今日は主人が自転車で出掛けて行きました。


100km走るのだそうです。
おめでたいですね。


いいお天気なので
こんがり日焼けして帰って来るのでしょう。


画像を貰いました。




最近は私もレッスンに自転車で行くので、
お稽古前にちょうどいいウォームアップができています。


1時間自転車を漕ぎ、
スタジオに着いた直後はヘトヘトの一歩手前の 


ヘトヘ


くらいにはなっていて、


どこかでひと休み、お茶でもしてから
踊るというのが理想のパターンです。


先週のレッスン前の事。


お教室近くのカフェ駐車場で
息切れしながら自転車にチェーンロックを巻き付けた私は、


入り口前の階段を膝を震わせながら昇りはじめました。


階段の先には、親子連れが歩いていました。


まだスタスタ歩けないくらい小さな男の子と、彼の手を引くお母さん


そして階段を昇り切った所に
5,6歳くらいの女の子が居て


後から来る2人を振り返って見守っている形でした。


この女の子は私の存在に気づくと、
にっこり笑いかけてくれました。


もちろん、大人の私もにっこり返しは忘れません。


ちょっと出遅れたけど。
 

すごいなー、
私があの年頃の頃は大人から笑いかけられても意味がわからずポカンとしてたけどなー、


なんて感心しつつ


女の子と私の間には


この場に居る誰よりも一生懸命だけど
いちばん歩みの遅い男の子。


と、そのお母さん。 


自転車用のクリートが付いた靴で階段を昇るこちらの速度もまあまあ遅いので、


まさか追い付く事はなかろうと思いながら進んでみる。


彼らを追い越して私が先にお店に入ってしまっては
さすがに大人気ないよな!


早く座りたいけど、
この2人を急かすような事は
決してしないわ、大人だからさ!


と考えまして、


努めて遅く進みました。


それでも2歳か3歳の遅さには敵いません。思ったより、遅かった。


男の子たちが扉の前の最後の段差に挑戦しているところへ
とうとう私の不審な足音が追いついてしまいました。


するとお姉ちゃん、弟ちゃんとお母さまを右手で制して


左手でお店のドアを引きながら、私に向かって



「どうぞ」


って、またにっこり笑って言ってくれたんです。


何という事でしょう。


その澄んだ瞳は、私の横入りしたい願望を明らかに見透かしていました。


やだ、お恥ずかしい!


しかも、そこでようやく私の存在に気づいたお母さんと弟ちゃんが


驚いて飛び退きながら
「すいません」を6回くらい唱えてくださったりして、、、


どうしよう!こんなに気を遣わせてしまって!


慌てた私は、


「いいえ、大丈夫っす!
順番なんで、後から入ります!」


って爽やか体育会系を装って遠慮するのがやっとでした。


家に帰ってから


「5,6歳でも分かってる子は分かってるんだねー。」


と、この女の子の話を主人にしたところ


「はしこい子やな」


とコメントをくれました。


機転が利く、すばしこいという意味だそうです。


1度も言われたことがなかったので、
検索しないと意味が掴めなかったし。


あの子がチコちゃんかしら?