくなるように思います

うつ病は、周囲に理解してもらいにくい病気ですから、
「少しくらいわかってよ!」とか
「なんてひどいこと言うの!」とか
「あなたもなってみたらいいのよ!」などと
わかってもらいたい思いで苦しんで、その苦しみや傷が癒えるのを待つよりも、そもそも何も聞かなかった、と思うようにする方が、実は早くて簡単ですよ

ランキングに参加しています♪
よろしければ「ポチッ」とお願いいたします↓![]()
にほんブログ村