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「自分が面白いと思うものをやってきた結果、たまたまそれがコンテンポラリーと
呼ばれているだけですから」
ヤザキさんのワークショップは確かこんな言葉で始まりました。構えずに、堅苦し
く考えずに、しなやかな感性で臨んでほしい。ヤザキ作品にも通じているなあと思
い、最初からわくわくしました。
この日の参加者は19人、コンテンポラリーの経験はない人もかなりいます。動き
はそれほど複雑ではなく、手や足、胸、指先を丁寧に動かしていきます。軽い運動
のようですが、皆さんの額にいつのまにか汗が吹き出しているのが見てとれます。
「水槽になったつもりで自分の中にウナギが一匹いると思って動いて下さい」。思
わず笑ってしまいましたが、中盤に差し掛かるにつれて指示がどんどん具体的にな
っていきます。それでも参加者の皆さんの笑顔は絶えることはありません。
表現的になっているなあと感じたのは、ステップの練習を終えた後。人の間をすり
抜けながら全員が中央に向かって動いていく場面があったのですが、これが外から
見ると見事に作品のように見えてきました。
当初からの細かな動きは結果的にここにつながっていくのかと、ここでも納得。小
さな動きがいつの間にか積み重なって、表現の一部へと変化していく。初めてコン
テンポラリーに触れる人もきっとその世界に引き込まれたと思います。
参加者の誰かがWS後に「身体の内側から熱くなるのを感じた」と感想を話していま
したが、まさにその表現が当てはまると思いました。
翌日にはコラボ作品でリハーサルに参加して下さったインストラクターの方々もWS
に加わっていただいたそうです。どこか響く部分があったんだと話を聞いてうれし
く思いました。
私自身もヤザキさんが面白いと思うものに少し触れられた気がして、そう快な気分
を味わうことができました。
マネージャー